『動物学科空手道部1年高田トモ!』片川優子(双葉文庫)
1月
17日
女らしい姉に対抗するべく好きな動物の勉強ができる学科を選び、ひとつのことをやりとげるべく空手道部に入部します。
学科の仲間との付き合い、呑み会を通して付き合いあ出した<築山楓>との恋と失恋、空手部の同期の退部、食肉のためだけに飼育される「産業動物」や「フリーマーチン」といった雌牛の現状等、キャンパスライフの青春小説だけに終わらず、獣医学生としての悩みも散りばめられています。
著者自身が獣医学部に在籍、空手道部に入部しているという実体験が<トモ>と重なり合い、自伝的要素もあるようで面白く読み終えれました。