長楕円形の長さ40センチほどの葉ですが、葉の表面に白い縦縞模様が入る、【カラテア・オルナータ】の園芸品種です。
クズウコン科カラテア属の常緑性多年草で、中南米の熱帯地域が原産地です。
カラテア属としては、同じような葉の模様を持ち仲間が約100種ほど自生しており、濃い緑色の葉に様々な白色の線状の模様を見せてくれます。
和名としては、「ベニスジヒメバショウ(紅筋姫芭蕉)」といい、白線がわずかながら赤紅色を呈していますが、あまり流通していないのか見かける機会はあまりありません。
以前にも、不思議なことに 「パセリ」 が繁殖していた兵庫税務署の玄関脇の植え込みですが、今回は【ヤエチョウセンアサガオ】の紫色の花が咲いていました。
ナス科チョウセンアサガオ属の草本として、中近東地域が原産、属には世界中で約50種ほどが分類されています。
本種はそのなかの一種で、花弁の内側が白色、外側が紫色をしており、「八重」と言ってもラッパ状の花弁が二段重ねとなっている面白い花姿を見せてくれます。
秋の10月頃に開花、黄色の品種もありますが、結実する実は一般の「チョウセンアサガオ」のような <棘> がありません。
<ど根性な植物>(19)として、道路脇の側溝に咲いている白色の 【フヨウ】 の花を、2ヶ月ほど前に紹介しましたが、その花が無事に実のっていました。
花は花径10センチと大輪ですが、花後に実のる<蒴果>は、直径3センチばかりの球形をしています。
熟すと5裂し、3ミリほどの腎形をした長い毛で覆われた黒い種子がたくさん詰まっており、風に飛ばされやすい形状をしています。
枯れた後のこの<蒴果>の姿も風情があるのか、「枯れ芙蓉」と称され、鑑賞の対象にもなっています。
種子が飛び出し<殻>だけの状態を「枯芙蓉」といい、冬の季語でもありますが、花だけではなく<殻>を見て「ワビ・サビ」を感じる先人の感性には感服してしまいます。
< 枯芙蓉 眺めて一献 熱き酒 > (安庵)
この時期、端正に育てられた<キク>の鉢植えを見る機会が多くありますが、ほとんどは「イエギク」の大輪です。
そんな中、舌状化がスプーン咲きの品種【シャトー風車】と言うのを見かけました。
植木鉢に品種名が書かれた札があり、助かりました。
花は桃白風車大輪咲きで、花径は50~60ミリ程度あり、面白い形状です。
一目見たときには、同じキク科の 「オステオペルマム・ニンジャ」 と花姿が似ているなと感じましたが、この品種の<属>は分かりません。
珍しく薄紫色のはなと花後の赤い色の実が、ひとつの枝に同居していました。
【クコ(枸杞)】はナス科クコ属の常緑低木で原産地は中国ですが、外来種として分布を広げているようです。
夏から秋にかけて薄紫色の花径1センチ程度の小さな花を咲かせ、花後に柔らかい直径1~1.5センチの柔らかい果実が実のります。
酒に浸けこんで「クコ酒」や、生食・ドライフルーツなどに利用され、薬膳として粥などの具にも利用されています。
根の皮は解熱や強壮薬になり、根は「地骨皮(じっこっぴ)」という、漢方薬です。
早春から初冬まで、四季咲き性として長期間楽しませてくれる【ゼラニューム】ですが、 「ヤマトシジミ」 や 「モンキアゲハ」 などが吸い蜜している場面には登場していましたが、花そのものは未掲載でした。
フウロウソウ科テンジクアオイ属の多年草で、南アフリカを中心として、アフリカ大陸・オーストラリアなど広範囲に200種以上が分布、日本には江戸時代にオランダから渡来しています。
花は直立した茎の先に付き、花径3~4センチ弱の5弁花で蕚も5裂しており、葉は全体的に丸い形です。
花色は実に多彩で、赤色・桃色・白色・藤色・橙色・サーモンピンク等があり、ブロッシ模様や覆輪が入る種まで多岐にわたります。
すっかり「朝顔」は姿を消したようですが、【セイヨウアサガオ(西洋朝顔)】の方は、まだまだ元気に咲いています。
毎年、駅までの通勤途中にあるお宅の【セイヨウアサガオ】が、いつまで咲いているだろうかと眺めていますが、記録としては <12月22日> が最後の一輪でした。
ヒルガオ科サツマイモ属に分類され、原産地は熱帯アメリカと言うことで、別名「アメリカソライロアサガオ」と呼ばれ、園芸業界では【セイヨウアサガオ】として流通しています。
「朝顔」の茎には毛が生えていませんが本種には棘があり、また「朝顔」は一カ所から一輪だけしか咲きませんが、数輪の花を一カ所から咲かせます。
青紫色の無地の花姿ですので、「ヘブンリーブルー」という品種のようです。
この時期に 「ジンジャ」 の花を写させていただいたおばあちゃんのお家の前を通る機会がありましたが、残念がら白い花は見られませんでした。
おばあちゃんは、大きな火鉢を水槽として金魚やメダカを飼われ、【ホテイアオイ(布袋葵)】が浮かべられています。
ミズアオイ科ホテイアオイ属の水面に浮かんで生育する水草で、南アメリカを原産地とし、日本には明治時代に導入されています。
葉は水面から立ち上がり、丸く艶があり、葉柄が丸く膨らんで浮き袋の役目を果たし、浮き袋の半分は水に沈んだ形で、この浮き袋の形が<布袋>さんのお腹にたとえての名称です。
夏場に葉の間から花茎を伸ばし、きれいな青紫色の6弁の花を多数咲かせます。
上側の花弁は他に比べて幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、その周りを紫色の模様が囲むように入る優雅な花姿です。
果実の表面に生えている棘が目立つ【チョウセンアサガオ】の果実が、実のってきていました。
ナス科チョウセンアサガオ属の多年草で、「チョウセン(朝鮮)」と名が付いていますが、「唐・・・」と同様に海外から渡来した意味でしかありません。
原産地は中国南部~インド等の南アジア、日本には江戸時代に渡来、今では帰化植物として広まっています。
別名として「マンダラゲ(曼荼羅華)」や、有毒物質の<スコポラミン>などをのアルカロイドを含みますので「キチガイナスビ」と呼ばれています。
花は 大柄なラッパ型 をしており、果実は4~5センチの大きさで、成熟しますと茶色くなり、皮が4裂して扁平な種子を多数散布します。
南アフリカを中心に、熱帯アフリカ・オーストラリアなどに約280種ほどが分布している【ゼラニューム】です。
フウロウソウ科ペラルゴニゥーム(テンジクアオイ)属の多年草で、気温が合えば一年中花を咲かせています。
桃色のきれいな5枚花弁の花を球形に咲かせますが、花後には果実(タネ)が結実することになります。
属名の由来は、「Pelargonium」はギリシア語の「Pelargos(=コウノトリ)」を意味し、花後にできる果実の形が、(コウノトリ)のくちばしに似て長いところに因んでいます。
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