日経平均株価(2月8日)@終値3万6863円28銭
2月
8日
8日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比618円50銭(1.71%)高の昨年来高値を上回る3万6738円42銭でした。
前日の米株高や円安の進行を受けて、半導体や自動車といった主力株に買いが優勢となりました。日銀がマイナス金利解除後も金融緩和的な姿勢を維持するとの見方も支えとなり、日経平均は次第に上げ幅を広げています。
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、終値で「3万8677ドル36セント」と最高値を更新しています。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待などを背景に買いが入りました。画像処理半導体のエヌビディア株が堅調で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も続伸。東京市場でも東エレクやアドテストなどハイテク関連株に買いが波及しています。「1ドル=148円台前半」の円安・ドル高を支えに輸出関連株が値を上げています。
日経平均株価は前場中ごろから騰勢を強めました。日銀の<内田真一副総裁>は8日午前に奈良県金融経済懇談会で挨拶し、マイナス金利解除後について「どんどん利上げをしていくようなパス(道筋)は考えにくく、緩和的な金融環境を維持していくことになる」との認識を示しました。<内田真一副総裁>の発言を受けて、株価指数先物に海外短期筋とみられる買いが入っています。
終値は3日営業日ぶりに反発し、終値は前日比743円36銭(2.06%)高の3万6863円28銭と、1990年2月20日以来、約34年ぶりの高値を更新しています。