『ツリー・オブ・ライフ』 (2011年)や戦場の狂気、そして名もない兵士たちの苦悩を描いた『シン・レッド・ライン』(1998年)の巨匠<テレンス・マリック>(76)が、第2次世界大戦時のオーストリアで、ヒトラーへの忠誠を拒み信念に殉じた実在の農夫の物語を映画化したヒューマンドラマ『A Hidden Life』(原題)が邦題『名もなき生涯』として、ディズニー配給で2020年2月21日から全国で公開されます。
第2次世界大戦下のオーストリア。山と谷に囲まれた美しい村で、妻「フランチスカ」と3人の娘と暮らしていた「フランツ」は、激化する戦争へと狩り出されますが、「ヒトラー」への忠誠を拒んだことで収監されてしまいます。
裁判を待つ「フランツ」を「フランチスカ」は手紙で励ましますが、彼女自身もまた、裏切り者の妻として村人たちから酷い仕打ちを受けていました。ナチスに加担するよりも自らの信念に殉じ、後に列福された「フランツ」役を『イングロリアス・バスターズ』(2009年・監督: クエンティン・タランティーノ)・ 『マルクス・エンゲルス』 (2017年・監督: ラウル・ペック)にて「カール・マルクス」役の<アウグスト・ディール>(44)、妻「フランチスカ」役を 『エゴン・シーレ 死と乙女』 (2016年・監督: ディーター・ベルナー)の「ヴァリ」役の<バレリー・パフナー>(32)が演じています。
また、2019年2月16日に77歳で他界した名優<ブルーノ・ガンツ>が判事役を務めています。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品です。
(画像:<MEGUMI>公式インスタグラム)
サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ映画賞「第62回ブルーリボン賞」の授賞式が18日、東京・内幸町のイイノホールで行われています。
かつて銀行強盗事件を起こした両親の財産分与のため、仮想葬儀に集まった子どもたちが巻き起こす騒動を描いた 『台風家族』 (監督:市井昌秀) ・ 家族を守るために夫を殺した母と、心に傷を抱えたまま大人になった子どもたちの15年後の再会を描いた 『ひとよ』 (監督:白石和彌)で助演女優賞に輝いた<MEGUMI>(38)は初の映画賞受賞。艶やかな黒のドレス姿で登壇し、「子供ができたときにちゃんとした女優さんになりたい」と決意したエピソードを披露。歴代のマネジャーや監督に感謝し「家族もよく頑張ったねと言ってくれました」と明かした。
女優としてのさらなる飛躍を誓った<MEGUMI>に、前年度の主演男優(舘ひろし)と女優賞(門脇麦)の受賞者が翌年の司会を務めるのが特徴で、司会の<舘ひろし>(69)からモンブランの万年筆と青いリボンを結んだ賞状を受け取り、「素晴らしい演技でした」と称賛の言葉が贈られていました。
【第62回ブルーリボン賞】は以下の通り。
作品賞: 「翔んで埼玉」 (監督:武内英樹)
監督賞: <真利子哲也>(38) 「宮本から君へ」
主演男優賞: <中井貴一>(58) 「記憶にございません!」
主演女優賞: <長澤まさみ>(32) 「コンフィデンスマンJP ロマンス編」 (監督:田中亮)
助演男優賞: <吉沢亮>(26) 「キングダム」 (監督:佐藤信介)
助演女優賞: <MEGUMI>(38) 「台風家族」 ・ 「ひとよ」
新人賞: <関水渚>(21) 「町田くんの世界」 (監督:石井裕也)
外国作品賞: 「ジョーカー」 (監督:トッド・フィリップス)
<ウィル・スミス>(51)、、「スパイダーマン」シリーズの<トム・ホランド>(23)らが声優として参加する新作アニメーション映画『Spies in Disguise』(原題・2019年12月23日全米公開)が、映画『スパイ in デンジャー』として、5月22日(金)に日本で公開されることが決定しています。
本作は、数々の危機に立ち向かい、超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、「ランス・スターリング」(ウィル・スミス)と、若き発明家「ウォルター・ベケット」(トム・ホランド)のタッグが織りなすコメディー映画です。
物語は、「ランス・スターリング」がある任務で押収した最新鋭の武器を横流ししたという汚名を着せられ、情報局から追われることになるところからスタート。
真相を追ううち、世界の平和を脅かす恐ろしい陰謀を知った「ランス・スターリング」は、「ウォルター・ベケット」が開発した「透明になる薬」を飲むのですが、手違いで「ランス」はハトの姿に変身してしまうというストーリーです。
本作のストーリーやキャラクター設定などは、主演する<ウィル・スミス>が企画段階から参加。<カレン・ギラン>、<ベン・メンデルソーン>、<マシ・オカ>らが声の出演をしています。監督は本作が長編映画監督デビュー作となる<トロイ・クアネ、ニック・ブルーノ>が務めています。
現役医師で作家の<知念実希人>によるベストセラー小説『仮面病棟』(2014年12月 実業之日本社文庫刊)を、<坂口健太郎>(28)と<永野芽郁>(20)の共演で映画化した『仮面病棟』が、2020年3月6日から全国で公開されます。
ピエロの仮面をかぶる凶悪犯に占拠され、鉄格子で閉ざされた空間となった病院を舞台に、残された医師らによる決死の脱出劇が繰り広げられます。先輩医師から頼まれて一夜限りの当直をすることになった「速水」でしたが、その夜、ピエロの仮面をつけた凶悪犯が病院に立てこもり、「速水」らは病院に閉じ込められてしまいます。
犯人に銃で撃たれて傷を負った女子大生の「瞳」を治療した「速水」は、「瞳」とともに脱出を試みますが、かたくなに通報を拒む院長や、院長とともに何かを隠している様子の看護師、さらには身元不明の入院患者や隠された最新鋭の手術室など、次々と不可解な事態に直面していきます。
映画単独初主演となる<坂口健太郎>が「速水」に扮し、ヒロインとなる「瞳」を<永野芽郁>が演じ、監督は『任侠学園』(2019年)・『屍人荘の殺人』(2019年)の<木村ひさし>(53)が務めています。
「若尾文子映画祭2020」開催に際して、<若尾文子>(1933年(昭和8年)11月8日~)のコメントが寄せられています。「当時は朝から晩までずっと撮影所に暮らしているような生活で、ただただ無我夢中の日々でした」とコメント。「仲間たちと懸命に作り上げた作品は今でも私の大切な宝物です」とも述べています
2015年以来5年ぶりの開催となる「若尾文子映画祭」では、<増村保造>監督作『刺青』(1966年)の4Kデジタル修復版が世界初披露されます。また<溝口健二>による『赤線地帯』(1956年)、<小津安二郎>による『浮草』(1959年)、<川島雄三>による『しとやかな獣』(1962年)の4Kデジタル修復版のほか、『女は二度生まれる』(1961年・監督: 川島 雄三)・『卍』(1964年・監督: 増村 保造)・『青空娘』(1957年・監督: 増村 保造)などを含めた全41本が本映画祭のラインナップに入っています。
映画祭初日に劇場で発売されるパンフレットには<若尾>の映画スチールやロングインタビュー、出演作から抜粋したセリフ集を収録。加えて、<若尾>の声に言及した<姫野カオルコ>のコラム、「初めて買った本が若尾さんの本」だったという<柄本佑>のエッセイも掲載されています。
さらに劇場では<若尾文子>の音声インタビュー付き特別映像が流されるようです。映像は2月29日(土)の『刺青』上映後、3月7日(土)の『越前竹人形』(1963年・監督: 吉村 公三郎)上映後、3月21日(土)の『女は二度生まれる』上映後、4月2日(木)の『銀座っ子物語』(1961年・監督: 井上 梅次)上映後に観ることができます。3月14日(土)には美術監督である<種田陽平>のトークショーが開催。本イベントのチケットは3月7日(土)に発売されます。詳細は映画祭公式サイトをチェックしてみてください。
「若尾文子映画祭2020」は2月28日(金)から4月2日(木)にかけて東京・角川シネマ有楽町で行われるほか、大阪のシネ・ヌーヴォ、大分・シネマ5、福井・福井メトロ劇場、石川・シネモンドなど全国で順次開催。チケットは各作品の上映3日前より販売開始となります。
『イット・カムズ・アット・ナイト』の<トレイ・エドワード・シュルツ>が監督・脚本を手がけた青春ドラマ『WAVES/ウェイブス』が、2020年4月10日から全国で公開されます。
ある夜を境に幸せな日常を失った兄妹の姿を通し、青春の挫折、恋愛、親子問題、家族の絆といった普遍的なテーマを描いています。フロリダで暮らす高校生「タイラー」は、成績優秀でレスリング部のスター選手、さらに美しい恋人もいる。厳格な父との間に距離を感じながらも、何不自由のない毎日を送っていました。
しかし肩の負傷により大切な試合への出場を禁じられ、そこへ追い打ちをかけるように恋人「アレクサ」の妊娠が判明。人生の歯車が狂い始めた彼は自分を見失い、やがて決定的な悲劇が起こります。1年後、心を閉ざした妹「エミリー」の前に、すべての事情を知りながらも彼女に好意を寄せる「ルーク」が現れます。
主人公「タイラー」を 『イット・カムズ・アット・ナイト』 (2017年・監督 トレイ・エドワード・シャルツ) ・ 『ルース・エドガー』 (2020年・監督:ジュリアス・オナー)の<ケルビン・ハリソン・Jr>.恋人「アレクシス」役を<アレクサ・デミー>、妹「エミリー」役を<テイラー・ラッセル>、「ルーク」を 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 の<ルーカス・ヘッジズ>がそれぞれ演じています。
『レオン』(1994年)の監督や『トランスポーター』(2002年)シリーズの<リュック・ベッソン>の監督作『ANNA/アナ』が、5月8日(金)から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー公開されますが、予告編が解禁されています。
本作は1990年を舞台に、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋「アナ」の闘いを描くアクションエンタテインメントです。モデルやコールガールなど複数の顔を持つ主人公「アナ」は、明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使し、国家間の争いを左右する一流の暗殺者へと進化を遂げていきます。そんな中、CIAの巧妙な罠にはめられた彼女は、CIA捜査官「レナード」からある取引を迫られます。
「アナ」を、ロシア出身のスーパーモデルの<サッシャ・ルス>(27)が演じたほか、殺し屋として「アナ」を育てたKGBの上司「オルガ」役は、『クィーン』(2006年)で『第79回アカデミー賞』主演女優賞を受賞した<ヘレン・ミレン>、「アナ」を支える同胞「アレクセイ」役で『ホビット』シリーズや 『美女と野獣』 の<ルーク・エヴァンス>が出演。「レナード」に『ダークナイト』シリーズの<キリアン・マーフィ>が扮しています。<リュック・ベッソン>は脚本と製作も兼任しています。
<永島敏行> <榎木孝明> <鹿賀丈史>
『わたしは光を握っている』 (2019年・監督:中川龍太郎)の<松本穂香>(23)の主演作 『みをつくし料理帖』 に<永島敏行>、<榎木孝明>、<鹿賀丈史>が出演していることが公表されています。
<髙田 郁>の時代小説シリーズをもとにした本作は、大洪水によって両親を亡くした「澪」を主人公とする物語。江戸のそば屋・つる家の店主である「種市」に助けられ、料理人として働く彼女の成長や、幼なじみ・「野江」との友情が描かれていきます。<松本穂香>が「澪」、<奈緒>が「野江」を演じるほか、<中村獅童>、<窪塚洋介>、<衛藤美彩>らが共演に名を連ねています。
<永島敏行>が演じるのは、「野江」が「あさひ太夫」として身を置く翁屋の楼主「伝右衛門」。将軍の食事を取り仕切る御膳奉行「駒澤」を<榎木孝明>、“おかず番付”で大関として君臨する料亭・日本橋登龍楼の店主である「采女」を<鹿賀丈史>が演じています。
<角川春樹>(78)がメガホンを取った『みをつくし料理帖』は、2020年秋に全国で公開される予定です。
人気アニメ「デジモン」シリーズの20周年を記念して製作された<田口智久>監督の劇場版『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTHION絆』が、2020年2月21日より全国で公開されます。
1999年放送のテレビシリーズから始まった、「八神太一」とアグモンら〈選ばれし子どもたち〉とパートナー「デジモン」たちの成長と絆を描いた「デジモンアドベンチャー」シリーズの劇場版で、大学生になった「太一」たちが、再び起こった世界の異変に立ち向かいます。
また、2000年放送のテレビシリーズ第2作『デジモンアドベンチャー02』の〈選ばれし子どもたち〉である「本宮大輔」らも成長した姿で登場しています。
「太一」とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から10年以上がたった2010年。世界中の〈選ばれし子どもたち〉の周囲で、ある事件が起こり始めます。その原因が「エオスモン」と呼ばれるデジモンにあることを知った「太一」たちは、「エオスモン」との戦いに身を投じますが、その中でアグモンたちの〈進化〉に異変が起こります。
『美しき棘』の<レベッカ・ズロトブスキ>監督が、16歳の少女が体験する刺激的な夏をつづった『わがままなヴァカンス』が、2020年2月21日より公開されます。
カンヌで暮らす少女「ナイーマ」は、帰省中の従姉「ソフィア」と夏休みを過ごすことになります。普段はパリで暮らす22歳の「ソフィア」は、高級ブランド品を身にまとい肉感的な体つきで男を虜にする魅力的な女性になっていました。
別荘地でのグループディナーや高級クルーズなど、初めての大人の世界で刺激的な経験をする「ナイーマ」でした。
ランジェリーデザイナー、モデルとして活躍する<ザヒア・ドゥハール>が「ソフィア」役、「ナイーマ」に<ミナ・ファリド>、「フィリップ」に<ブノワ・マジメル>、「アンドレ」に<ヌーノ・ロペス>、「カリプソ」に<クロティルド・クロー>などが名を連ねています。
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