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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(29)『廃墟に乞う』佐々木譲(文春文庫)

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今年の読書(29)『廃墟に乞う...
1979年に『鉄騎兵、跳んだ』で「オール讀物新人賞」を受賞して以来、数々の賞を受賞している著者ですが、本書はデビュー30年目にして「第142回直木賞」受賞作品で、作家生活32年目に受賞した <白石一郎> に次いで遅い受賞者になります。

本書の主人公は、誘拐監禁事件で不注意から女性を助けることができず、逃亡した犯人が自殺するという幕引きになり、心身的に衰弱、休職扱いを受けながら自宅療養している北海道警<仙道孝司>警部補です。

休職中ということで警察手帳は持っていませんが、逆に道警の管轄以外に行動ができるという利点を生かし、知人からの依頼に対して探偵役的に調査をすすめ、決してでしゃばることなく事件の手柄は所轄の刑事に譲るという立場を貫き通しています。

著者は夕張市生まれ、現在は中標津在住という立場から北海道の地理に精通しており、納められた6話の短篇はどれもそれぞれの地域特性を生かした登場人物を絡めさせる構成は見事です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2015-02-23 09:36

今「絶頂の一族」を読みたいなぁと思ってます。
新聞の下の広告で見ました。
安倍's familyのお話。
新刊本を買うのはもうやめようと思ってるので、図書館にお願いしなくちゃ、

あの「粉もん・・・」、まだ順番が回ってきません。(-_-;)

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2015-02-23 09:40

松田賢弥さんの本ですね。
現実と並行して読めるのは面白そうです。

「粉もん・・・」、人気があるようですね。 (笑)

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