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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(69)『その鏡は嘘をつく』薬丸岳(講談社文庫)

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今年の読書(69)『その鏡は嘘...
「夏目信人」シリーズとして、第1作目の短篇集『刑事のまなざし』に次ぐ長篇小説としての第2作目が、2016年3月15日に文庫本として発行されています本書『その鏡は嘘をつく』です。

痴漢行為で不起訴になったエリー医師「須賀」が、池袋のマンションで首吊り死体で発見されます。痴漢冤罪を悔やんでの自殺だとされましたが、検事「志藤清正」は他殺と疑い独自に調査します。

その頃、池袋署の刑事「夏目信人」は、首吊り死体が発見された日現場近くで起こった不可解な集団暴行事件を調べていました。カギを握るのは未来を捨てた少年と予備校女性講師でした。

帯のコピーに「泣かずにおれない。」とありましたが、人間の心の深遠に光を当てる著者ならではの視線に感動する一冊でした。
#ブログ #文庫本 #読書

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『裸足の季節』@<デニズ・ガムゼ・エルギュベン>監督

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『裸足の季節』@<デニズ・ガム...
北トルコを舞台に、自由を求めて古い慣習から抜け出そうとする5人姉妹の運命を瑞々しいタッチで描いたフランス・トルコ・ドイツ合作青春ドラマ『裸足の季節』が、2016年6月11日より全国で公開されます。

10年前に事故で両親を亡くし、祖母の家で叔父たちと暮らしている5人姉妹。厳格なしつけや封建的な思想のもとで育てられた彼女たちは自由を手に入れようと奮闘しますが、やがて家族が決めた結婚相手にひとりずつ嫁がされていきます。

トルコ出身の新人<デニズ・ガムゼ・エルギュベン>が監督を務め、デビュー作ながら卓越した構成力や美しい映像が世界各地の映画祭で高く評価されました。第88回アカデミー賞(2016年2月29日)外国語映画賞にノミネートされた作品です。
#ブログ #映画

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『エクス・マキナ』@<アレックス・ガーランド>監督

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『エクス・マキナ』@<アレック...
『28日後...』(2002年・監督:ダニー・ボイル)・『わたしを離さないで』の脚本家<アレックス・ガーランド>が映画初監督を務め、美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFスリラー『エクス・マキナ』が、2016年6月11日より公開されます。

世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働く「ケイレブ」は、滅多に人前に姿を現さない社長の「ネイサン」が所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得ます。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットの「エヴァ」でした。

「ケイレブ」はそこで、「エヴァ」に搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになります。

<ドーナル・グリーソン>が主人公「ケイレブ」を演じ、『リリーのすべて』 (2015年・監督:トム・フーパー)の<アリシア・ビカンダー>が美しい女性型ロボットの「エヴァ」に扮しています。<ドーナル・グリーソン>と同じく『スター・ウォーズ フォースの覚醒』に出演した<オスカー・アイザック>が「ネイサン」役を務めています。

第88回アカデミー賞で脚本賞と視覚効果賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞している作品です。
#イギリス #ブログ #映画

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今年の読書(68)『おくり櫛』本間之英(祥伝社文庫)

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今年の読書(68)『おくり櫛』...
7年前の19歳のとき、武家の二男から<十三や六兵衛>の元で櫛職人として修業している<新次郎>の長屋に、許婚の御所院番頭組<神谷中左衛門>の娘<里尾>が住まいだしたころ、長屋の井戸から近衛家と将軍家の家紋が入った「鏡箱」が見つかるところから物語は始まります。

時代背景は殿中において<浅野内匠頭>が<吉良上野介>に切りかかった年であり。この事件を背景として、複雑な人間関係が絡んでいきます。

<新次郎>の周辺で、「鏡箱」を奪い返そうとする不穏な出来事が続き、<里尾>はかどわかされてしまい、<新次郎>は自ら手負いながらも必死に<里尾>の行方を探し始めます。

事件の背後には甲府徳川家と徳川宗家の将軍争いがうごめき、赤穂浪士の仇討の噂が囁かれるなか、剣術の腕前も確かな怒れる櫛職人<新次郎>の活躍が楽しめ、武士の矜持と職人の矜持との対比も見事でした。
#本 #読書

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ファルコン植物記(1937)2色の花弁<ルドベキア>(2)

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ファルコン植物記(1937)2...
ちいさなプラントボックスに植え込まれていた<ルドベキア>ですが、草丈1メートルを超え、見事な花を咲かせていました。

キク科ルドベキア属に分類され、北アメリカが原産地、日本には明治時代中ごろに導入されています。

真夏の炎天下でも元気に花を咲かせ、一株でもよく枝分かれをして鮮やかな黄色の花が株全体に広がり、遠目からでもよく目立ちます。

基本の花色は橙色や黄色の花弁ですが、写真は中心部がえんじ色で周りが黄色くなる2色咲きの品種「カプチーノ」です。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(1936)ど根性な(34)【ヒルザキツキミソウ】(2)

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ファルコン植物記(1936)ど...
一度アップしています 【ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)】 ですが、このときは花壇のなかで寄せ植え的に植え込まれていましたが、今回は敷石の目地の間から、ど根性に顔を出して咲いていました。いい環境ですと草丈50~60センチに育ちますが、土壌も確保できない場所ですので、草丈10センチにも達していませんでした。

アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で原産地は北アメリカ、大正時代末期に導入されましたが、いまでは逸脱して帰化植物として路傍などで散見できます。

属名の「Oenothera」は、ギリシア語の「oinos(=酒)+ther(=野獣)」が語源で、根にブドウ酒のような匂いがあり、それを野獣が好むことに由来しています。

花径4~5センチ、少し角ばった感じの4弁花で花弁の基部は黄色を帯び、8本の雄しべと十字形をした雌しべが1本あります。
#園芸 #花 #野草

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『FAKE』@<森達也>監督

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『FAKE』@<森達也>監督
2014年にゴーストライター騒動で日本中の注目を集めた<佐村河内守>をとらえたドキュメンタリー『FAKE』が、2016年6月4日より公開されます。

監督は、オウム真理教を題材にした『A』・『A2』の<森達也>が務めています。

聴覚に障害を抱えながら『交響曲第1番 HIROSHIMA』などの作品を手がけたとし、「現代のベートーベン」と称された<佐村河内>でした。しかし音楽家の<新垣隆>が18年間にわたってゴーストライターを務めていたことや、<佐村河内>の耳が聞こえていることを暴露。<佐村河内>は作品が自身だけの作曲でないことを認め騒動について謝罪しましたが、<新垣隆>に対しては名誉毀損で訴える可能性があると話し、その後は沈黙を守り続けてきました。

本作では<佐村河内>の自宅で撮影を行ない、その素顔に迫るとともに、取材を申し込みに来るメディア関係者や外国人ジャーナリストらの姿も映し出しています。
#ドキュメンタリー #ブログ #映画

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今年の読書(67)『舶来屋』幸田真音(新潮文庫)

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今年の読書(67)『舶来屋』幸...
アメリカ系銀行や証券会社での経験を生かし、著者の作品は経済関係の多くの作品があり、 『財務省の階段』 以来、久しぶりに「商人(あきんど)」を主人公に据えた本書『舶来屋』(2012年2月刊行)を読んでみました。

著者には出身地・滋賀県の<湖東焼>を扱った『藍色のベンチャー(のちに『あきんど 絹屋半兵衛』に改題)』(2003年刊行)があり、緻密な取材に圧倒されました。

本書は、インポートセクトショップの先駆けとして、銀座並木道で開業した「サン モトヤマ銀座本店」の創業者である<茂登山長市郎>の人生を克明に描き、戦後から高度成長期を経て、日本の生活文化に貢献してきた流れがよくわかる構成でした。

<グッチ>や<エルメス>、<トラサルディー>や<エトロ>と、今では誰もが知っているブランドをいち早く日本に紹介した彼は、商人(あきんど)としての信頼関係で取引をしてきましたが、アメリカ型経営の<ヴィトン>などの経営方針に押され、やがて<グッチ>や<エルメス>の商標権の返還をせざることになり、さぞや断腸の思いだったと思います。

<反省しても後悔はしない>という心構えは、また新しい分野に果敢に挑戦、まさに商人(あきんど)の鏡だと感じながら読み終えました。
#本 #読書

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豚のトマトシチュー@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路

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豚のトマトシチュー@立ち呑み【...
今宵は、「大将のローストビーフ」 を肴として選び、瓶ビールを楽しんでおりました。

二品目に選んだ「豚のトマトシチュー」(バケット付き:380円)と続きますと、新しい銘柄の(赤ワイン)があればと残念な気分です。

忘れずに<女将>さん、「グリーンハバネロ・ホットソース」と「タバスコ」を出してくださり、「トマト」ということで今回は「タバスコ」をたっぷりと振りかけました。

シチューということで、<じゃがいも・玉ねぎ・人参・トマト>の具材もたっぷりとあり、瓶ビールのいい肴になりました。
#グルメ #立ち呑み

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大将のローストビーフ@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路

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大将のローストビーフ@立ち呑み...
先週一週間は<大将>、仕事の関係でバンコックへ出張されていました。
火曜日は<女将>さんと<あゆちゃん>が出迎えてくれますが、18:30頃には<大将>も顔出しされ、面白い土産話が聞けるかもしれません。

今宵選んだ肴は、「大将のローストビーフ」(400円)です。

薬味としては<ホースラディッシュ>や<マスタード>が多いと思いますが、立ち呑み屋さんらしく、<わさび>が添えられていました。

クレイビーソースの味わいも良く、皿の盛り付け方の細かい指示をされているんですよと、<女将>さんが笑っておられました。
#グルメ #立ち呑み

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