11日、米労働省が発表しました3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比で予想外に下落でした。ガソリン価格の急落が影響しています。前月比で下落するのは2023年10月以来、約1年半ぶりになります。
ただ、<トランプ米大統領>が4月初めに発表しました大規模関税で物価上昇が予想されており、3月の統計は実態を反映していない可能性があります。
瞬間風速を映す前月比は(0.4%下落)。2月は変わらずから(0.1%上昇)に上方修正されています。市場予想は(0.2%上昇)でした。
前年比は(2.7%上昇)。2月は(3.2%上昇)していまっした。予想は(3.3%上昇)でした。
変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比(3.3%上昇)。上昇率は市場予想の(3.6%)を下回りました。前月比では(0.1%下落)。市場予想は(0.3%上昇)でした。
<トランプ大統領>の大規模関税措置発表を受け、4月に入ってから米中の貿易を巡る対立が激化しており、中国は11日、米国からの輸入品への関税を(84%)から(125%)に引き上げると発表。米国が中国への関税率を(145%)としたことに対抗するもので、貿易戦争のリスクが高まっています。