「1ドル=147円22銭~147円23銭」(4月8日)
4月
8日
8日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円65銭円安・ドル高の「1ドル=147円44〜45銭」で推移しています。
7日の米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが先行しました。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、8日の日本株相場が大幅に反発したのも円相場にとって重荷となりました。
7日に欧州連合(EU)が米国との貿易戦争を避けるために交渉する姿勢を示し、世界景気の減速懸念がやや後退しました。前週末に大きく低下した米長期金利は7日に上昇し、日米金利差の拡大が意識されました。8日の東京株式市場では日経平均株価が一時2000円を上回って上昇し、「低リスク通貨」とされる円には売りが膨らんでいます。
円は午後にかけて下げ渋る場面が目立ちました。日本時間8日午後の取引で欧州金利が低下でした。対ユーロで円が買われ、対ドルでも円買いにつながっています。16時半すぎには一時「1ドル=146円97銭」近辺まで下げ幅を縮める場面がありました。