『愚行録』(2017年) ・ 『蜜蜂と遠雷』(2019年)の<石川慶>監督が、SF作家<ケン・リュウ>の短編小説『円弧(アーク)』を<芳根京子>(24)主演で映画化した『アーク』が、2021年6月25日より全国で公開されます。
遠くない未来。生まれたばかりの息子と別れ、放浪生活を送っていた「リナ」は、やがて師となる「エマ」と出会います。「リナ」は大手化粧品会社で、最愛の人を亡くした人のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術する「ボディワークス」という仕事に就きます。一方、「エマ」の弟で天才科学者の「天音」は、姉と対立しながら、「ボディワークス」の技術を発展させた不老不死の研究を進めていました。
30歳になった「リナ」は「天音」とともに、不老不死の処置を受け、人類史上初の永遠の命を得た女性となります。やがて、不老不死が当たり前となった世界は、人類を二分化し、混乱と変化をもたらしていきます。
主演の<芳根京子>が、100歳を超えてなお生きる「リナ」役を演じています。「エマ」役の<寺島しのぶ>、「天音」役の<岡田将生>ほか、<倍賞千恵子>、<風吹ジュン>、<小林薫>らが共演しています。
玉田企画などの舞台でも活躍する俳優<山科圭太>の初監督作品となる異色サスペンス『ボディ・リメンバー』が、2021年6月25日より全国で公開されます。
新作に取り組んでいた小説家の「ハルヒコ」は小説のアイデアのため、従姉の「ヨウコ」からある夜の出来事を聞き出します。3年前、「ヨウコ」が夫の「アキラ」と営んでいるバーに夫婦の親友「ジロウ」が訪れ、久しぶりに再会します。
3人は他愛もない話で盛り上がりますが、実は「ヨウコ」と「ジロウ」は愛人関係でした。「アキラ」が目を離したすきに、「ヨウコ」と「ジロウ」はバーから姿を消してしまいます。高架下で燃え上がる2人。そんな2人をみている「アキラ」の姿がありました。
この3人をモデルに小説を書き進める「ハルヒコ」は、ミステリアスな「ヨウコ」にのめり込んでいきますが、恋人の「リリコ」はそれを止めようとします。しかし、現実と夢、そして小説の世界までもが混ざり合い、「ハルヒコ」は翻弄されていくのでした。
「ヨウコ」役に<田中夢>、「アキラ」役に<奥田洋平>、「ジロウ」役に<古屋隆太>、「リリコ」役に<鮎川桃果>ら、舞台を中心に活躍する俳優陣に加え、<三宅唱>監督作品常連の<柴田貴哉>が「ハルヒコ」役を演じています。
今夜、「BS12トゥエルビ」にて20:20(~21:00)より、2011年に設立され、2013年に劇場公開された短編『陽なたのアオシグレ』(監督:石田祐康)やマルコメのカップみそ汁のCMアニメーションなどで注目される新進気鋭の制作会社スタジオコロリドによる2015年6月5日より公開されました26分のオリジナルの劇場アニメーション『台風のノルダ』が放映されます。
とある離島の中学校を舞台に、少年同士の友情を描いた青春物語です。文化祭前日、島に観測史上最大の台風が接近するなか、幼い頃から続けていた野球を辞めたことがきっかけで親友の「西条」とケンカした「東」は、突然現れた赤い目をした少女「ノルダ」と出会います。
監督は、スタジオジブリでアニメーターとして活躍し、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品『陽なたのアオシグレ』ではキャラクターデザインや作画監督も務めた<新井陽次郎>が務めています。
本日のお昼、「BS日テレ」にて12:00(~14:00)より1967年製作されました『原題:A Warm Misty Night』が、『夜霧よ今夜も有難う』として1967年3月11日より公開されました作品の放映があります。
『不死身なあいつ』の<石森史郎>と『逃亡列車』の<江崎実生>が共同でシナリオを執筆し、<江崎実生>が監督した歌謡アクション映画です。
<ハンフリー・ボガート>、<イングリッド・バーグマン>主演のアメリカ映画『カサブランカ』(1942年・監督: マイケル・カーティス)を翻案して、<石原裕次郎>と<浅丘ルリ子>の主演により映画化されています。
<石原裕次郎>が歌う同名の主題歌『夜霧よ今夜も有難う』は、本来、前年の1966年に<石原裕次郎>が<浜口庫之助>に依頼し、<浜口庫之助>が過去の<石原裕次郎>映画でのヒーロー像をイメージしながら作詞作曲した曲です。主題歌もヒットし、<石原裕次郎>の代表的なレパートリーとして後年まで歌われました。
共演として、<二谷英明>、<高品格>、<太田雅子>、<伊藤るり子>、<佐野浅夫>らが名を連ねています。
上段左から<松山ケンイチ> <ムロツヨシ> <満島ひかり> <吉岡秀隆>
下段左から<江口のりこ> <柄本佑> <田中美佐子> <緒形直人>
<松山ケンイチ>が主演を務める2021年に公開予定の『川っぺりムコリッタ』の新キャストが発表されています。<江口のりこ>、<柄本佑>、<田中佑>、<田中美佐子>、<緒形直人>らが出演します。
『かもめ食堂』(2006年) ・ 『彼らが本気で編むときは、』(2017年)の<荻上直子>が自身の同名小説『川っぺりムコリッタ』(2019年6月・講談社)を実写映画化した本作。「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で安アパートのハイツムコリッタに引っ越してきた主人公「山田」が、さまざまな事情を抱えた住人たちとの交流を通して社会との接点を見出していく物語です。<松山ケンイチ>が「山田」を演じるほか、隣人の「島田」に<ムロツヨシ>、大家の「南詩織」に<満島ひかり>、墓石の販売員「溝口健一」に<吉岡秀隆>が扮するのは発表されている通りです。
このたび<江口のりこ>が山田の働くイカの塩辛工場のベテラン社員「中島」、<柄本佑>が山田に父の死を知らせる福祉課の職員「堤下靖男」、<田中美佐子>が犬を溺愛する富豪の「大橋」、<緒形直人>が山田にハイツムコリッタを紹介した塩辛工場の社長「沢田」を演じます。また<黒田大輔>、<笹野高史>も出演。声の出演として<薬師丸ひろ子>も名を連ねています。
今夜、「BS12トゥエルビ」にて19:00(~21:30)より、1981年西ドイツ製作の『原題:Das Boot』が、邦題『U・ボート』として1982年1月23日より公開されました第2次世界大戦を舞台に、ドイツ軍潜水艦(Uボート)の過酷な戦いを活写した作品の放映があります。
<ロタール・ギュンター・ブッフハイム>の同名小説を原作に、後に『トロイ』 ・ 『エアフォース・ワン』などのハリウッド大作を手がける<ウォルフガング・ペーターゼン>が監督・脚色を務めています。
Uボートの実物大レプリカを建造して撮影を敢行し、閉塞感に満ちた艦内で繰り広げられる乗組員たちの戦いをスリリングに描き出しています。
1941年、ナチス占領下のフランスの港町ラ・ロシェルから、ドイツ軍の潜水艦U96が出港します。総勢43名の若き乗組員たちは、緊迫した空気の流れる船内で魚雷の恐怖や続発するトラブルにさらされ、肉体的にも精神的にも限界まで追い詰められていきます。1997年には、<ウォルフガング・ペーターゼン>監督が編集を施したディレクターズカット版が製作され、日本では1999年5月1日)に公開されています。
19世紀を代表する哲学者、経済学者<カール・マルクス>の末娘<エリノア・マルクス>の激動の半生を描いた『ミス・マルクス』(原題:MISS MARX)が、9月上旬より全国で順次公開されますが、予告編が公開されています。
「カール・マルクス」の伝説の3姉妹の末娘であり、女性や子どもたち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、 社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの一人であり、時代を先駆けた女性として歴史を駆け抜けた43歳の若さでこの世を去った女性活動家「エリノア・マルクス」の、知られざる激動の半生を初めて映画化した作品です。
監督・脚本を手掛けたのは、前作『Nico, 1988』(2017年)でヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞したイタリア出身の<スザンナ・ニッキャレッリ>監督です。2020年ヴェネツィア国際映画祭でワールド・プレミアを迎えた本作は、同映画祭コンペティション部門でFEDIC賞、ベストサウンドトラックSTARS賞の2冠に輝き、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞を果たしています。
主人公「エリノア」を演じるのは<フランソワ・オゾン>監督『エンジェル』(2007年)の主演に抜てきされて以来、『つぐない』(2007年)や『未来を花束にして』(2015年)などの話題作に出演してきた<ロモーラ・ガライ>が演じています。
その素晴らしい業績の陰で、『戦火の馬』(2011年)、『クイーンズ・ギャンビット』(2020年)などの<パトリック・ケネディ>が演じる「エドワード・エイヴリング」への苦悩に満ちた愛と、政治的信念の狭間で引き裂かれていく姿も描かれ。アメリカのパンクロック・バンド、ダウンタウン・ボーイズによるカバー曲『インターナショナル』も登場し、クラシック✕パンクロックの音楽が紡ぎだす本作の魅力が垣間見える予告編となっています。
本日、「BS日テレ」にて19:00(21:00)より『原題:The Stormy Man』が、邦題『嵐を呼ぶ男』として1957年12月28日より公開されました日活作品の放映があります
小説サロン所載の<井上梅次>の小説を、彼自身と<西島大>が脚色し、<石原裕次郎>主演『鷲と鷹』(1957年)に続いて、彼が監督した娯楽映画です。
主演は『俺は待ってるぜ』の<石原裕次郎>、<北原三枝>のコンビです。ほかに<青山恭二>、<岡田眞澄>、<芦川いづみ>、<白木マリ>、<小夜福子>、<金子信雄>らが名を連ねています。またドイツ・ベルリン生まれの戦後を代表するジャズ歌手<笈田敏夫>が特別出演しています。
本日、「NHK BSプレミアム」にて13:00(~14:42)より、1967年アメリカ製作の『原題:The War Wagn』が、邦題『戦う幌馬車』として1962年8月5日より公開されました作品の放映があります。
<クレア・ハフェイカー>の西部小説『悪党』を彼自身が脚色、『続・荒野の七人』(1966年)の<バート・ケネディ>が監督を務めた西部劇です。
無実の罪で投獄されていた「トウ・ジャクソン」は仮出獄を許され、故郷エメットの町に帰って来ます。彼は自分をはめて投獄させ、所有する土地と金鉱を奪った「ピアース」に復讐を果たそうとします。
「トウ」が戻ってきたことを知った「ピアース」は流れ者のガンマン「ロマックス」を雇い、「トウ」を殺せと依頼しますが、「トウ」と「ロマックス」は「ピアース」が砂金を運ぶ装甲馬車を襲撃して50万ドルの奪おうという計画を密かに立てていた仲間でした。
「トウ」は「ロマックス」のほかに、メキシコ人の無法一味の1人だった「リーヴァイ」や爆発物の天才「ビリー」を仲間に入れ、インディアンからも協力を取り付け、 馬車を待ち伏せ、計画を実行に移します。
「トウ」役の<ジョン・ウェイン>をはじめ、『巨大なる戦場』の<カーク・ダグラス>が「ロマックス」、『逃亡地帯』の<ブルース・キャボット>が「ピアース」を演じ、『渡り者』の<ハワード・キール>、<ロバート・ウォーカー・ジュニア>、『消えた拳銃』の<キーナン・ウィン>らが出演しています。
<アンジェリーナ・ジョリー>は、『Mr. & Mrs. スミス』(2005年・監督: ダグ・リーマン) ・ 『ボーダーライン』(2015年・監督:ドゥニ・ビルヌーブ)で初脚本を務め、監督デビュー作『ウインド・リバー』(2017年)で『第70回カンヌ国際映画祭』ある視点部門監督賞を受賞した<テイラー・シェリダン>が務めています。
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