22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比1円50銭の円高・ドル安の「1ドル=146円85〜95銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=146円58銭」、安値は「1ドル=148円72銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が、22日の講演で、利下げを示唆したとの受け止めが広がりました。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小から円買い・ドル売りが入っています。
<パウエル(FRB)議長>はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム
「ジャクソンホール会議」の講演で、短期的に物価上昇と雇用減速のリスクが高まっていることを指摘、政策変更の検討を慎重に進めるうえで、政策金利は引き締め的な水準にあるため、見通しとリスクバランスの変化は「政策スタンスの調整を正当化する可能性がある」と語っています。
<パウエル(FRB)議長>が、9月に利下げする可能性を示唆したとの受け止めから、米債券市場では長期金利が、債券価格は高くなる前日より(0.09%)低い(4.24%)を付ける場面がありました。日米金利差の縮小観測が円相場の支えとなっています。