<ニコール・キッドマン>が25年ぶりに母国オーストラリアで主演を果たした心理サスペンス映画『虹蛇と眠る女』が、(R15+)指定で2016年2月27日から全国で公開されます。
砂漠地帯の小さな街に引っ越して来た「マシュー」と「キャサリン」夫婦。ある満月の晩、彼らの子どもたちが突如として姿を消してしまいます。地元のベテラン警官「レイ」らが捜索を開始しますが、手がかりは全く見つからず、やがて夫婦に疑惑の目が向けられるようになります。
次第に神経をすり減らしていった「キャサリン」は、先住民族アボリジニに語り継がれる神話「虹蛇の伝説」を知ります。<ニコール・キッドマン>が子どもたちの行方を追う母親役を体当たりで演じ、ヌードシーンも披露。共演に『恋におちたシェイクスピア』の<ジョセフ・ファインズ>、『マトリックス』シリーズの<ヒューゴ・ウィービング>。本作が長編劇映画デビューとなる女性監督<キム・ファラント>がメガホンをとっています。
『選挙』・『精神』(2010年)の<想田和弘>監督が、岡山県の牡蠣工場で働く人々の姿を記録したドキュメンタリー『牡蠣工場』が、2016年2月20日より全国で公開されます。
ナレーションやBGMなどを排した<想田監>督独自のドキュメンタリー手法「観察映画」の第6弾として製作されました。瀬戸内海に面した岡山県牛窓。かつては20軒近くあった牡蠣工場も過疎化などにより、今では6軒に減ってしまいました。
宮城県南三陸町で牡蠣工場を営んでいた<渡邊>さんは、東日本大震災で自身の工場が壊滅的な被害を受け、牛窓の地に移住し工場を継ぐこととなりました。労働力不足のため、<渡邊。さんの工場でも中国からの労働者を雇い始めましたが、言葉や文化の違いによるコミュニケーションの難しさに直面します。隣の工場では、早くも国に帰る脱落者が出ています。
牛窓という小さな町の日常から、グローバル化、少子高齢化、過疎化、労働問題、移民問題、さらに震災の影響など、日本が抱えるさまざまな問題が浮かび上がります。
『真夜中のピアニスト』・『預言者』・『君と歩く世界』など数々の名作を手がけるフランスの<ジャック・オーディアール>監督が、2015年・第68回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した『ディーパンの闘い』が、2016年2月12日より全国で公開されます。
内戦下にあるスリランカからフランスに渡るため、偽装家族となった元兵士「ディーパン」と女と少女の3人は、パリ郊外の集合団地でささやかな幸せを手に入れようとしていました。しかしその矢先、3人は新たな暴力に見舞われてしまいます。
人種や宗教、移民問題に揺れるヨーロッパ社会を背景に、暴力や戦いを捨て、愛や家族の絆を求めた人々を描いた人間ドラマ。
主人公「ディーパン」を演じた<アントニーターサン・ジェスターサン>は、スリランカ内戦の元兵士で、フランスに亡命後に作家として活動しており、今作で演技に初挑戦しています。
『スラムドッグ$ミリオネア』のオスカー監督<ダニー・ボイル>が、アップル社の共同設立者<スティーブ・ジョブズ>の生き様を描いた『スティーブ・ジョブズ』が、2016年2月12日より公開されます。
「ジョブズ」本人や家族、関係者へのインタビューを中心に執筆された伝記作家<ウォルター・アイザックソン>によるベストセラー『スティーブ・ジョブズ』をもとに、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー脚色賞を受賞した<アーロン・ソーキン>が脚本を担当しています。
1984年のMacintosh、1988年のNeXT Cube、1998年のiMacという「ジョブズ」の人生の中で最も波乱に満ちていた時期に行なわれた3つの新作発表会にスポットを当て、人々を魅了した伝説のプレゼンテーションの舞台裏を通し、信念を貫き通そうとする姿や、卓越したビジネスセンスを浮かび上がらせていきます。
さらに娘「リサ」との確執と和解といったエピソードも盛り込み、「ジョブズ」の素顔を浮き彫りにしています。
<マイケル・ファスベンダー>が「ジョブズ」を熱演し、共演にも<ケイト・ウィンスレット>、<セス・ローゲン>が出演しています。
過酷な境遇に置かれながらも力強く生きるマヤ族の女性の姿を通し、グアテマラが抱える様々な社会問題を浮かび上がらせたヒューマンドラマ『火の山の女』が。2016年2月13日より全国で公開されます。
グアテマラ出身の<ハイロ・ブスタマンテ>監督が長編初メガホンをとり、2015年ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞、さらにグアテマラ映画として初めて米アカデミー賞の外国語映画賞にエントリーも果たしたさくひんです。
農業を営む貧しい両親のもとに生まれ育った17歳のマヤ族の少女「マリア」。作物を収穫できなければ借地を追い出されてしまうため、両親は地主の「イグナシオ」に「マリア」を嫁がせようとしていましたが、彼女はコーヒー農園で働く青年「ペペ」に惹かれていました。その頃、農場は蛇の被害に悩まされており、農薬も効かず困り果てていました。やがて、「マリア」が「ペペ」の子どもを身ごもっていることが発覚してしまいます
かつてシルクロードでローマ帝国軍と中国西域連合軍が激闘を繰り広げたという史実を基にした、<ジャッキー・チェン>主演による中国・香港合作歴史アクション『ドラゴン・ブレイド』が、2016年2月12日より全国で公開されます。
数々の国と部族がひしめき合う前漢時代の中国・シルクロード。西域警備隊司令官「フォ・アン」は、反逆者の汚名を着せられ、部下と共に西域辺境へと送られます。執政官の息子「ティベリウス」に命を狙われているティベリウスの弟「プブリウス」を守るため、西域に逃れたローマ帝国の将軍「ルシウス」と出会った「フォ・アン」は、国を超えて友情を深め合います。
そんな中、中国侵略を目論む「ティベリウス」率いる大軍勢が攻め込んできます。「フォ・アン」は抗争を続ける部族に一致団結してローマ軍と戦うことを提案します。
「フォ・アン」役の<ジャッキー・チェン>は製作、アクション監督も担当。「ルシウス」役に<ジョン・キューザック>、「ティベリウス」役に<エイドリアン・ブロディ>が扮しています。
監督は『三国志』「2008年) ・ 『項羽と劉邦』「2011年)など歴史大作を数多く手掛ける<ダニエル・リー(李仁港)>が務めています。
『ブルージャスミン』 (2013年・監督: ウディ・アレン)の<ケイト・ブランシェット>と『ドラゴン・タトゥーの女』 (2011年・監督: デヴィッド・フィンチャー)の、<ルーニー・マーラ>が共演し、1950年代ニューヨークを舞台に女同士の美しい恋を描いた恋愛ドラマ『キャロル』が2016年2月11日より全国で公開されます。
『太陽がいっぱい』などで知られるアメリカの女性作家<パトリシア・ハイスミス>が1952年に発表したベストセラー小説『ザ・プライス・オブ・ソルト』を、『エデンより彼方に』(2002年)の<トッド・ヘインズ>監督が映画化しました。
1952年、冬。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来た「テレーズ」は、クリスマスシーズンのデパートで玩具販売員のアルバイトをしていました。彼女には「リチャード」という恋人がいましたが、なかなか結婚に踏み切れずにいました。
ある日「テレーズ」は、デパートに娘へのプレゼントを探しに来たエレガントでミステリアスな女性「キャロル」にひと目で心を奪われてしまいます。それ以来、2人は会うようになり、「テレーズ」は「キャロル」が夫と離婚訴訟中であることを知ります。生まれて初めて本当の恋をしていると実感する「テレーズ」は、「キャロル」から車での小旅行に誘われ、ともに旅立ちますが。「テレーズ」役の<ルーニー・マーラ>が第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しています。
音痴にも関わらず多くの人々から愛された伝説のソプラノ歌手<フローレンス・フォスター・ジェンキンス>をモデルに、音痴の歌姫「マルグリット」の数奇な運命を、『大統領の料理人』(2012年・監督:クリスチャン・バンサン)の<カトリーヌ・フロ>主演で描いた『偉大なるマルグリット』が、2016年2月27日より公開されます。
1920年、新聞記者の「ボーモン」は、パリ郊外にある貴族の邸宅で開かれたサロン音楽会に参加します。しかし主役である「マルグリット夫人」は、救いようのない音でした。しかも周囲の貴族たちは礼儀から彼女に拍手喝采を送り、本人だけが事実に気づいていません。
野心家の「ボーモン」は「マルグリット」に近づくために翌日の新聞で彼女を絶賛し、パリの音楽会に出演者として招待します。音楽を心から愛する「マルグリット」は、本当のことを言い出せずにいる夫「ジョルジュ」の制止も聞かず、有名歌手からレッスンを受けはじめます。
共演に『不機嫌なママにメルシィ!』の<アンドレ・マルコン>、『ルノワール 陽だまりの裸婦』の<クリスタ・テレ>。『情痴 アヴァンチュール』(2005年)の<グザビエ・ジャノリ>が監督・脚本を手がけています。
2011年に映画『最愛の大地』で監督デビューの<アンジェリーナ・ジョリー>の2014年製作の監督第2作『不屈の男 アンブロークン』が、2016年2月6日より公開されます。
<ローラ・ヒレンブランド>著のノンフィクションを原作に、1936年のベルリンオリンピックに出場した陸上選手で、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜になった米軍パイロット、<ルイス・ザンペリーニ>の体験を描いています。
1936年のベルリン・オリンピックに出場した「ルイ・ザンペリーニ」は、第2次世界大戦に空軍パイロットとして戦地へ向かいます。しかし、爆撃機が海に不時着し47日間漂流したのち、日本軍の捕虜となります。捕虜収容所では、「ザンペリーニ」は渡辺伍長の非人道的な虐待を受けながら耐え、生き抜く姿を描いています。オリンピックの栄光から一転、戦時のただならない状況で懸命に生きた男のドラマに胸を打たれます。
『ユナイテッド ミュンヘンの悲劇』・『300 スリーハンドレッド 帝国の進撃』に出演したイギリス出身の新進俳優<ジャック・オコンネル>が「ザンペリーニ」役で主演し、<ギャレット・ヘドランド>、<ジェイ・コートニー>、<ドーナル・グリーソン>らが共演しています。また、日本人ギタリストの<MIYAVI>が、「ザンペリーニ」を追いこむ日本人将校の「渡辺睦裕」役で出演しています。
2016年2月5日に公開される『オデッセイ』は、火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた、<アンディ・ウィアー>のベストセラー小説『火星の人』(2011年)を映画化した作品です。
極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公「マーク・ワトニー」を<マット・デイモン>が演じ、『エイリアン』(1979年)・『ブレードランナー』(1982年)などSF映画の傑作を残してきた巨匠<リドリー・スコット>がメガホンをとっています。火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまった「ワトニー」。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測される「ワトニー」を置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまいます。
しかし、奇跡的に死を免れていた「ワトニー」は、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていきます。
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