今宵も色々と大将のアイデアが詰まった料理があり、「イワシの白ワイン酢漬け」 で一杯呑んでおりましたら、隣の若いお客さんが「マグロのテールステーキ」(450円)を注文されました。
「マグロ」の入札には、本体から尾が切られて置かれていますが、年輪のように見える断面の肉質の状態で、仲買人は鮮度や傷みの有無を、プロとして見分けて値踏みしています。
直径20センチ、厚み7センチばかりの巨大さに驚き、立ち呑みの気軽さで、厚かましくも写真を撮らせていただきました。
大将お手製の「にんにく醤油」で焼かれ、いい匂いが隣に立つわたし鼻孔に漂ってきます。
この量を食べるのはわたしには無理だなと見ておりましたが、若い彼もさすがにギブアップ、運よくおすそ分けをしていただき、ありがたくいただいてきました。
味よく酢で〆られた「イワシ」はおいしくて、<大衆酒場「尾張屋」>の 「イワシ酢」 などはお替りしてしまうほど一押しの逸品です。
【しゅう】でも今週は 「イワシ刺し(酢〆)」 があり、迷わずにビールの肴として注文しました。
今宵は、白ワイン酢を用いた「イワシ」があり、本来は<ガーリックトースト付き>だったのですが、「プレーンクラッカーでごめんなさい」と大将が考えた以上に注文が出たようです。
<新タマネギノオニオンスライス>と<オリーブ>が添えられ、イタリアンの雰囲気が味わえました。
ご飯の量があまり多くなく、軽く食べるのにはちょうど手ごろな「鶏手羽トロの唐揚げ丼」(410円)です。
名称に「トロ」と名が付けば、なんだか脂がのった高級感を感じてしまいますが、鶏の手羽元とむね肉の間にある部位で、焼き鳥屋などの専門店では「ふりそで」、スーパーの食品売り場では「肩肉」と表示されているように、肩の部分ですので1羽から2個しかとれません。
盛り付けられた「手羽トロ」の唐揚げは、細かく切られて盛り付けられていますので、何個の「肩肉」が使用されているのかはわかりませんが、柔らかい歯ごたえを楽しみながらおいしくいただきました。
この「カイザーサンド」は、「カイザーロール(カイザーゼンメル)」を使用、<ロースハム>とドレッシングで和えられた<新玉ねぎ>を挟んだ調理パンです。
オーストラリア皇帝<フランツ・ジョセフ一世>に因み、「皇帝(=Kaiser)」と「ゼンメル(ロール=semmel)」を合わせた名称で、パンの表面に王冠を真似た5本の切れ目が特徴です。
貧しい農民たちは一週間に一度ライ麦パンを食べる生活が精一杯で、毎朝焼かれる真っ白い小麦粉だけの小型のパンは、皇帝だけに許された食べ物でした。
普通のパンに比べて外側がやや硬めで、パンだけでは味気ないのですが、<ロースハム>と<新玉ねぎ>との相性がとてもよく、おいしくいただきました。
以前には、どの居酒屋さんでも「おから」を見かけましたが、最近は「ひじきの煮つけ」と同様にメニューに載ることが少なくなってきています。
故<近衛十四郎>主演の時代劇『素浪人 花山大吉』では、大吉の大好物の酒の肴として「おから」が登場していますが、放映当時(1969年1月~1970年12月)には、まだまだ人気があったんだと思います。
「おから」は絞りかすの意味で、「茶がら」と同源の「から」に丁寧語の「お」を付けたもので、「おかず」や「おかか」と同様に、室町時代の宮中や院に仕える女房が用いた女房言葉のひとつです。
「から」は空に通じるとされ、縁起を担いで白いことから<卯の花>、包丁で切ることなく食べれますので<雪花菜(きらず)>などの別名で呼ばれています。
午前中でひと仕事を終え、今日はどのような「日替わり定食」(800円)かなと、楽しみながら【五郎】に出向きました。
本日の「日替わり定食」は、<牛肉と野菜のトマト煮>で、「小松菜のお浸し」と「玉子サラダ」の小鉢物です。
トマト本体の塊はもちろんのこと、<人参・玉ねぎ・レタス>の野菜が入り、いい塩梅のスープ仕立てで、木製のスプーンが箸と共に置かれていました。
来月は2回ほど臨時休業があり、「お忙しいのですね」と女将さんに言いますと、「お客さんから、休み過ぎや」と言われましたと、笑っておられました。
今宵のビールの肴は、「ゲソ天」(250円)にしました。
この(ゲソ)は「スルメイカ(鯣烏賊)」のモノで、生で食べて身がやや硬く、甘みにかけるために市場に出回るイカの中では安価ですが、国内で漁獲されるイカの半分以上が本種であるため「真イカ」とも呼ばれています。
炙った 「スルメ」 は酒の肴として重宝しますが、「ケンサキイカ」を干した製品が高級品とされて「一番するめ」と呼び、「スルメイカ」は「二番スルメ」と呼び分けられています。
当て字では「寿留女」と書かれますが、長寿を願い言祝ぐことで「寿」、「留女」は嫁ぎ先で長く留まるようにとの願いを込めて、「スルメイカ」の干したものが結納の縁起物として使われています。
相方が勉強会で出された仕出し弁当を持ち帰り、本日のお昼ご飯になりました。
箸袋にある店名の【味礁】と電話番号で、尼崎市水堂町2丁目にある宅配弁当専門店だと知り、サンプル写真より(1800円~税抜)のお弁当のようです。
ご飯が少ないかなと感じたのですが、おかずの種類が多く、食べ応えがありました。
おかずとしては、<かぼちゃ金団・白菜と豚肉煮・煮物類・ミニロールキャベツ・鶏肉ロール・ピーマン炒め・ステーキ>で、どれも上品な味付けです。
食べ終わり箱を処分するためにバラしますと、なんと弁当容器の下に「発熱剤」が仕組まれていて、そういえば箱に10センチばかり紐が出ているのに気が付いていましたが、てっきり飾り紐かなと思い、アツアツのお弁当を食べそこないました。
コンビニの「サークルKサンクス」は、神戸牛専門店「吉祥吉」と兵庫県下の農家「兵庫大地の会」と共同開発したお弁当【神戸牛ガーリックライス】(450円)と直巻きおにぎり【神戸牛わさびマヨ】(180円)を、来る5月26日(火)より近畿2府4県の「サークルK」と「サンクス」のお店で、各7万食限定で販売されます。
具材には但馬牛のなかでも特に厳しい審査基準を合格した「神戸牛」を使用し、お米は兵庫県内の若手米作り農家25名からなる兵庫大地の会の「兵庫県産ヒノヒカリ」(神戸米)を使用しています。
【神戸牛ガーリックライス】は、神戸牛ステーキ専門店で作るガーリックライスのレシピを参考に作られ、みじん切りにしたニンニクで香り付けをしたオイルで炒めら、【神戸牛わさびマヨ】は、神戸牛のひき肉を炒め、薄口醤油で風味付け、わさびマヨが添えられています。
神戸市とローソンの共同で取り組んだ、「神戸市包括連携協定」 に基づいた商品の開発もありましたが、神戸の食材の認知度が高まればと期待しています。
阪神神戸三宮駅構内に、(スクラ三宮店)として<フレッシュベーカリー【神戸屋】>があります。
名称として「神戸」が使われていますが、本社は大阪市淀川区にあり、神戸創業とかの関係はありません。
店名の由来は、創業者が神戸の製パン会社に勤めていた際、大阪で「神戸パン」という名前で販売を行っていたことからで、持ち帰り袋には創業1918(大正7)年と表示されています。
この「彩り野菜カレーとソーセージ」、幅4センチばかりの細長い形状で1センチ強のソーセージが挟み込まれ、パンの中にカレー餡が詰まり、<赤ピーマン・緑ピーマン>等がのせられて焼かれています。
パンはバター味の効いたパイ生地的な感触で、カレー餡・ソーセージの味もいいのですが、価格が1個(313円)という高級品でした。
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