道路沿いの畳二枚ほどの三角形の隅地は、いつも廃品回収置き場に使われています。
この場所は 「オオキバナカタバミ」 や 「オオイヌノフグリ」 が自生していますが、どなたかが整地され、隅の部分に「タマスダレ」が植え込まれていました。
「タマスダレ」 は、ヒガンバナ科タマスダレ(ゼフィランサス)属の球根草ですので、毎年咲き続けてくれますが、「オオキバナカタバミ」も「オオイウヌノフグリ」もそれなりにかわいい野草でしたので、どちらがいいのか複雑な気分で眺めておりました。
いつも昆虫の観察に出向きます空き地がきれいに刈り取られ、【チョウセンカマキリ】も見かけることがありませんでしたが、ようやく「フヨウ」の重なり合った葉の上で見つけました。
カマキリ目カマキリ科に分類され、「オオカマキリ」 に良く似ていますが、<オス>で65~80ミリ、<メス>で70~90ミリと、やや体長は小さめです。
捕まえてひっくり返し、一番目の脚の付け根の部分(前基節基部間)の斑紋が橙色ですと【チョウセンカマキリ】で、「オオカマキリ」は淡い黄色の斑紋です。
日本には、この【チョウセンカマキリ】をはじめ、「オオカマキリ」・「ハラビロカマキリ」・「コカマキリ」・「ヒナカマキリ」・「モリカマキリ」・「ウエバカマキリ」の7種類が分布しています。
【サルスベリ(百日紅)】としてよく見かけるのは、赤紅色の花弁 ですが、白色の花弁の花を見つけました。
5弁の花姿は同じですが、色合い的におとなしい感じがしています。
この【サルスベリ】の木には地方によって面白い名称が多く、幹を搔くと木がくすぐったがって、風もないのに枝葉が動くということで、「コチョコチョノキ」 ・ 「クスグリノキ」 ・ 「ワライギ」 ・ 「オドリバナ」などと呼ばれています。
原産地の中国では、漢名の「紫薇(しび)」は宮中を意味するところから、官邸に植える樹木として尊重されていますが、寿命が長く、暑い盛りの時期に次々と咲き続ける生命力に栄華の姿を重ね合わせて好まれているようで、日本でも社寺などの境内でよく見かけます。
「マミーポルノ」(=マミポル)という言葉を耳にして、主婦が読む官能小説のブームが世界的規模で起こっており、我が国にも波及していると聞き、それではと『ベアード・トゥ・ユー』(上・下)を読んでみました。
舞台はニューヨーク、SDSU(サンディエゴ州立大学)を卒業した24歳の<エヴァ・トラメル>は、広告会社に就職しますが、その会社のビルのオーナー<ギデオン・クロス>と初出社日に運命的に出会います。
彼は28歳で大富豪、誰もが振り返る美男子で彫刻のような肉体美の持ち主です。
共に過去に忌まわしい性的な経験がある<エヴァ>と<ギデオン>は、何かに取りつかれたように場所を選ばず、お互いを求め合います。
脇役として<エヴァ>にはバイセクシャルの同居人<ケアリー・テイラー>がおり、かたや <ギデオン>には<マクダン・ペレス>や元婚約者の<コリーヌ・ジル>などが登場、嫉妬と独占欲で揺れ動く男と女の心情が大胆に描かれていました。
今宵は、おいしい赤ワインを求めて【バール・ターナ】に顔出しです。
肴は長い名称でタイトルに書き切れませんでしたが、「黒毛和牛の炙り夏野菜マチュドニアとコリアンダー・パクチー風味」(1200円)です。
まず最初に選んだ赤ワインは、<M・シャプティエ社>の「バイオダイナミック農法」を用いて化学肥料を使わない有機栽培で作られた「シャプティエ・ペイ・ドック・シラー・オーガニック2012」(600円)です。
熟した果実の風味が、心地よくのど元を過ぎ去ります。
2杯目の赤ワインは、初リリースが2002年と新しい<ペレスクルス社>の「ペレスクルス・カベルネ・ソーヴィニオン・レセルバ2012」(750円)です。
熟れたレッドペリーとスパイスの香りが鼻をくすぐり、強いタンニンがありますが飲み口はまろやかで、いい味わいでした。
阪神西元町駅の<生け花>は、<田中とき子>先生がお一人で担当されています。
今回の花材は、「秋の七草」 のひとつである「フジバカマ」のみで、生けられていました。
「フィジバカマ」は、キク科ヒヨドリバナ属の多年草で淡い紫紅色の小さな花を咲かせ、「桜餅」のような香りを持っています。
平安時代の女性たちは、「フジバカマ」の干した茎や葉を水につけて髪を洗っていましたが、<生け花>のすがたも、当時の女御を思い出させる気品が漂っていました。
本日、お昼ご飯として選んだのは「四川風旨辛麻婆豆腐定食」(590円)です。
9月3日(木)からの販売で、本日10日までライス大盛りが同価格ということで、ギリギリ間に合いました。
【松屋】では、以前に冬季限定メニューとして 「豆腐キムチチゲセット」 がありましたが、一年中販売されてもいいと思うのですが、辛いメニューがあるのはありがたいことです。
四川風ということで、かなり「山椒」の味を期待したのですがそうでもありませんでした。
豚挽き肉と豆腐の量もそこそこで、豆板醤の辛さが楽しめる味付けでした。
今年の1月「新開地駅」にありました【嵯峨御流】の <生け花のショーケース> が撤去され、いつも楽しく拝花させていただいていただけに、非常に残念な思いでした。
本日も楽しみに板宿駅構内に置かれている<生け花のショーケース>に出向きましたら、なんと何もないがらんどうの状態で、驚きました。
駅員さんに訊いてみたのですが、「さぁ~」というご返事でなんとも気になる出来事です。
どの先生方もボランティアでの<生け花>ですので、部外者として諦めるざるを得ませんが、中止であるならばとても残念です。
先ほど<ファルコン植物記>で取り上げた 「ハツユキカズラ」 の新芽に、体長10ミリ程度の【ササグモ(笹蜘蛛)】がいました。
この【ササグモ】は網を張らずに徘徊して獲物を捕まえ、活発に動く蜘蛛として、日当たりのいい草花の上でよく見かけます。
クモ目ササグモ科には9属が分類されていますが、日本にはササグモ属だけがおり、5種が分布しています。
脚はいすれも細長く、鋭い針状の黒い棘をまばらに多数生やし、体色は白っぽく、頭胸部・腹部ともにあいまいな褐色の縦筋が入っています。
新芽の裏側にも小さな蜘蛛がいましたが、カメラを向けましたら、8個ある目で危険を感知されたのか、素早く逃げられてしまいました。
写真の【ハツユキカズラ】は、別名「フイリカズラ(斑入葛)」とも呼ばれ、「テイカカズラ」 の改良品種です。
草丈が10~30センチですので草本のように見えますが、キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性低木です。
葉に白い斑が入るので、【ハツユキカズラ(初雪葛)】の名が付けられました。
新芽のときには淡い桃色ですが、徐々に白みが強くなり、使途と緑の斑点が混ざった姿から、最後は緑一色になります。
それぞれの葉の色が混ざり、なかなか風情ある姿を、春から秋にかけて見せてくれます。
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