東山商店街の南突きあたりに位置し、多くの店舗で賑わっていました某「市場ビル」は、再開発ビルとして1970(昭和45)年の竣工でした。
冷暖房完備で、エスカレーター付きと時代の先端の施設がありましたが、今では空き店舗ばかりが目立ちます。
そのビルの地階にある【**軒】さんですが、町の食堂らしく中華と洋食のメニューが並んでいました。
野暮用で出向き、初めて入って見ました。
「中華丼」(600円)ならスープが付き、おそらく「ラーメンスープ」と兼用で、鶏ガラ出汁の具合と醤油のバランスが一度に確かめられ、お店の実力も分かるだろと考えての注文です。
んん~、「中華丼」と「スープ」、とても悲しい味付けでした。
ここまで見事に外されてしまいますと、もう笑うしかありません。
メニュー全体の価格も安くはないだけに、よくぞ営業が出来ているものだと、逆に感心してしまいます。
業務用の製品として、大きなビニール袋に詰め込まれた「ごぼう」ですが、どうしても最後は分量的にぴったりとは終わりません。
今回も商品として出すには分量が多くなり、余りの「ごぼう」がサービス品として出してもらえました。
サクサクとした歯ごたえが楽しめます<ごぼうのから揚げ>は、正規で(180円)です。
この「ごぼう」、キク科ゴボウ属の多年草で、6~7月頃に紫色のアザミに似た<総苞>に棘のある花を咲かせます。
小さい時分から癖のある野菜<パセリ・ミツバ>などと並び「ごぼう」も好物で、すき焼きなどのときにでも、牛肉を食べずに大好きな「ごぼう」ばかりを食べておりました。
居酒屋では 「きんぴらごぼう」 が定番の肴ですし、「かき揚げ」や大きくゴロンと切られた歯ごたえのある「煮物」も好物です。
「ごぼう」はポリフェノールである<クロロゲン酸>を多く含んでいますが、水にさらすと失われてしまいますので、「皮はむかず、水にさらさず、すぐに調理する」のが肝要です。
好きなおかずを選ぶことのできる「大衆食堂」は、好きなお店の形態です。
まだまだ暑い日が続く中、【ザめしや】で和風のおかずを求めてお昼ご飯としました。
お昼時を多少過ぎて入りましたが、広い店内ですので、落ち着いて食事ができます。
今回、メニューに書かれている<カロリーと塩分>を、モノは試しと計算してみました。
<・・・>内の数値は、<カロリーと塩分>です。
彩り五目散らし <358 / 1.6>
かに酢の物 < 54 / 1.8>
漬け物盛り合せ < 11 / 1.42>
キズシ <132 / 0.68>
ワカメの味噌汁 < 32 / 1.93> 合計 < 587 / 7.43 > です。
カツ類の油モノを取らなければ、そこそこのカロリーだということを、このお昼ご飯で確認出来ました。
ちなみにこれだけ色々と食べても、カロリーは「ざるそば大盛り」<569 / 3.2>とあまり変わらないのに驚きました。
さすが台湾出身のママさんだとメニューの表記を見て、感心しておりました。
ちゃんと漢字で「空心菜」と書かれています。
「空心菜」は、エスニック料理や中華料理で、最近使われるようになりました「野菜」です。
一般的な和名としては<ヨウサイ(蕹菜)>と呼ばれ、ヒルガオ科サツマイモ属のつる性多年草で、作物としては一年草扱いをしています。
花姿が同じヒルガオ科の「朝顔」に似ていますので、「アサガオナ(朝顔菜」との別名でも呼ばれています。
茎が空洞になっていますので、中国語で「空心菜(コンシンツァイ)」と表記されています。
お店などのメニューを見かけますと、「空芯菜」と(心)が(芯)表記をしている所が多いのですが、「空芯菜」という表記は商標登録されていますので、一般的には使用できません。
目ざとい方が、料理飲料などの商標登録として2001年10月に取得されています。
当て字の名称ですが、何事にも商売にする発想はすごいあなぁと考えながら、「空心菜の炒め物」(700円)を食べておりました。
本日の第三火曜日は、立ち呑み「鈴ぎん:福寿」がある新開地タウンの全店定休日です。
いつもなら、「明日は休みだからねぇ」という、オネイサン達の声を耳にしていますので忘れることはないのですが、ニ連休の後ということもあり、すっかり忘れておりました。
酒飲みの習性でしょうか、同好の仲間と合い、それではと久しぶりに【BAN(ばん)】にて一杯です。
「ししとう」の突き出しで始まり、「ゆでたん」(810円)と「みそ漬けたん」(890円)が肴です。
この「みそ漬けたん」のつかり具合がまことによろしく、絶妙のお味でした。
カウンターの角で隣同志なったカップルさんとグルメ話に花が咲き、ワインが大好きの相方が<熟したカシスを想わせる味わい>というキャッチフレーズの「ガストン・シャルパンティエ・カベルネ・ソーヴィニヨン」というワインを注文、賑やかな会話の会食になりました。
気がつかないうちに、少し間があいてしまいました【きはた】さんです。
「こんにちは」と声をかけて扉を開けたのですが、やさしいお母さんの顔が見えず、大将だけで頑張っておられました。
女性の方が3人、先客としておられ、大将との会話のやり取りでご近所のスナックのママさんたちだと分かりました。
お店同志の持ちつ持たれつの関係、客商売としては大事なことのようです。
本日の「お昼の定食」(600円)は、<豚肉の生姜焼き・オクラと冷奴・出汁巻き・丸天・サワラの味噌簀け焼・カボチャの煮付け・ウインナともやし炒め・タマゴサラダ>でした。
大将、先客から田舎から送って来たという「ミョウガ」のおすそ分けを、いただいておりました。
いずれ、「焼き魚」などの付け合わせになる運命かなと思います。
夕方に、いつも通り立ち呑み「鈴ぎん:福寿」に顔出ししますと、帰りがけの<い~さん>と出会いました。
「これから 【寿司忠】 で、ちょっと一杯の付き合いあがあるから、待っといてくれよな」と、一言ありました。
仕事の打ち合わせのようでしたが、小一時間もしますと両手にビニール袋を提げた<い~さん>が戻ってきました。
お店のオネイサン達にお寿司の差し入れ分と、わたしにも「ちらし鮨」のおすそ分けがあり、ありがたくいただきました。
「ちらし寿司」は、お店のメニューにあったかどうか記憶にないのですが、鱧やシマアジ、マグロに烏賊と具だくさんに入っていました。
「アワビを入れてもらったからな」と<い~さん>から聞いていたので、探してみたのですがどこにも見当たりません。アワビがなくとも、十分に満足するお味を、堪能させていただきました。
この13日(木)から販売されています、「ハュシュドビーフ」(並:330円)です。
前回訪問した時に、 「豚と茄子の辛味噌炒め定食」(580円) を食べましたが、その時に予告広告が出ていましたので、駆けつけました。
【松屋】は、定食に限らず単品でも味噌汁が付いての値段ですので、いくらデフレの影響とはいえ、消費者側としては助かるお店です。
新メニューの「ハッシュドビーフ」、これはいける味でした。
<濃厚でコクの強い本格デミグラソース>と謳われていますが、宣伝の言葉通り十分に裏付けされた味の出来ばえです。
さすがにこの低価格ですので、洋食店のような大きな肉のスライスはありませんが、細切れのお肉が、逆に口当たり良くいただけました。
スパイシー感もあり、これで(並:330円)はお値打ちの一品だと思います。
定番のメニューとして「鯖の塩焼き」(250円)がありますが、今宵は「鯖の味噌煮」(250円)が出ていました。
青魚が大好きで、おばあちゃん子とくれば、食べたくなるメニューの一品です。
注文していただくのは、「尾」のほうではなく「腹」の方を選んでしまいます。
味噌は、穀物を利用して作り出す発酵食品として日本料理に欠かせない基本調味料で、世界的にも「MISO」として国外に知られています。
食べ慣れた味噌煮とは、少し甘めに感じました。
<川本店長>さんに問いますと、「麦味噌を使用しています」とのことでした。
味噌は大きく分けて、<米・麦・豆>が主原料で、関西ではあまり<麦味噌>は使用してません。
麹を多く使う<麦味噌>ならではの香りと甘味が、ショウガの味と合いまって、おいしく仕上げられた一品でした。
アウトドアーの定番として、一時期「燻製」を作るのが流行りましたが、最近ではあまり耳にしなくなりました。
レトルトカレーで、ベーコンとポテトの 「燻製カレー」 を食べましたが、燻されたベーコンの香りはそれなりに面白い風味でした。
今宵の肴は、「スモークチキン」(250円)です。
食材を燻煙することで保存性を高めるとともに、特有の味わいが醸し出されます。
もともとは傷みやすい食材を長期間保存する加工技術ですが、保存技術の進んだ現代においては、ひと手間かけて独特の風味を味わうのが主眼だと思います。
スモークチップ材も、サクラを代表として、ナラ・カシワ・リンゴ・ヒッコリーなどが使用され、煙が出るものなら小枝や薪、使用後の茶葉などからも作りだせます。
同じ木の香りを楽しむために、ここは「ウイスキー」に切り替えて、呑むのが良さそうです。
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