19日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に3営業日続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円12銭の円安・ドル高の「1ドル=145円26〜27銭」で推移しています。
<トランプ米政権>が公表しました関税の一部に差し止めが命じられました。関税が無効となれば世界景気の下振れリスクが後退するとして投資家心理が改善。「低リスク通貨」とされる円には売りが膨らんでいます。
10時前の中値決済に向けて事業会社によるドル資金の調達が意識されました。月末とあって輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが多かったとの観測が相場の重荷となりました。米関税の差し止め命令を受け、ユーロなど主要通貨に対してドルを買い戻す動きが広がったのも円相場を下押ししています。