今宵は和風の肴として、「ニシンの塩焼き」 ・ 「かき揚げ」 で楽しんできていますので、最後の〆は「高野豆腐」(150円)を選びました。
<高野豆腐>は大豆だけ原材料で、大豆に含まれているタンパク質や脂肪を抽出した製品です。
関西圏では一般的に、<高野豆腐>の発祥とされる高野山に因んで<高野豆腐>と呼び慣わしていますが、大阪・河内地方では<ちはや豆腐>、農林水産省の表示基準では<凍り豆腐>が日本での正式名称です。
たいていの料理は「・・・の煮付け」や「・・・和え」などの名称があり、一つの素材でも様々な調理がありますが、なぜか居酒屋で「高野豆腐」といえば、<高野豆腐・卵・グリーンピース・人参>の一品料理を表し、あまり他の調理方法を見かけることがないのが不思議です。
今宵は最初の肴として 「ニシンの塩焼き」 をいただきましたので、和風の流れで、二品目は「かき揚げ」(200円)にしました。
魚介類や野菜を細かく刻み、天衣で揚げた天ぷらの一種で、他の天ぷらと同様に「天つゆ」や「塩」で味付けして食べますが、わたしは素材の味を味わうためにそのままいただきました。
魚介類では<小柱・白魚・イカ・芝海老・桜海老・穴子>などを用い、野菜類では<三つ葉・人参・玉ねぎ・南瓜・イモ類・椎茸・牛蒡>などが用いられます。
江戸時代の<喜田川守貞>による風俗史の基本文献『守貞漫稿』によりますと、最初の「天ぷらそば」は、「芝海老のかき揚げ蕎麦」と記されています。
関西で<ニシン>といえば、「身欠きニシン」や「昆布巻き」が多いと思いますが、【しゅう】では、「ニシンのネギなます」 や 「ニシンと茄子の炊き合わせ」 など、鮮魚の<ニシン>を使用する肴が多いみたいです。
今宵は、「ニシン塩焼き」(150円)があり、<女将さん>から「卵があるメスに当たればいいのだけどねぇ・・・」と選んでいただきましたが、オスでした。
<ニシン>は大きく成長しますと30センチほどになり、細長く側扁した体形で、腹鰭は胸鰭や頭部から離れた位置についています。
「干物」や「身欠きニシン」・「数の子」などの加工品はロシア・アメリカ・カナダ・ノルウェイなどからの輸入品ですが、鮮魚だけはまだ国内での需要は賄えているようです。
神戸中央卸売市場本場西側の跡地(兵庫区中之島1丁目)に、建設予定でした(仮称)「イオンモール神戸南新築工事」が始まりました。
遺跡調査の発掘作業や、建築コストの高騰などで当初4階建てが3階建てに計画変更の作業もあり、これまで2度着工が遅れていましたが、ようやく杭打ち作業のパイルドライバーなどの重機が動き出しています。
大林組の設計施工、市場跡地約37000㎡を45億円で購入、店舗棟約81000㎡、駐車棟約20300㎡の規模で、2017(平成29)年9月末開業を目指しています。
久々の神戸市内の大型商業委施設ですが、場所的に利用することはなさそうです。
カレーは大好きな料理のひとつですが、廉価(350円以下)のレトルトカレーは、大体食べつくしてきました。
今回の【イベリコ豚とマッシュルームのカレー】は(540円)と、わたしにとっては高価格な一品で、京橋フランス料理店「シェ・イノ」の料理長<古賀純二>の監修です。
<イベリコ豚>は、イベリア種100%純血、もしくはイベリア種とデュロック種を交配させた豚(イベリア50%以上)のうち、スペイン政府が承認したモノだけを指します。
「欧風高級カレー」ということで、わたしの好きな「スパイシーで辛い」味わいとは程遠く、まったりとした甘さだけが口に残る味わいでした。
今回の<佐々木房甫>先生の<生け花>は、枝物を使用した「瓶花」でした。
鮮やかなの朱色の「ヒメユリ」がいいアクセントになっていましたが、樹木の枝物はあまり詳しくはなく、葉を睨んでおりましたが、品種は分かりませんでした。
「ヒメユリ」は日本または朝鮮半島を原産としており、主に西日本に分布しています。
沖縄県には「ひめゆりの塔」がありますが、沖縄県には「ヒメユリ」は自生していません。
今朝の<ファルコン植物記>で 「ヒメヒオウギ(姫檜扇)」 を取り上げましたが、<生け花>にも(姫百合)と、花の小ささを表す「姫」が冠されている花がつながる不思議な縁を感じながら、拝花しておりました。
メスの<カマキリ>がが産卵する<卵鞘>の中には、数百個の卵が産み落とされ、一匹のメスは生涯に数個の<卵鞘>を産卵します。
卵は<卵鞘>のなかで多数の気泡に包まれ、外部からの衝撃や温度の変化に対応しています。
卵から孵化した幼虫は薄い皮をかぶった<前幼虫>という形態で、脚や触角は全て薄皮の内側にたたまれています。
<前幼虫>は体をくねらせながら<卵鞘>の外へ現れ、外に出ると同時に薄皮を脱ぎすてて最初の脱皮を行います。
ネットフェンスの網にいた幼虫は、体長15ミリほどの二令幼虫で「チョウセンカマキリ」かなと見ていますが、「アブラムシ」や「ダニ」などの小型の昆虫を捕獲、身体が大きくなりますと大型の昆虫や蜘蛛などを捕獲していきます。
一つの<卵鞘>から生まれた数百匹の幼虫も、生き残るのは数匹で、まさに弱肉強食の自然界の厳しさを感じさせてくれる、幼虫の行動でした。
可憐な20ミリ強の大きさの【ヒメヒオウギ(姫檜扇)】は、基本色が 「朱赤色」 の6弁花で、下側の3枚の付け根の部分に濃い紅色の斑入りです。
【ヒメヒオウギ】は、大正時代に観賞用に導入された南アフリカを原産地とする、アヤメ科フリージア属の多年草です。
今回の3種類、どこからのこぼれ種で増えたのでしょうか、貸し駐車場の隅でバラバラの場所でひっそりと咲いていました。
花の表面には薄くラメがかかった感じで、日差しを反射してきれいに輝いていましたので、目に留まりました。
「朱赤色」が最も一般的な基本種ですが、園芸品種として「白花」の<アルバ>、淡い桃色の<桃姫>、「白花」に赤い斑入りの <ジョアン・エバンス> などが流通しているようです。
マーベルコミック原作の人気作『X-MEN』シリーズのスピンオフで、 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 に登場した異色のヒーロー、「デッドプール」を主役に描くアクションエンタテインメント『テッドプール』が、2016年6月1日より全国で公開されます。
好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵の「ウェイド・ウイルソン」は、恋人「ヴァネッサ」とも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受けます。
謎の組織からガンを治せると誘われた「ウェイド」は、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得ますが、醜い身体に変えられてしまいます。「ウェイド」は、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人の「エイジャックス」の行方を追います。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でも同役を演じた<ライアン・レイノルズ>が、毒舌家で自己中心的という型破りなアンチヒーローの「デッドプール」に扮しています。
監督は、視覚効果分野出身で今作が初長編作となる<ティム・ミラー>が務めています。
イングランド北東110キロ離れたシェトランド諸島を舞台とするのは、<アン・クリーブス>の 『大鴉の啼く冬』 がありましたが、まさに島に伝わる伝説を生かした構成でした。
夫<ダンカン>と共にシェットランドに越してきた産科医の<トーラ>は、亡くなった愛馬を埋めようと庭を掘り出しますが、そこで出産間もなく亡くなり心臓がえぐられた若い女性の死体を発見、背中には三つの「ルーン文字」が刻まれていました。
女性の身元が分かりますが、彼女は解剖による推定死亡時期よりも前に死んでいることが判明、<トーラ>は産科医の立場から調査を開始、同じく島外から移ってきた女性刑事<デーナ>と協力、文字に隠された不可思議な事件の真相に迫っていきます。
(上・下)2巻に渡る表紙には原題である「Sacrifice(犠牲)」がデザインされていますが、北海の閉鎖的な土壌をうまくとらえた作品で、また翻訳者の<法村里恵>の訳も読みやすく、最後まで面白く楽しめました。
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