ダウ平均株価ダウ(7月14日)@終値3万0630ドル17セント
7月
15日
インフレ加速で米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの見方が強まり、幅広い銘柄が売られています。朝方発表の金融大手の決算が市場予想を下回り、金融株が大きく売られたのも相場の重荷になりました。
前日の6月の米消費者物価指数(CPI)の(9.1%)上昇に続き、14日朝発表の6月の米卸売物価指数(PPI)も前月比(1.1%上昇)と市場予想(0.8%上昇)を上回っています。市場では(FRB)が26~27日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.75%)ではなく通常の4倍にあたる(1%)の利上げを決めるとの見方が強く、急激な利上げが景気を冷やすとみた売りが出ています。
朝方に発表がありました金融のJPモルガン・チェースの2022年4~6月期決算が大幅減益となり、1株利益は市場予想を下回り大幅安となっています。ゴールドマン・サックスなど他の金融株に業績懸念の売りが波及しています。
終値は5日続落し、前日比142ドル62セント(0.46%)安の3万0630ドル17セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に4営業日ぶりに反発し、前日比3.603ポイント(0.03%)高の1万1251.185で終えています。