日経平均株価(11月29日)終値3万8208円03銭
11月
29日
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比156円05銭(0.41%)安の3万8193円01銭でした。前日に大幅高となっていた東エレクなど半導体関連株の一角に戻り待ちの売りが膨らみ、日経平均を押し下げました。外国為替市場で円相場が上昇し、輸出関連株への売り圧力が強まったことも重荷となりました。
円相場は一時「1ドル=149円85銭」と10月下旬以来およそ1カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけています。29日朝に発表されました11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、上昇率が市場予想を上回りました。日銀の利上げ観測が高まり、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りの勢いが強まり、円相場の上昇に歩調を合わせ、輸出関連株のトヨタや日産自などが売りに押されています。
前引けにかけては下げ渋りました。欧米でのホリデーシーズンの本格化で海外投資家の売買は少なくなっていますが、市場では、3月期決算企業の中間配当金を再投資に回す動きがみられ、きょうは配当を受け取った個人投資家などが下げた局面で押し目買いを入れているようです。
終値は、前日比141円03銭(0.37%)安の3万8208円03銭で終えています。