20日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ8銭の円高・ドル安の「1ドル=147円62〜63銭」で推移しています。
15時すぎには「1ドル=147円15銭」近辺まで上昇でした。
20日の日経平均株価は下落し、投資家心理の悪化とともに「低リスク通貨」とされる円に買いが向かいました。
前日の米ハイテク株安を受け、20日の日経平均株価は軟調に推移しています。株安と歩調を合わせるように円買い・ドル売りが優勢でした。10時前の中値決済にかけては国内輸入企業による円売り・ドル買い観測がありましたが、実需勢の売りが一服すると、次第に円買いが増えました。
もっとも、21日から米国で始まる国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の内容を見極めたい市場参加者も多く、円買い・ドル売りの勢いは限られました。