『夫の部屋』@<余園園>監督
7月
29日
中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本に留学して映像制作を続ける中国人女性監督<余園園(ヨ・エンエン)>が手がけたニホン・中国合作製作の長編映画『夫の部屋』が、2025年8月1日より公開されます。
長編デビュー作『ダブル・ライフ』でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞した<余園園>監督が、<アントン・チェーホフ>の戯曲『かもめ』にのせて、夫と死別した女性が味わう喪失と再生の日々を描いています。
舞台女優の「里見春」は夫と死別し、心に傷を抱えながらも『かもめ』の公演に挑んでいました。しかし死後に明らかになった夫の秘密と、舞台の役が重なり、やがて演技に支障をきたすようになります。そんな中、夫の愛人を名乗る女性が現れます。
夫と死別した主人公の「里見春」役を、劇団「青年団」に所属し、舞台を中心に活動する<永山由里恵>が担当。<永山由里恵>にとっては、2014年に公開されました<万田邦敏>監督の『イヌミチ』以来の映画主演作となります。亡き夫を巡るもうひとりの登場人物である「望月ひかり」を、<七里圭>監督の『Necktie』などに出演してきた<菊地敦子>が演じています。<梅田誠弘>、<遠山悠介>、<青山卓矢>、<烏森まど>が共演しています。