今年の読書(105)『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん(ちくま文庫)
9月
2日
<幸代>は高校生時代から、仲の良い<英里子>と<実咲>と3人で同人誌を製作・販売する隠れた趣味を持っていますが、ある日<本間課長>にばれてしまいます。
星間商事の歴史を調べていく過程で、ある時代だけ記録がない部分を見つけ、調べていくうちに、売り上げを伸ばすために「サルメニ共和国」の国王に女性を貢ぎこんだ事実を突き止めます。
正式な社史としては掲載されない闇の歴史ですが、<幸代>たちは同人誌の経験を生かし、「裏社史」としてまとめる5人の奮闘が楽しめ、また彼女の揺れ動く私生活も並行して描かれていますので、最後まで小気味よいペースで読み終えれました。
投稿日 2014-09-03 09:11
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-09-03 09:14
ワオ!と言っているユーザー