2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は9営業日続伸して始まりました。米国の関税政策を巡って、米中間の協議が進むとの観測が投資家心理を支えています。2日朝発表の4月の米雇用統計が市場予想を上回ったことも株買いにつながっているようです。
2日、中国商務省は米国から交渉を求めて複数の打診があったことを認めたうえで、その内容について「評価を進めている」という報道官談話を発表しました。一方、米国の<ルビオ国務長官>は同日の米FOXニュースで「中国が対話を求めている」と語り、近く米中間の協議が実施されるとの認識を示しています。関税交渉が進展するとの期待が高まり、株式市場には安心感が広がっています。
ダウ平均株価は、前日比564ドル47セント(1.39%)高の4万1317ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比266.99ポイント(1.51%)高の1万7977.73で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比82.53ポイント (1.47%)高の5686.67で終えています。