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- 『ビブリア古書堂の事件手帳』三上延(メディアワークス文庫)
北鎌倉駅の近くで<篠川栞子>は、古書店「ビブリア古書堂」を祖父の代からひっそりと営んでいる美人の女性店主です。
ある日「俺」こと<五浦大輔>が、亡くなった祖母の蔵書の中に夏目漱石の署名本を見つけ「ビブリア古書堂」に鑑定のために持ち込みます。店には<栞子>の高校生の妹<文香>が留守番をしており、店主の姉は足を怪我して病院に入院していました。
<大輔>は祖母の本を持って病院を訪れますが、<栞子>は古書の博識な知識を駆使して夏目漱石の署名が偽物だと理路整然と説明、本と縁のない<大輔>は、なぜか店のアルバイトを依頼されてしまいます。
本書には4冊の書物にかかわる短篇が連作で納められており、<栞子>の安楽椅子探偵的に病院のベッドの上で事件を解決していきます。
<古い本には中身だけではなく、本そのものにも物語がある>という本好きとしてはよくわかる筋立てだけに、「うんうん」と頷きながら楽しく読み終えました。
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