一般的に見かける 【ハナキリン(花麒麟)】 の花(苞葉)は、赤色が多いのですが、今回は白色と桃色を見かけました。
前回には、<八福神シリーズ> で、斑紋入りの花もあること知り、園芸品種の改良に驚くばかりです。
マダガスカル原産のトウダイグサ科トウダイグサ属の低木で、以前までなぜ「~キリン」と名が付く植物が、トウダイグサ属に多いのかが分かりませんでした。
その後、茎が多肉で棘が密生した形が、サボテンの「モクキリン」に似ており、花が美しいので「ハナキリン」という名称が付けられているのを知りました。
茎の先端に径1~2センチ程度の花状花の苞(=杯状花序)を、1対(2枚)で形成しています。
イエス・キリストがゴルゴダの丘で頭にかぶせられた冠はこの花だという伝説があり、英名では「Crown of thorns(茨の冠)」と呼ばれています。
主人公の<麻之助>は、江戸の神田で8つの支配町をもつ古名主、<高橋宗右衛門>の22歳になる跡取り息子です。
若い頃は親も自慢の才気あふれる若者でしたが、16歳を境に突然お気楽な極楽とんぼの生活が始まりました。
同じ古名主の跡取り息子でもあり幼馴染の<八木清十郎>や、今は同心見習いをしている<相馬吉五郎>たちを中心に遊んでいますが、町名主ともなると支配町の揉め事をまとめるという役目が背負わされています。
心の奥に、二歳年上の幼馴染であり、今は<清十郎>の義母となっている<お有由>の面影がちらついているのですが、このことが横線となりながら物語は続いて行きます。
本書には6編が収められていますが、挙式以前に身ごもった娘さん、万年青の盆栽をめぐる争い、隠し子騒動、<清十郎>の義弟の誘拐事件等、自分の支配町で起こる何事件を、<麻之助>を中心に<清十郎>や<吉五郎>達が大岡裁きにも似た活躍で治めてゆきます。
心温まる江戸市井の人情味と、<麻之助>の<お有由>への淡い恋心が揺れ動くせつなさが、胸に残る一冊でした。
山陽電鉄の駅まで山地を下りていきますが、ネットフェンスで囲まれた林間区域に、長年錆びた<看板>がありました。
今朝がた一人の職人さんが、脚立などを運び、その錆びた<看板>の取り換え工事を始められていました。
用事を済ませて戻りますと、新しい<看板>に代わっています。
錆びているときには文字が見えませんでしたが、「急傾斜地危険区域」を示す文字がなんとか読みとれます。
問題は、高さ5メートル程の擁壁の上にまたネットフェンスで囲まれている場所にあり、この<看板>に近づき何を書かれているのかを、見ることが出来ません。
表側のネットフェンスに取り付けているのなら、なんとか通行人の目に触れるでしょうが、木々の中に埋もれていては<看板>の意味がありません。
杓子定規なお役所仕事だと、気になりなる設置場所です。
昨日のお昼ご飯は中国料理【燕楽】で 「麻婆豆腐定食」 でしたので、今日は和食にしようと思い、<家庭料理の店>【やよい】に足を向けました。
新開地で三代目としての女将さんが、ご夫婦で頑張られているお店です。
季節限定の「カキフライ定食」(850円)が目についたのですが、選んだのは「アジフライ定食」(700円)です。
大きなアジフライが2枚、すでにデミグラ風のソースが掛っています。
定食に決まりの小鉢が2品付き(今日はほうれん草ときんぴらごぼう)、香の物として茎ワカメでした。
ネコ舌としては、揚げたてのアツアツのフライ物は厳しいのですが、身の厚いアジフライ、しっぽまで残さずいただいてきました。
お勘定の支払いのとき、 旨み処【きはた】 の大将もそうですが、三代目の女将さんもお勘定は両手で受け取られる自然な姿勢に、気持ちよくお店を出てきました。
キク科アスター属に分類される多年草ですが、花姿が友禅染めのように美しいので、【ユウゼンギク(友禅菊)】との名称が付いています。
名前から日本自生のキクのように思えますが、原産地は北アメリカで自生していた「アスター」が、ヨーロッパにて改良され、明治の中頃に日本にもたらされました。
八重咲きや半八重咲きもあり、また色も紫色・白色・桃色・赤色・青色と多彩です。
花径3~4センチの大きさで、密集したように花を咲かせます。
別名、「ニューヨークアスター」や「宿根アスター」、また「ミケルマスデージー」とも呼ばれています。
切り花で「アスター」として流通しているのは、一年草の「エゾギク」です。
農林水産省が、2007年に「郷土料理百選」として「じゃこ天」を挙げています。
愛媛県南予地方の特産品として有名で、ホタルジャコを頭と内臓を取り除き、皮ごととすりつぶした魚肉の練り製品を、油で揚げています。
久しぶりに「じゃこ天」(250円)を頼みました。
約12X6センチばかりの扁平な形をしていますが、カマボコと違ったキシキシといった歯ごたえが楽しめます。
醤油を掛ける人もいますが、ネギとショウガだけのほうが、じゃこ本来の味がよく分かります。
一人で二枚頼まれる方もおられ、根強い人気の酒の肴です。
昨年末、同じ【亀井堂本家】さんの製品で <クリスマスクッキー> を紹介しました。
人気があるのでしょうか、<クリスマスクッキー>と並んで、<動物クッキー>が販売されていました。
値段は、<クリスマス>と同じで、1枚(137円)、3枚箱入りは(525円)です。
どれも手作り感あふれる形で、かわいい表情をしています。
ニューフェイスが3種類出ているようで、上の「クジラ」と下の「ゾウ」は分かりましたが、一番右上の動物さん、「イヌ」か「クマ」・「ウマ」かと悩みながら見ていましたが、何だろうと気になります。
四川料理として陳建民が日本にもたらした「麻婆豆腐」ですが、すっかり日本的な料理として定着しています。
寒くなってきますと、花椒の効いた「麻婆豆腐」が食べたくなります。
なかなか町中のお店で辛い味に出会うことはありませんが、豆腐料理のひとつとして割り切れば、好きな中華料理のひとつです。
本日は【燕楽】の「麻婆豆腐セット」(680円)を食べてきました。
<細切りザーサイ・レタスサラダ・玉子スープ>は、どの定食にも共通でしたが、<玉子スープ>が、<ワンタンスープ>に代わっており、これまた美味しくいただけました。
「麻婆豆腐」は四川風の辛さはなく、隠し味に八丁味噌が入っているかなという味わいで、辛さは強くはありません。
お勘定のとき、カワイイ娘さんではなくお母さんがレジに立たれ、「680円です」と言われて千円札を出しますと、やはりお釣りは(350円)でした。
一杯呑んだ帰り道、暗闇のなかに鮮やかな赤紅色の菊の花が目につきました。
キク科キク属の多年草、【アカバナサツマノギク】です。
名称通り、鹿児島県や熊本県、屋久島に分布する「サツマノギク」の園芸品種です。
この時期、キクの愛好家さんたちが丹精を込めて作られたそれぞれご自慢のキクの鉢を並べられる、楽しみな季節になりました。
咲く前は濃いえんじ色をしていますが、開花しますと薄い赤紅色に変化します。
花径は5センチ程度の大きさですが、赤紅色の舌状花と黄色の頭花との色合いが、華やかな花姿だと思います。
『赤い文化住宅の初子』・『百万円と苦虫女』などの<タナダユキ>監督が、『俺たちに明日はないッス』以来4年ぶりに長編作品の監督を務めた『ふがいない僕は空を見た』が、2012年11月17日より公開されます。
原作は、第24回山本周五郎賞に輝いた<窪美澄>の同名小説『ふがいない僕は空を見た』です。
助産院を営む母に女手ひとつで育てられた高校生の「卓巳」は、友人に連れられて行ったイベントで、アニメ好きの主婦「里美」と出会います。それ以来、「卓巳」と「里美」はアニメのコスプレをして情事を重ねるようになります。
そんなある日、同級生の「七菜」から告白された「卓巳」は、「里美」と別れることを決心するのでしたが。
主演に<永山絢斗>、<田畑智子>。脚本を『リンダリンダリンダ』・『俺たちに明日はないッス』の<向井康介>が担当しています。
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