「1ドル=150円35銭」
11月
29日
29日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇でした。12時時点は「1ドル=150円10〜12銭」と前日17時時点と比べて1円65銭の円高・ドル安でした。
一時「1ドル=149円85銭」近辺と10月下旬以来およそ1カ月ぶりの高値をつけています。11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回った。日銀の早期利上げが意識され、円買い・ドル売りが活発となりました。
29日、総務省が発表しました11月の都区部(CPI)は生鮮食品を除く総合が前年同月比(2.2%上昇)でした。伸び率は10月(1.8%)から拡大し、市場予想(2.1%)も上回りました。日銀が12月に開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの観測が高まり、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが加速しています。
月末というのもあって10時前の中値決済に向けては輸出企業など国内実需筋の円買い・ドル売りが多くなったとの観測が広がり相場を押し上げています。