「1ドル=148円56銭~148円58銭」
7月
29日
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日続落し、前週末比85銭の円安・ドル高の「1ドル=148円50〜60銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=148円58銭」、高値は「2ドル=147円95銭」でした。
米国と欧州連合(EU)が27日に貿易交渉でで合意しています。関税を巡る不透明感が後退し、低リスク通貨とされる円に売りが出ました。
米国は(EU)に対し(15%)の関税を課す一方、(EU)は7500億ドル相当のエネルギーを米国から輸入することなどで合意しました。米国と(EU)間の貿易戦争の激化がひとまず避けられ、世界景気の下振れリスクが後退したとの観測から円売り・ドル買いが広がりました。
日本では、与党・自民党内に<石破茂首相(自民党総裁)>の続投方針に反発する声がでています。支持率が低迷するなか、財政拡張的な政策を掲げる野党の意見を取り入れざるを得なくなるとの見方があり、円の重荷となりました。
28日、<トランプ米大統領>は個別の交渉をしていない貿易相手に対する関税率が(15〜20%)になる可能性が高いとの認識を示しました。米国と中国は29日まで閣僚級会議を開きます。今後の展開を見極めようと様子見の市場参加者も多く、一方的な円売りに歯止めがかかった面があります。
投稿日 2025-07-29 07:53
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2025-07-29 08:26
ワオ!と言っているユーザー