<プーチン大統領>らに対して侵略罪の特別法廷を新たに設置
5月
10日
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで、ヨーロッパ各国の外相らの会合が開かれ、ロシアの<プーチン大統領>らに対して侵略罪の責任を追及する特別法廷を新たに設置すると発表しました。
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、国際刑事裁判所(ICC)が、<プーチン大統領>らに対して戦争犯罪などの疑いで逮捕状を出していますが、侵略罪の責任を追及するためには国連の安全保障理事会からの付託などが必要となるため、実現のめどがたっていません。
ヨーロッパ連合(EU)の<カヤ・カラス上級代表>(エストニア)をはじめ、ヨーロッパ各国の外相は9日、ウクライナ西部のリビウで会合を開き、およそ40か国が承認したとして、侵略罪を裁く特別法廷を新たに設置すると発表しました。
特別法廷には、ロシア政府や軍の指導者を訴追して裁く権限が与えられるとしていて、ヨーロッパの人権侵害などを監視する国際機関、ヨーロッパ評議会のもとで、来年にも、設置される見通しだということです。