ダウ平均株価(5月2日)終値4万1317ドル43セント
5月
3日
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は9営業日続伸して始まりました。米国の関税政策を巡って、米中間の協議が進むとの観測が投資家心理を支えています。2日朝発表の4月の米雇用統計が市場予想を上回ったことも株買いにつながっているようです。
2日、中国商務省は米国から交渉を求めて複数の打診があったことを認めたうえで、その内容について「評価を進めている」という報道官談話を発表しました。一方、米国の<ルビオ国務長官>は同日の米FOXニュースで「中国が対話を求めている」と語り、近く米中間の協議が実施されるとの認識を示しています。関税交渉が進展するとの期待が高まり、株式市場には安心感が広がっています。
4月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月に比べ「17万7000人」増でした。市場予想(13万3000人増)を上回りました。失業率は前月から横ばいの(4.2%)でした。平均時給の伸びは前月から鈍化したものの、総じて底堅い内容でした。米経済の下振れ懸念が後退し、株買いにつながっています。
個別銘柄ではアップルの下げが目立ちます。1日夕に発表しました2025年1〜3月期決算では売上高と1株利益が市場予想を上回りました。ただ、事業別の売上高では収益性の高いサービスが市場予想に届きませんでした。関税関連の費用が2025年4〜6月期に9億ドルに達するとし、収益への影響を懸念した売りが出ています。新たに発表した自社株買い枠が1000億ドルと、前年より少なかったことが弱材料視されているようです。
ダウ平均株価は、前日比564ドル47セント(1.39%)高の4万1317ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比266.99ポイント(1.51%)高の1万7977.73で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比82.53ポイント (1.47%)高の5686.67で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比266.99ポイント(1.51%)高の1万7977.73で終えています。
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