(12月8日から10日)の全国映画動員ランキングトップ10が興行通信社より発表され、初登場の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が1位に登場しています。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は若き日の「ウィリー・ウォンカ」が、いかにして世界一のチョコレート工場を作ったのかを描いたファンタジーです。「<ティモシー・シャラメ>が「ウォンカ」を演じ、<ヒュー・グラント>が〈ある因縁〉からチョコを盗み続ける宿敵「ウンパルンパ」に扮しています。監督は『パディントン』シリーズの<ポール・キング>が務めています。
ほか初登場は2本でした。<福原遥>と<水上恒司>がダブル主演を務めたラブストーリー『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が2位、<黒柳徹子>の自伝的小説をアニメーション映画化した『映画 窓ぎわのトットちゃん』は6位にランクインしています。
【全国映画動員ランキングトップ10】(2023年12月8日~10日)
1. 『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(初) 2. 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(初)
3. 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 4. 『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 5. 『ゴジラ-1.0』 6. 『窓ぎわのトットちゃん』(初)
7. 『首』 8. 『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』 9. 『ナポレオン』 10. 『怪物の木こり』
米メディアによりますと、<宮﨑駿>監督の長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』が、北米での公開後初の週末となる(12月8日~12月10日)の興行収入で1280万ドル(約18億6千万円)を超える見込みとなり、首位に立っています。
これまで英語の記事でも『How Do You Live』と直訳で暫定的に紹介されていましたが、公開が決まったことで北米配給を手がけるGKIDSがタイトルを『THE BOY AND THE HERON(少年とサギ)』と発表しています。
『君たちはどう生きるか』は北米で、12月8日に公開が始まりました。公開後1週目の週末興行収入は作品の人気を大きく左右するとされています。
<宮﨑駿>監督は『千と千尋の神隠し』でベルリン国際映画祭金熊賞や米アカデミー賞長編アニメ賞を受賞するなどし、海外でも高く評価されています。『君たちはどう生きるか』は、10日発表されましたロサンゼルス批評家協会賞でアニメ映画賞を受賞。11月にはニューヨーク批評家協会賞でもアニメ映画賞を受賞しています。
国内では、2023年7月14日の封切りから、4カ月を超えるロングランを記録。海外の週末興行ランキングでは台湾で4週連続1位、韓国では10月25日より上映され2週連続1位を獲得しています。フランスでは初週末で観客動員数64万人を記録し、同国におけるジブリ作品の興行として最高の動員数(初週)を更新しています。
娘の彼氏を追い払おうと奮闘する父親3人組を描いた2020年ドイツ製作製の『イッツ・フォー・ユア・オウン・グッド』が、2023年12月15日より公開されます。2017年のスペイン映画『Es por tu bien(英題:It's for Your Own Good)』をドイツでリメイクしています。
義理の兄弟の「アルトゥール」、「カレ」、「ユス」の3人には、それぞれ恋に溺れた娘がいるという共通点がありました。「アルトゥール」の娘「アントーニア」は結婚式をドタキャンして政治活動家に夢中になり、「カレ」の娘「ルナ」はカレの元同級生の写真家にぞっこんで、「ユス」の娘「ゾフィー」は不良学生の「アンディ」と過ごすために学校をサボりがちでした。
そんな娘たちを守るため、父親トリオは「娘の彼氏を追い払う」という共通の目的のために手を組み、あの手この手で男たちを追い払おうとします。
父親3人を、<ハイナー・ラウターバッハ>、<ユルゲン・フォーゲル>、<ヒルミ・セーザー>が演じ、監督は『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』でベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞している<マルク・ローテムント>が務めています。
インドネシア初の女性ヒーローといわれる「スリ・アシィ」の活躍を描いた『スリ・アシィ』が、2023年12月15日より公開されます。1954年に誕生したコミックを原作に、舞台を現代に置き換えて描いています。
ジャワ島のムラピ山が噴火し、車で逃げまどっていた若い夫婦が事故で亡くなります。生まれたばかりだった彼らの子どもの「アラナ」は孤児院に引き取られ、やがて正義感の強い少女へと育っていきます。
大人になった「アラナ」は格闘家として活躍していましたが、時折、激しい怒りに飲み込まれそうになることに悩んでいました。そんなある日、トラブルに巻き込まれた「アラナ」は、彼女をずっと見守ってきたという謎の組織に助けられます。そこで「アラナ」は自らに秘められた運命を知ることとなります。
主人公「アラナ」はインドネシアの人気俳優<ペフィタ・ピアース>が演じ、<レザ・ラハディアン>ら同国を代表する俳優たちが共演しています。監督はインドネシアの女性監督<ウピ>が務めています。
第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した<濱口竜介>監督作『悪は存在しない』で主演を務めた<大美賀均>が、監督を務めた作品『義父養父』が、2023年12月15日より公開されます。
服飾デザイナーの「リカ」は、少し前に母が5度目の再婚をしました。母は「男に経済力は求めていない」が口癖でした。ある日、「リカ」は母の再婚相手の双子の兄である「豊」を紹介されます。精神疾患のある妻を持ち、自身も末期ガンを抱える「豊」は、「リカ」に養子にきてほしいと言います。
その願いを受け入れ、「豊」の養子として一緒に過ごすことになった「リカ」は、次第に「豊」に父性を感じ始めますが、しかしその矢先「豊」は逝ってしまいます。
物語は、<大美賀均>監督の知人の実際にあった出来事がモチーフとなっており、脚本も担当しています。出演は、<澁谷麻美>、<松田弘子>、<有薗芳記>、<菅原大吉>、<黒沢あすか>が名を連ねています。
<太宰治>が戦争をテーマにつづった短編小説『未帰還の友に』を、『花筐 HANAGATAMI』の<窪塚俊介>主演で映画化した『未帰還の友に』が、2023年12月16日より公開されます。
学生たちに慕われている小説家の〈先生〉は、その中の1人である「鶴田」に特別な友情を感じていました。そんな「鶴田」が戦争へ行くことになり、出征前のわずかな時間に、〈先生〉と「鶴田」は酒を酌み交わします。彼らが常連となっていた居酒屋の娘「マサ子」は新宿ムーランルージュの新人ダンサーで、「鶴田」とは手紙のやりとりを通して恋を育んでいました。しかし出征が決まった「鶴田」は苦悩しながらも「マサ子」との別れを決め、〈先生〉にそのことを告げるのでした。
主人公の〈先生〉を<窪塚俊介>が演じ、『ロボット修理人のAi(愛)』の<土師野隆之介>が教え子「鶴田」役、舞台を中心に活動する<清水萌茄>が鶴田と恋に落ちる「マサ子」役、<萩原朔美>が作家の「井伏鱒二」役で共演、『女生徒・1936』の<福間雄三>が監督・脚本を手がけています。
香港で実際に起きたホームレス荷物強制撤去事件を題材にした2021年香港製作の『香港の流れ者たち』が、2023年12月16日より公開されます。
長編デビュー作『トレイシー』で高く評価された<ジュン・リー>が監督を務め、再開発の陰に潜むホームレス排除問題を軸に、移民問題や貧困層の薬物問題などさまざまな社会問題を浮き彫りにしています。
再開発による高層ビル建設ラッシュに沸く下町・シャムスイポー。刑務所を出て町に戻った麻薬中毒者「ファイ」は、ホームレス仲間たちとともに再び高架下で暮らし始めます。ところがある夜、食物環境衛生署の職員が事前通告なしに現れ、「ファイ」たちは家も身分証明書も失ってしまいます。彼らは新人ソーシャルワーカーの「ホー」の助けを借り、政府に対し賠償と謝罪を求める裁判を起こしますが、和解金を得られることになったところで意見が割れてしまいます。
主人公「ファイ」を『エグザイル 絆』の<フランシス・ン>、ホームレス仲間の長老「ラムじい」を『バーニング・ダウン 爆発都市』の<ツェー・クワンホウ>、ソーシャルワーカーの「ホー」を『返校 言葉が消えた日』の<セシリア・チョイ>が演じています。
今夜<19:00>より「BSテレ東」にて、2016年アメリカ製作の『原題:The Magnificent Seven』が、邦題『マグニフィセント・セブン』として、2017年1月27日より公開されました作品の放送があります。
<黒澤明>の傑作『七人の侍』(1954年)と同作をリメイクした『荒野の七人』(1960年・監督:ジョン・スタージェス)を原案にした西部劇で、熱いストーリーと迫力のアクションが注目の西部劇です。
悪漢「バーソロミュー・ボーグ」によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人である「エマ・カレン」は、賞金稼ぎの「サム」、ギャンブラーの「ジョシュ」、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。最初は金のためと割り切って戦いに身を投じる「サム」や「ジョシュ」でした。
「バーソロミュー・ボーグ」に<ピーター・サースガード>、「エマ・カレン」に<ヘイリー・ベネット>、「サム」に<デンゼル・ワシントン>、「ジョシュ」に<クリス・プラット>、<イーサン・ホーク>、<アントワーン・フークア>、<ヴィンセント・ドノフリオ>、<マーティン・センスマイヤー>、<イ・ビョンホン>、<マヌエル・ガルシア=ルルフォ>が名を連ね、監督は、<アントワーン・フークア>が務めています。
本日<13:00>より「NHK-BS]にて、1953年アメリカ製作の『原題:Roman Holiday』が、邦題『ローマの休日』として1954年4月27日より公開されました作品の放送があります。
アメリカ映画初出演となる<オードリー・ヘプバーン>と名優<グレゴリー・ペック>が共演した、<ウィリアム・ワイラー>監督のロマンティックコメディの永遠の名作です。
ヨーロッパを周遊中の某小国の「王女アン」は、常に侍従がつきまとう生活に嫌気が差し、滞在中のローマで大使館を脱出。街中で彼女と偶然出会ったアメリカ人新聞記者「ジョー」は、大スクープのチャンスとばかりに、彼女が王女だとは知らないふりをしてガイド役を買って出て、観光気分にはしゃぐ「アン」の姿をカメラマンの同僚「アービング」に撮影させます。しかし、つかの間の自由とスリルを満喫するうちに、「アン」と「ジョー」の間には強い恋心が芽生えはじめます。
「アン王女」に<オードリー・ヘプバーン>、「ジョー・ブラッドレー」に<グレゴリー・ペック>、「アーヴィング・ラドビッチ」に<エディ・アルバート>が演じています。
アカデミー賞では、主演女優賞に<オードリー・ヘプバーン>、脚本賞に<イアン・マクレラン・ハンター&ジョン・ダイトン>、衣装デザイン賞に<イーディス・ヘッド>が受賞した作品です。
1954年に日本初公開以降、日本ではその後も幾度もリバイバル公開されており、2003年9月13日には製作50周年記念デジタル・ニューマスター版でリバイバル公開。2023年には製作70周年を記念した4Kレストア版が公開されています。
フィンランドの<アキ・カウリスマキ>が5年ぶりに監督を務め、孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描いたフィンランド・ドイツ合作製作の『枯れ葉』が、2023年12月15日より公開されます。
<アキ・カウリスマキ>監督による『パラダイスの夕暮れ』・『真夜中の虹』・『マッチ工場の少女』の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜びと誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出しています。
フィンランドの首都ヘルシンキ。理不尽な理由で失業した「アンサ」と、酒に溺れながらも工事現場で働く「ホラッパ」は、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合います。しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしまいます。
『TOVE トーベ』の<アルマ・ポウスティ>が「アンサ」、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』の<ユッシ・バタネン>が「ホラッパ」を演じ、『街のあかり』の<ヤンネ・フーティアイネン>、『希望のかなた』の<ヌップ・コイブ>が共演しています。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品です。
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