広島・鈴木誠也 ヤクルト・村上宗隆 巨人・岡本和真
セ・リーグのレギュラーシーズンが、今夜の「ヤクルトー広島」25回戦(18:00~・神宮)で終了します、投打各部門の個人タイトルも確定することになります。
本塁打部門では現在39本でトップに並ぶ<村上宗隆>(21・ヤクルト)と<岡本和真>(25・巨人)を<鈴木誠也>(27・広島)が1本差で追う展開となっています。3人が同本数で本塁打王ということになれば、実に1リーグ時代の1943年に<岩本章>、<加藤正二>、<古川清蔵>(3人ともに名古屋)が4本で分け合って以来78年ぶりの記録となります。
<鈴木誠也>が1日の試合で不発に終わり、<村上宗隆>、<岡本和真>の2人が分け合った場合、セ・リーグで2人の本塁打王が誕生するのは2004年に<ローズ>(巨人)と<ウッズ>(横浜)が45本で並んで以来17年ぶり。日本人同士となれば1984年に<掛布雅之>(阪神)と<宇野勝>(中日)が37本で分け合って以来37年ぶりとなります。
また、<村上宗隆>には史上最年少での40号到達という期待もかかっています。さらに現在112打点でトップの<岡本和真>を1差で追っており、本塁打と打点の2冠獲得となればセ・リーグでは1962年の<王貞治>が高卒4年目で38本塁打、85打点で記録したのに並ぶ記録となります。
阪神とヤクルトの優勝争いも、消化試合もなく最後まで目が離せませんでしたが、個人タイトルも最後まで気が抜けないようです。
31日、プロ野球ロッテは<鳥谷敬>内野手(40)が、本人から同日に申し入れがあり、今季限りで現役を引退すると発表しています。
<鳥谷敬>は、球団を通じて「阪神で16年、ロッテで2年。いろいろな人と出会い、支えていただき、ここまで現役をすることができた。今は感謝の気持ちでいっぱい」とコメントしています。
<鳥谷敬>は、阪神からの引退勧告を拒否し、昨年3月にロッテに加入。今季は32試合の出場で打率1割7分、0本塁打、2打点でした。
2004年に自由獲得枠で阪神に入団し2017年に通算「2000安打」を達成。2018年10月には球団の最多安打記録「2064」を更新、遊撃手として活躍しました。「1939試合」連続出場を果たし、<衣笠祥雄>(広島)の「2215試合」に次ぐ歴代2位の記録を残しています。
今季の4月3日には史上44人目の通算1000得点を達成。不調で7月6日に出場登録を抹消された後は1軍に昇格してませんでした。
10月31日現在、プロ18年の通算成績は2243試合出場で2099安打、打率2割7分8厘、138本塁打、830打点の記録を残しています。
10月23日から取りざたされていましたニュースですが、<松井稼頭央>2軍監督の昇格が妥当な路線かなとみており、正直なところ話題作りで「本当かいな?」という疑問でコメントを控えていましたが、日本ハムは、来季からの新監督にOBの<新庄剛志>氏(49)が就任することを正式発表しました。2012年から10年間指揮を執った<栗山英樹>監督は、すでに今季限りでの退任が発表されています。
コーチ等の指導者としての経験がない<新庄剛志>ですが、同様にプロでの指導経験がなかった<栗山英樹>監督は、2012年の就任1年目にリーグ優勝。2016年には、ソフトバンクに一時11・5ゲーム差をつけられましたが、球団記録となる15連勝を挙げるなどして逆転優勝に導き、広島との日本シリーズも制して10年ぶりの日本一に輝いています。
<新庄剛志>氏は1989年のドラフト5位で西日本短大付高(福岡)から阪神に入団。2000年オフにFA権を行使して米大リーグのメッツに移籍。ジャイアンツ、再びメッツと3年間米国でプレー、この間2001年のジャイアンツ時代には日本人初となるワールドシリーズ優勝を果たしています。
2006年4月に現役を引退後はインドネシア・バリ島に移住するなど表舞台から姿を消していたものの、2019年末に自身のSNSで現役復帰を宣言。1年間のトレーニングの末、昨年12月に48歳にして12球団合同トライアウトを受験、話題となりました。
NPBでは通算13年プレーし、1411試合に出場。1309安打、205本塁打、716打点、打率2割5分4厘。外野手部門でベストナイン3回、ゴールデングラブ賞3回。大リーグでは3年で303試合に出場し215安打、20本塁打、100打点、打率2割4分5厘の成績を残しています。
28日、南郷にて「みやざきフェニックス・リーグ」の「西武―阪神」戦が行われ、試合は「9-1」で阪神が勝利しています。
右肘痛で2軍調整している阪神の<西勇輝>投手が復帰登板で、2回を無失点に抑えています
初回、先頭の<西川>に右中間へ安打を許し、<愛斗>の左前打で1死一、三塁とピンチを招きましたが、<山村>を捕邪飛、<仲三河>を中飛に打ち取り、無失点で切り抜けています。 2回は、<長谷川>を遊飛、<中熊>を三直で2アウト。最後は<ジョセフ>を3球三振に仕留め、2回2安打無失点でマウンドを降りています。
10月13日の巨人戦(東京ドーム)で右肘の異変を訴え、2回途中で降板。翌日14日に出場選手登録を抹消され、2軍での調整が続いていました。約2週間ぶりの登板でしたが、クライマックスシリーズに向けて順調な仕上がりを見せています。
(89)<藤井彰人>、(73)<金村暁>、(96)<筒井壮>、(85)<福原忍>、(99)<井上一樹>、(88)<矢野燿大>監督
26日18:01、観客数10921人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ー中日」25回戦が行われ、阪神は4安打完封の「0-4」で負け、ヤクルトの6年ぶりの優勝と阪神の2年連続の2位が決定しています。阪神にとって16年ぶりのリーグ優勝の夢が、本拠地で消えてしまいました。
ミスで無駄な点を与える、今季を象徴するような戦いぶりでした。2回1死一、二塁、<木下>の三ゴロで併殺コースは、二塁手<糸原。が一塁へ悪送球する適時失策で先制点を献上しています。
「0-1」の5回は無死から2番手<及川雅貴>が、先頭<岡林>をスライダーで空振り三振に仕留めましたが、ワンバウンドした球を捕手<坂本誠志郎>が一塁ベンチ方向にそらし、振り逃げで出塁を許しています。(記録は投手の暴投)この後、四球、安打で1死満塁として三番手<馬場皐輔>に交代。<馬場>は2死後、<大島>に2点適時打を浴びてしまいます。
打線も沈黙でした。<糸原健斗>が気を吐く3安打の猛打賞でしたが、他は<大山悠輔>の1安打のみの計4安打完封負けで今季143試合目(77勝56敗10分け)を終えています。
26日、「阪神甲子園球場にて「阪神ー中日」25回戦が行われました。
阪神<佐藤輝明>が、プロ野球ワースト6位タイとなるシーズン「173」個目の三振を記録しています。
4回2死走者なしの第2打席で、中日左腕<小笠原>の直球に空振り三振。2回の打席に続き2打席連続三振に倒れ、2015年<中村 剛也>(西武)の「172」三振を抜き、2004年<岩村明憲>(ヤクルト)のワースト6位タイ記録に並んでいます。
三振数のプロ野球記録は1993年<ブライアント>(近鉄)の「204」三振(127試合)です。日本人の最多記録は2019年<村上宗隆>(ヤクルト)の「184」三振(143試合)で、上の歴代5位は、 1992年の<ブライアント>(近鉄)の「176」個です。
26日、「阪神甲子園球場」にて両チームとも今季最終戦となる「阪神-中日」25回戦が行われました。
今季限りでの現役引退を発表した生え抜き左腕として今季16年目でした阪神<岩田稔>投手(37)が試合前に実施された「引退セレモニー」に登場しています。
長男<輝大>君(13)がファーストピッチに挑み<岩田稔>は捕手役、長女<美來>さん(12)が打席に立ち、次女<菜心美>さん(10)が審判を務めています。父と同じサウスポー<輝大>君の投球はストライク。甲子園にどよめきが起こりました。
その後、<岩田稔>と同じ1型糖尿病と闘うヴィッセル神戸の<サンペール>選手が花束贈呈に登場し、「岩田選手、16年間お疲れ様でした。私も同じ糖尿病です。岩田選手は糖尿病の人々にとってヒーローです。諦めないことを教えてくれました。とても尊敬しています。お疲れ様でした」と惜別の言葉を送っています。
試合終了後の引退セレモニーも多くのファンからの声掛けと拍手に包まれ、最後の一球を<梅野隆太郎>捕手に投げ込んでいます。お疲れさまでした<岩田稔>投手。
24日18:00、観客数8310人の「マツダスタジアム」にて「広島ー阪神」25回戦(最終戦)が行われ、阪神が「7-2」で勝ち、今季の対戦成績を12勝12敗1分けの五分としています。首位ヤクルトは巨人に「6-4」で勝ちマジックを「2」(残り試合3)としています。
阪神の新人左腕<伊藤将司>が今季10勝目(7敗)を挙げています。2リーグ分立後、阪神新人左腕の2桁勝利は、12勝した1967年の<江夏豊>以来で2人目。先発のみで10勝をマークしたのは<伊藤将司>が球団史上初となっています。
直球、ツーシーム、カットボールの組み立てで相手打線を封じ、3点リードの2回に<坂倉>に12号ソロ本塁打を浴びましたが、5回2/3を90球4安打3奪三振2四球の1失点でした。ボールが先行しはじめた6回は1死から<西川>に四球を与え、続く<鈴木誠>を一ゴロに打ち取って2番手<及川雅貴>と交代しています。
打線は、<佐藤輝明>が2回1死一、三塁で広島先発の<九里>の直球を捉え、右翼スタンド上段へ24号3点本塁打を打ち込み先制点を挙げています。
阪神は7回に<糸原健斗>の犠飛で1点を加え「4-1」、8回には<坂本誠志郎>の2点適時三塁打で「7-1」と引き離しました。リリーフ陣も明日の中日との今季最終戦(阪神甲子園球場)に向けて<岩崎優>・<スアレス>が休養できたのは好材料です。
24日、「マツダスタジアム」にて「広島ー阪神」25回戦(最終戦)が行われ、待ちに待った阪神<佐藤輝明>に約2カ月ぶりの特大本塁打が飛び出しています。
「0ー0」の2回1死から<木浪聖也>と<ロハス>の連打で一塁、三塁の好機、カウント1-2と追い込まれてから、広島<九里>の直球をとらえ先制の24号3点本塁打を右翼席上段にたたき込んでいます。
本塁打は8月19日のDeNA戦(東京ドーム)での球団新人記録の23号以来となっています。新人の24本塁打は1958年の<森徹>(中日)を抜き、歴代単独7位の記録となっています。
あと1本で新人の今世紀最多、2003年<村田修一>(横浜)の25本に並びます。新人の最多記録は1931年<桑田武>(大洋)、1986年<清原和博>(西武)の31本。残り試合は、26日のレギュラーシーズン最終戦の中日戦(甲子園)だけです。
前半の勢いでは、新人本塁打の記録を塗り替える勢いでしたが、後半戦はNPB野手ワーストの59打席連続無安打や2軍降格も経験。前日23日は、広島<森下>から左前打を放ち、直後の<坂本誠志郎>の同点適時打につないでいます。2試合連続「7番右翼」でスタメン出場したこの試合も、我慢して使い続けてくれた首脳陣の起用に応えています。
23日18:02、観客数8090人の「マツダスタジアム」での「広島ー阪神」24回戦は投手戦の末「1-1」の引き分けに終わりました。デーゲームでヤクルトは巨人に「11-1」で大敗。優勝へのマジックは「3」で変わらず。ヤクルトとのゲーム差は「0」になっています。
先発の<秋山拓巳>は、3回2死二塁から<西川>に右翼へ先制適時二塁打を浴びましたたが、5回65球3安打3奪三振2四球の1失点と役割を果たし、2番手<アルカンタラ>に引き継ぎました。
広島先発<森下>の前に沈黙していた打線は7回2死から貴重な1点を挙げています。<ロハス>がしぶとく四球を選び出塁。<佐藤輝明>が左前にポトリと落ちる安打で一、三塁とした後、続く<坂本誠志郎>が追い込まれながら右前に執念の同点適時打を放っています。なおも2死一、三塁の好機でしたが、<糸井嘉男>が遊直で、追加点が取れませんでした。
阪神は六回にまだ65球の<秋山拓巳>に代打を送り継投策に移行。6回は<アルカンタラ>、7回は馬場皐輔>、8回は<岩崎優>が無走者に抑える力投。最終回は<スアレス>が締めくくり、引き分けに持ち込んでいます。
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