「レオパレス21」その後:施工不良物件兵庫県内60棟
2月
10日
賃貸アパート大手レオパレス21による新たな施工不良物件の発覚を受け、兵庫県は8日、建築基準法違反の疑いがある県内の60棟について、所在市町の内訳を公表しています。姫路市の17棟が最も多く、神戸市や伊丹市の各8棟など影響は計13市に及んでいるようです。
県によると、60棟は1996年3月~2001年1月に着工された「ゴールドレジデンス」シリーズ。いずれも天井の耐火性能に不備がある可能性が高いといいます。
同社施工の物件はこの60棟を含め県内に計1764棟あり、県は同社に対し、昨年4月に発覚した住戸を隔てる壁の施工不良調査と合わせ、天井の調査も全物件で実施させる方針です。
「姉歯事件」以後、建築確認申請の手続きが大幅に改正され、多大なる手間がかかるようになっていますが、今回の事件でも、都道府県や民間の建築確認機関などは建築主側に工事中の写真を提出させて見えない部分の材質を確認していますが、今回の問題は建築確認制度の死角が突かれた形になっており、今後新たな改正が行われることになるのではと危惧しています。
投稿日 2019-02-11 08:54
ワオ!と言っているユーザー