月の裏側には貴重な資源が眠っている可能性があり、世界は中国の分析結果に注目が集まります。長年、アメリカが先行し続けてきた宇宙開発の分野で存在感を高め、国威発揚につなげるねらいがあるとみられますが、一方で「中国脅威論」もさらに高まり、宇宙開発を巡る米中競争は激化が必至です。
中国政府は、今後、2026年ごろに「嫦娥7号」、2028年ごろに「嫦娥8号」をそれぞれ打ち上げ、さらに月探査を進める計画です。
そして2030年までに中国人宇宙飛行士による有人での月面着陸を目指すほか、2035年までに月面に科学実験や資源開発を行う研究ステーションを整備するとしています。