フランスのバラの名門<メイアン>が、1987年に作出した【ゴールデン・ボーダー】です。
丸弁カップ咲きの花が房になって咲きますので、満開時には株全体が花で覆われてみごとな景色になり、修景バラとしての面目躍如といった感があり、見事です。
花径6~7センチ、花弁数25~28枚程度で、棘がすくなく扱いやすく、直立性でコンパクトな樹形の四季咲き性の品種です。
咲き始めは濃い黄色をしていますが、花が終わるころには淡い黄色に変色して、香りはそう強くはありません。
一見普通の葉のように見えますが、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。原種としては500種ほどある大きな属で、 「カネノナルキ」 や 「ゴーラム」 などの仲間がいます。
葉にはっきりとした黄色い斑が入り、時には黄色い部分のほうが大きい場合もあり、縁には規則的な鋸葉があり艶のある葉姿、草丈は50~60センチ程度になりますが成長は緩慢です。
花は小さくて目立ちませんが、白~淡い桃色の筒状花で、花冠は5裂に分かれています。
これから気温が下がってきますと、葉は赤桃色に変化していきます。
属名の「クラッスラ」は、多肉植物として肉厚な葉を持って今明日ので、ラテン語の「厚い」にちなんでつけられました。
打ち合わせ先のテーブルに置かれていた花瓶の花、赤色系の花が多くてよく目立ちましたが、赤橙色の 「アルストロメリア」 や赤色の 「カーネーション」 に混じり、赤朱色の密集した花がなんなのか、一瞬わかりませんでした。
<蕊>が花弁より出ていますので、ユリ科かなと見たのですが、このような密集した花序の品種が思いつきませんでしたが、光線で輝く瞬間があり、別名「ダイヤモンドリリー」の名称がある <ネリネ> だと同定できました。
現在の「APG体系」ではヒガンバナ科に分類されていますが、以前の「クロンキスト体系」ではユリ科でしたので、花姿が似ていてもおかしくはありません。
<ネリネ>は1本の茎に10数輪ぐらいの花がつきますので、花瓶に生けられる際に「ギュッ」と押し込められたようで、窮屈でかわいそうな姿でした。
駅までの道すがら、コンクリートブロックで使用されていない井戸の周りを 区画した場所 があり、毎年【ニホンスイセン(日本水仙)】が全面に咲き誇りますので、楽しみにしています。
蕾が膨らんできたかなと眺めていましたが、ようやくそのうちの1本が開花していました。
<スイセン>には、1本の茎に1この花を咲かせる品種もありますが、この【ニホンスイセン】は、花径3センチばかりの芳香の強い花を横向きに数個つける房咲きの品種にあたり、別名「フサザキスイセン(房咲き水仙)」とも呼ばれています。
12月から翌年の3月頃まで咲き続けますので、可憐な花姿を楽しみたいとおもいます。
某住宅の玄関口に置かれた植木鉢に、<ネリネ>が咲いていました。
花は2種類あり、赤紅色と桃色と微妙に違い、また大きさも明らかに違います。
<ネリネ>はヒガンバナ科ネリネ属の総称として使われ、約30種が分類されていますが、流通している園芸品種の多くは「ネリネ・サルニエニシス」を元に改良されたものが中心です。
花色も<白・赤・桃・橙・紫・複色>と多彩で、花持ちも良く、開花した花は3週間ほどきれいな姿で楽しませてくれます。
きれいな青紫色の実を付けた、鉢植えの植物に目が留まりました。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の【ホウライムラサキ(蓬莱紫)】で、学名では<カリカルパ・フォルモサナ>、英名では「Foemosan beauty berry」でイメージ通りです。
沖縄・台湾・中国南部に自生しており、葉脇に集散花序を出し、淡い桃色~淡い紫色の小さな花を多数つけ、花後に青紫色の小さな球果を実らせます。
歯は楕円形で先端が細く、葉縁は細かい鋸歯がみられますので、同じ属の「ムラサキシキブ」や 「コムラサキ」 などと区別できる点です。
某マンションの入り口横の植え込みに、赤色と白色の組み合わせで【ナンテン(南天)】の実が色づいていました。
我が家にも【ナンテン】を植えていますが、一般的すぎて取り上げることはなかったのですが、「紅白」の植え付けは意図的だとおもいますが、余所で見かけた記憶がありません。
メギ科ナンテン属の常緑低木であまり大きくはなりませんが、京都の金閣寺には、大きく育った【ナンテン】の床柱が使用されています。
先端の葉の間から花序を出し、初夏に 白い花 を咲かせますので南天の「花」は夏の季語、晩秋から初冬にかけて赤色・白色(シロミノナンテン)の丸い実をつけますので、「実」は冬の季語となっています。
実を乾燥させたものは咳止め効果があり、葉には「ナンジン」を含んでいますので防腐作用があり、おせち料理や魚料理に添えられています。
7月9日~10日、江戸時代から行われている浅草・浅草寺で行われている「ほおずき市」の印象が強く、この時期に赤緋色の実が空き地にたくさん熟しているのを見つけ、少し驚きました。
「ホオズキ」の名は、その実の赤くふっくらとした姿が「頬」に似ていることから、「顔つき」と同様に「頬つき」となった説、果実を口をとがらせ吹き鳴らして遊ぶ様子から「頬突き」の意とも言われています。
ナス科ホオズキ属の多年草として、淡い黄色の5弁花を6~7月頃に咲かせ、花後に六角状の<顎>の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟しますと赤緋色を呈し、冬場には地上部は枯れて地下茎のみで越冬します。
一般的には原産地は東南アジアとされ、南欧やアメリカ大陸などの温帯に約80種が自生しています。
葉の形印象的な【ゴーラム】は、ベンケイソウ科クラッスラ属の植物で、鉢植えなどで人気のある 「カネノナルキ(カゲツ)」 の仲間の多肉植物です。
葉は棒状で先端が吸盤のようにへこんだ形で、その周辺は赤色に縁取られます。
葉はワックスを塗ったような光沢があり、成長していきますと下の方の葉は落ちて、木質化した茎の姿になり、草丈50センチばかりになりますが、成長はとても遅いです。
「カネノナルキ」同様に桃色の花を付けるようですが、実物を見る機会に恵まれていません。
湊川公園では、ボランティアの方々が植え込みのお花をお世話されており、多種の花が植えられていますので、夏場の昆虫写真の撮影には重宝する場所のひとつです。
今回植え込みの中に、草丈20センチばかりの【センニチコウ】を見つけました。
色合いから、矮性の<バディ・ドワーフローズ>という品種だと思います。
【センニチコウ(千日紅)】の名称は、花期が長く、葉が枯れてもドライフラワー状になって花色が落ちないところからきています。
花として鑑賞している部分は<苞>であり、色も紅・白・紫・黄・桃色等多彩です。
【センニチコウ】はヒユ科センニチコウ(ゴンフレナ)属の一年草扱いですが、 「キバナセンニチコウ」 は地下に球根を作り、3℃程度をたもてば冬を越して多年草として楽しめます。
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