日本国内では8日、新たに「1885人」の感染者の発表がありました。感染者の累計は、観光船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員の(712人)を含めて76万6316人になっています。
死者は、大阪府で25人、北海道で19人、東京都で10人、兵庫県で9人、愛知県で7人、神奈川県で5人、埼玉県で4人、大分県で3人、京都府で2人、福岡県で2人、長野県で2人、静岡県で2人、千葉県で1人、富山県で1人、山口県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、愛媛県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人、鹿児島県で1人、など計「99人」の報告があり、死者数の累計は1万3772人となりました。
兵庫県では、新たに「68人」の感染者が確認された発表しています。累計感染者者は4万0293人となっています。
また新たな死亡確認は、県所管(36市町)分で「2人」、神戸市で「5人」、西宮市で「2人」の計「9人」となり、県内の累計死者数は1237人になりました。
発表自治体別の新規感染者は、神戸市「24人」、姫路市「5人」、尼崎市「5人」、西宮市「12人」、明石市「2人」、県所管分として「20人」でした。
8日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、エネルギー需要回復への楽観的な見方を背景に買われ、反発しています。
米国産標準油種WTIは、前日比0.82ドル(1.18%)高の1バレル=70.05ドルと節目となる70ドルを回復し、2018年10月中旬以来約2年8カ月ぶりの高値で取引を終了しています。また、北海ブレント原油先物の清算値は0.73ドル(1%)高の1バレル=72.22ドルと、2019年5月以来の高値を付けています。
<ブリンケン>米国務長官の発言を受け、イランによる追加供給は早期に実現しないという見方が広がり、米欧で経済活動規制を緩和する動きが広がる中、需要回復への期待が相場を支えました。
<ブリンケン>長官は米上院委員会の公聴会で、イランと米国が核合意に復帰したとしても、「イランが行動を変えない限り、トランプ前政権が導入した制裁を含む数百に上る対イラン制裁は維持される」と明言しています。
8日のニューヨーク株式市場は、全体の方向性を決める新規の材料に乏しく、もみ合いで始まっています。終値は、前日比30ドル42セント(0.088%)安の3万4599ドル82セントで取引を終えています。
ダウ平均株価は(5月7日)に付けた過去最高値「3万4777ドル76セント」に迫っており、高値警戒感から売りが出ています。ただ、米経済の回復に着目した買いも入り、午後は前日終値を挟んでもみ合う展開でした。
8日朝の債券市場で米長期金利は一時(1.51%)を付け、1カ月ぶりの水準に低下しています。景気回復の加速に伴うインフレへの懸念が和らいだことから、下げ幅は限られました。
ただ、米経済への楽観的な見方は続いているようです。米労働省が発表した4月の雇用動態調査では、非農業部門の求人件数は928万6000件と過去最高を更新しています。新型コロナウイルスのワクチン普及による経済活動の正常化で企業の求人が急増しており、労働市場の改善を裏付けています。
8日18:00、観客数8546人の札幌ドームで行われました対日本ハム戦は、阪神が「3-2」で辛勝しました。
阪神が「2-2」の接戦でしたが、9回に代打<原口文仁>が決勝タイムリーを放ち、連敗を「2」で止めています。
阪神は初回に敵失絡みで2点を先制してからゼロ行進。8回終了時点でわずか2安打と、苦しい試合展開でしたが、「2-2」の同点で迎えた9回、相手守護神<杉浦稔大>と対峙すると、イニング先頭の6番・指名打者<サンズ>が右中間フェンス直撃の二塁打で好機を迎えます。続く代打<坂本誠志郎>が犠打失敗、8番<北條史也>も空振り三振に倒れ二死となったものの、9番<梅野隆太郎>に送られた代打<原口文仁>が、変化球を振り抜き、この一打が前進守備を敷いていた左翼手を越える値千金の決勝打となりました。
4月20日の巨人戦以来、7試合ぶりの勝利を目指した先発の<西勇輝>は6回途中103球7安打4奪三振3四死球2失点(自責点2)で降板し、8回表をゼロに抑えた4番手<馬場皐輔>に今季2勝目(0敗5ホールド)が付いています。9回は守護神<スアレス>が160キロ越えの直球を連投、リーグ2位の広島<栗林良吏>に7差をつける今季18セーブ目(1勝0敗)で4時間12分の試合を締めています。
北極圏の永久凍土で2万4000年の間眠っていた水辺に生息する微小生物「ヒルガタワムシ」を生き返らせることに成功したとして、ロシアの研究チームが7日の学術誌『カレントバイオロジー』に論文を発表しています。
「多細胞動物は代謝がほぼ停止したクリプトビオシス状態で何万年も耐えられることが、これで実証された」と研究チームは説明しています。
これまでの研究では、ワムシは凍結状態で最大10年間生き延びられることが実証されていました。今回の研究では、放射性炭素年代測定法を使って測定した結果、永久凍土から回収したのは2万4000年前の「ヒルガタワムシ」だったことが判明しています。
ワムシの仲間が全て凍った状態で生き延びられるわけではない。しかし「ヒルガタワムシ」の場合は、極端な低温をさえぎって細胞や器官を守る仕組みを備えていることが、今回の研究で示されています。
古代の生物が凍土からよみがえったという研究はこれまでにもありました。シベリア北東部では、3万年以上前の堆積層から回収された線虫と呼ばれる単純な線形動物が蘇生されています。
米国務省は8日、各国の渡航情報のうち、5月24日より日本の危険度を最も高いレベル4の「渡航してはならない」にしていましたが、レベル3の「渡航を再考せよ」に引き下げています。
今回は、日本やメキシコを含む数十カ国がレベル4からレベル3に引き下げられています。
渡航情報は、新型コロナウイルスの感染状況などに基づいています。集団接種が煤bbでいる状況を反映しているのでしょうか。
米商務省が8日発表した4月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノの輸出は前月比1.1%増の1452億8800万ドルと、単月で過去最大となっています。世界的な新型コロナウイルスワクチンの普及で経済活動の正常化が進んでいるようです。
輸出は、最大を記録した食品・飲料、産業用資材がけん引。輸入は1.9%減の2319億6800万ドルでした。
モノとサービスを合わせた全体の貿易赤字は前月比8.2%減の約689億ドルと4カ月ぶりに縮小しています。
4月の国・地域別のモノの赤字幅(通関ベース、季節調整前)は対中国が首位。メキシコ、ベトナムと続き、日本は4位となっています。
対中赤字は前月比6.7%減の258億3000万ドル、対日赤字は3.5%増の60億9900万ドル。半導体供給をめぐり関係を深める台湾からの輸入は過去最大でした。
政府は8日の閣議で、東京五輪・パラリンピックで来日する海外要人への接遇経費として、2021年度予算に約43億6000万円を計上しているとする答弁書を決定しています。立憲民主党の<岡本充功>衆院議員の質問主意書に答えています。
要人接遇関係経費43.6億円には、<菅義偉>首相主催の「晩さん会」や空港の赤じゅうたん費用が含まれているとされています。
7日の予算委員会の質疑の中で、要人には24時間運転手つきのレクサスが1700台揃えているとの答弁に呆れていました。
新型コロナウイルスの感染対策に関し、<岡本充功>氏は国際オリンピック委員会(IOC)関係者が入国する際の隔離期間についての質問には、答弁書は「入国後14日間の待機を原則としつつ、大会の運営に支障がある場合には一定の条件の下、活動を認める」と説明しています。
『ゲティ家の身代金』 (2017年)・ 『荒野にて』(2017年)で注目を集めた若手俳優<チャーリー・プラマー>主演のサスペンススリラー『クローブヒッチ・キラー』が、2021年6月11日より全国で公開されます。
信仰を重んじる小さな町で貧しくも幸せな家庭に暮らす16歳の少年「タイラー」は、ある日、ボーイスカウトの団長も務め、町でも信頼の厚い父親「ドン」の小屋に忍び込み、猟奇的なポルノや不穏なポラロイド写真を見つけてしまいます。不審に思った「タイラー」が調査を進めていく中で、父親が10年前に起きた未解決事件「巻き結び(クローブヒッチ)連続殺人事件」の犯人ではないかとの疑念を深めていきます。「タイラー」は同じく事件を追う少女「カッシ」に協力を求め、真相を究明しようとします。
<チャーリー・プラマー>が「タイラー」役で出演。『ザ・シークレット・サービス』の<ディラン・マクダーモット>が、父親「ドン」に扮し、その妻で「タイラー」の母親を『ブロークン・アロー』(1996年・監督:ジョン・ウー )の<サマンサ・マシス>、「タイラー」の相棒となる「カッシ」を,『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の<マディセン・ベイティ>が演じ、監督は、<ダンカン・スキルズ>が務めています。
本書『鏡の背面』は、2018年7月に集英社より刊行され、2019年「吉岡英治文学賞」を受賞した作品で、2021年5月25日に文庫本(1188円)として発行されています全一巻650ページの大作です。
同年代の作家ということもあり、『アクアリウム』をはじめ、『仮想儀礼』など実に緻密な構成で、背景に潜む社会問題、人間心理の描写に優れていますので、楽しみな作家の一人です。
本書も分厚い文庫本として、楽しみの時間が持続するかなと読み始めたのですが、いまひとつ着地点がはっきりしないまま読み終えました。
薬物やDVDや性暴力によって心的外傷を負った女性たちの施設「新アグネス寮」で発生した火災で、「先生」と呼ばれる「小野尚子」は2階に取り残された薬物中毒の女性「瀬沼はるか」と赤ん坊「愛結」を助けるためにスタッフの「榊原久乃」共に笑止してしまいます。スタッフがあまりに献身的な聖母と慕われた「小野尚子」にふさわしい最期を悼むなか、警察から遺体は「小野尚子」ではなく、連続殺人犯と疑われた「半田明美」だったとの衝撃の事実が告げられます。
10年ほど「新アグネス寮」にスタッフとして勤めていた「中富優紀」は、過去に「小野尚子」を取材したことのあるライター「山崎知佳」とともに、おそらく入れ替わったであろう20年前のすべての始まり、「1994年」に何が起こったのかを調べ始め、かつて連続殺人犯として「半田明美」を追っていたゴシップ記者「長嶋剛」にたどり着きます。
人間的に癖のある「長嶋」ですが、記者としてはすぐれており、彼の資料を基に「山崎」は、「小野」と「半田」の接点を求めてボランティアとして出向いていたフィリピンの教会まで出向き、「なりすまし」の真実を追い求めていきます。
老舗出版社の社長令嬢、さる皇族の后候補となったこともある優しく、高潔な「小野尚子」と連続殺人犯の希代の毒婦「半田明美」がなぜ「聖母」とまで言われる身代わりを20年間も演じ続けていたのかとの関係を追い求めるサスペンスが展開されていきます。
「半田明美」の誕生年著者と同じ昭和30年に設定しているだけに、事件の背景や社会情勢がリアルに描写されている印象でした。
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