マスコット「ふくちゃん」(12)「雛祭り」
2月
18日
「雛祭り」は、女の子の健やかな成長を願う伝統行事です。女の子のいる家庭では、雛人形を飾り、白酒・菱餅・あられ・桃の花等を供えて祀ります。
3月上旬の巳の日の「上巳の日」には、人形(形代)に穢れを移して川や海に流して不浄を祓うようにしていました。この風習は、現在でも「流し雛」として残っています。その人形(形代)が次第に精巧なものになって流さずに飾っておくようになり、「雛祭り」として発展したようです。
「雛祭り」は、始めは宮中や貴族の間で行われていましたが、やがて武家社会でも行われるようになり、江戸時代には庶民の行事となりました。
元々は、5月5日の端午の節句とともに男女の別なく行われていましたが、江戸時代ごろから、豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、端午の節句は「菖蒲の節句」とも言われることから、「尚武」にかけて男の子の節句とされるようになりました。