20日、横浜スタジアムでの対DeNA5回戦は、阪神「5-7X」の雨天コールドゲームとなり逆転負けとなっています。
4回阪神<小野寺暖>が、今季1号となる代打逆転満塁本塁打を左翼席中段に打ち「5-3」とリードしました。<小野寺暖>は今季7打席目で初安打が本塁打となっています。阪神の逆転満塁本塁打は2021年5月2日広島戦の<佐藤輝明>以来、また、代打満塁本塁打は2020年8月6日の巨人戦の<中谷将大>以来、通算17本目でした。そのうち逆転が付いたのは7本目です。
過去16本の試合は逆転弾を含めすべて勝利しており、代打満塁本塁打が出たにもかかわらず黒星が付いたのは今回の<小野寺暖>で3人目、セ・リーグでは史上初めての試合となっています。
21日18:00、観客数1万6995人の横浜スタジアムで「DeNAー阪神」5回戦が行われ、阪神は6回雨天コールドゲームで「5-7X」の今季10試合目の逆転負けを喫し、4連敗で今季敵地12戦12敗となっています。
横浜スタジアムでの対DeNA同一カード3連戦3連敗は横浜時代の2007年9月24~26日以来、15年ぶりの屈辱です。かつて「横浜銀行」の例えもあった好相性の横浜で勝てず、DeNAが5割に復帰したため、セ・リーグの借金を全て抱える借金16となってしまいました。今季は3勝19敗1分けとなり、勝率は1割3分6厘に落ちています。
20日18:01、観客数1万9143人の横浜球場で「DeNAー阪神」4回戦が行われ、延長戦の末、阪神は「0-1X」で今季3度目のサヨナラ負けを喫し、3度目の3連敗で3勝18敗1分けとなっています。
試合は序盤から先発の<小川一平>が快投。力強いストレートを軸にツーシーム、カットボール、カーブなどを織り交ぜDeNA打線に付け入る隙を与えませんでした。自己最長となる7回を投げ95球2安打6奪三振2四球の無失点としてスコアボードに7つ目のゼロを刻んでいます。
続く八回に打席が回ったところで代打が送られて交代。打線の援護がなく、白星の権利は手に入りませんでした。
打線は序盤から得点圏に走者を置きながら、あと一本が出ず。互いに均衡を破れないまま延長戦に突入すると、延長十回に4番手<浜地真澄>が<ソト>に右翼ポール際へサヨナラ3号本塁打を浴びてしまいました。
19日18:01、観客数1万7596人の横浜スタジアムで「横浜ー阪神」3回戦が行われ、阪神は「4-5X」の今季8度目の逆転負けで2連敗となっています。4点先制しましたが、ひっくり返され、敵地では10戦全敗。今季3勝17敗1分け。勝率は8厘下がって1割5分になっています。
阪神打線は初回1死から2番<佐藤輝明>が三塁線を破る二塁打で出塁。<大山悠輔>の死球、<ロハス・ジュニア>の四球などで2死満塁とDeNA先発の<ロメロ>を攻め込むと、<糸井嘉男>の三塁適時内野安打、<糸原健斗>の中前2点適時打で幸先良く3点を奪いました。続く二回には2死から<佐藤輝明>が弾丸ライナーで右翼席中段に運ぶ5号ソロ本塁打。二回を終えて「4-0」と試合の主導権を握りました。
しかし、先発の<西勇輝>が撃ち込まれてしまいます。
二回に3連打などで2点を返されると、四回には<大和>の右中間適時二塁打、代打<藤田>の右前適時打で同点に追いつかれ、「4-4」で迎えた五回。1死一、二塁から<宮崎>に中越えへ勝ち越しの適時二塁打を許し、五回途中67球8安打1四球1死球の5失点(自責点5)で降板、2番手<馬場 皐輔>に引き継いでいます。
打線も三回以降はDeNAの小刻みな継投策の前に2安打散発の沈黙。九回は先頭の代打<島田海吏>が四球で出塁も、1死一塁から<中野拓夢>が二ゴロ併殺に倒れ、三塁打を残すサイクル安打に期待がかかる<佐藤輝明>まで打順が回せずゲームセットとなっています。
17日14:00、観客数4万1175人の阪神甲子園球場で、対巨人6回戦がおこなわれ、阪神は「1-3」の逆転負けでカード3連勝にはなりませんでした。
阪神先発の<ガンケル>は、4回に<ウォーカー>に来日1号となる3ラン本塁打を打たれ「1-3」と逆転されてしまいました。5回73球4安打3奪三振3四球3失点(自責点3)で2番手<浜地>に引き継ぎ、<岩貞>~<馬場>と巨人打線を抑えていますが、打線が逆転をすることはありませんでした。
打線は8安打と巨人の5安打を上回りましたが、2回<糸井嘉男>の、バックスクリーンに運ぶ3号ソロによる1点のみに終わりました。この日<糸井嘉男>は3安打猛打賞で、2点を追う九回も左前打を放って出塁し、逆転へ向けての機運を高めましたが、後続が続かず無得点に終わっています。
17日14:00、観客数2万9426人のZOZOマリンスタジアムにて「ロッテ―日本ハム」4回戦が行われました。
ロッテ<佐々木朗希>(20)が日本ハム打線を圧倒し、8回までパーフェクト投球をしました。<佐々木朗希>は、10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成しています。
この日も8回102球で0安打14奪三振0四球の完全投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合を目前にしていましたが、8回まで打線の援護がなく「0―0」で、<井口>監督が9回<益田>と交代で降板しています。
この日は一、二回に三振を奪い、25イニング連続奪三振を記録。2020年に<山本由伸>(オリックス)がマークした日本選手最長記録に並んでいます。三回は三振を奪えず、新記録達成は逃しました。
また、3試合にまたがる連続打者アウトを「52人」とし、大リーグ記録を塗り替えています。大リーグ記録は2014年8月28日、ジャイアンツの右腕<ユスメリオ・ペティット>投手(当時29)がロッキーズ戦で記録した「46人」連続アウトです。<ペティット>は、同7月22日から先発登板で最初の8人を抑えたこの試合まで、8試合にまたがっての記録達成でした。
16日14:00、デーゲームとして今季最多の観客数4万0354人の阪神甲子園球場にて対巨人5回戦が行われ、阪神が「2-1」の接戦を勝ち、今季初の連勝&カード勝ち越しを決めています。
阪神打線は、3回2死二塁で、<中野拓夢>が放った三遊間への深い当たりを、遊撃の<坂本>が一塁へ悪送球し、二塁走者の<梅野>が先制のホームイン(記録は内野安打と失策)しました。1点リードの四回、先頭の<近本光司>が中越え二塁打で出塁すると、<大山悠輔>が巨人先発<シューメーカー>の内角ツーシームを叩き、打球は左翼フェンスを直撃し連続二塁打、チームとして64イニングぶりの適時打で「2-0」としました。
適時打が出なかったこの64イニングの間は、<佐藤輝明>の3本の本塁打と、<ロハス・Jr.>の1本塁打、<大山悠輔>の犠飛による得点だけでした。
来日初登板初先発の<ウィルカーソン>は6回90球3安打5奪三振3四球1失点(自責点1)と好投。序盤から緩やかに落ちるチェンジアップが効果的に決まり、真っすぐの威力も十分でした。2点リードの六回に<岡本和>の左前適時打で1点差に詰め寄られましたが、粘り腰の投球で同点は阻止。<アルカンタラ>~<湯浅京己>~<岩崎優>とつなぎ来日初勝利を挙げています。
15日18:00、観客数3万4153人の阪神甲子園球場での対巨人4回戦が行われ、阪神が実に2018年5月25日以来、1421日ぶりに先発<菅野>に甲子園で黒星をつけ「4-1」で待望の今季2勝目を挙げて両目が開きました。
引き分けを挟んだ連敗は6で止まり、8試合ぶりの勝利で、史上最低を記録していた勝率も「・118」となり、1割台に回復です。
先発の<青柳晃洋>が初回、わずか12球で1失点。「0-1」で迎えた五回に二死二塁、2番<佐藤輝明>が巨人先発の<菅野>から右翼スタンドへの4号逆転2ランを運んでいます。実に(4月5日)のDeNA戦の初回(3得点)以来、82イニングぶりとなる複数得点を挙げ、八回には無死一塁で、5番<ロハス>が巨人3番手の<畠>からセンターへのダメ押しの2ランを放ち、試合を決定づけました。
ただ、この試合の得点も本塁打での得点で、好機に適時打が出ないのが気になる打線です。
開幕投手が決まっていた<青柳晃洋>が、ようやくコロナから復帰今季初先発登板、8回95球7安打6奪三振1死球1失点(自責点1)で1勝目を挙げ、9回登板の<岩崎優>がセーブを挙げています。
14日18:00、観客数1万6836人のバンテリンドームにて対中日3回戦が行われ、阪神は中日先発の<柳>に完投を許し「1-4」で負け、引き分けを挟んで6連敗を喫し、借金は14に膨らんでいます。1勝15敗1分けとなり、17試合終了時点での勝率・063はプロ野球ワーストを更新しました。
この試合先発予定でした<藤浪晋太郎>が新型コロナウイルス陽性判定を受け、代役で中継ぎから先発に回った新人<桐敷拓馬>(新潟医療福祉大)が立ち上がりにつかまりました。<大島>、<A・マルチネス>の安打などで2死二、三塁のピンチを招くと、<阿部>に右翼へ先制の2点二塁打をうたれてしまいました。二回は走者を出しながらも無得点に抑えましたが、三回の攻撃で代打を送られ、2回を39球4安打1三振1四球の2失点(自責点2)で降板となり、2番手<尾仲祐哉>に引き継ぎましたが、2番手の<尾仲祐哉>も三回に2失点し、点差を「0-4」と広げられてしまいました。
打線は、開幕から4番を務めてきた<佐藤輝明>をプロ初の「2番」に起用し、代わって<大山悠輔>を4番に据えるなど2試合連続で大幅に打線を組み替えました。四回無死から1番<中野>がチーム初安打となる左前打で出塁も、続く<佐藤輝明>が二ゴロ併殺。六、八回とともに2死一、三塁の好機をつくりますが、中日先発<柳>の前に後続が打ち取られ得点できません。
完封負けかと思われた九回に<佐藤輝明>、<近本光司>の初の連打で無死一、三塁とし、<大山悠輔>の中犠飛で「1-4」と完封を免れましたが、反撃もそこまで。連続イニング適時打なしは52イングとなっている打てない阪神です。
本日15日からは本拠地甲子園で、現在首位を走る巨人との3連戦です。
13日18:00、観客数1万6872人のバンテリンドームで対中日2回戦がおこなわれ、阪神は「0-1X」の中日にサヨナラ負けを喫し、引き分けを挟んで5連敗となってしまいました。勝率はわずか6分7厘となり、16試合時点では1979年西武の7分1厘を下回り、プロ野球最低記録となっています。首位巨人とは10ゲーム差に開きました。
開幕からわずか1勝だけですが、さらにこの日災難が起こりました。<江越大賀>、<藤浪晋太郎>、この日の先発予定の<伊藤将司>が新型コロナ陽性判定を受けてしまいました。濃厚接触疑いの<馬場皐輔>と<山本泰寛>は、特例2022対象選手として出場選手登録を抹消されました。まさに泣きっ面にハチの状態の阪神です。
前日の変更打線から元に戻した1番<近本光司>、2番<中野拓夢>の2人がこの日の阪神の安打すべての3本を打ち、盗塁も決めるなどチャンスメークしますが、3番以降が沈黙。急遽先発の<小川一平>は4回2/3を66球2安打4三振1四球1死球失点0で2番手<岩貞祐太>に引き継ぎ、<アルカンタラ>~<浜地真澄>~<湯浅 京己>~9回<加治屋蓮>と中日打線を抑えながらも打線の援護がありませんでした。ここ3試合で2得点だけでは何ともなりません。
互いに決定打が出ないまま、「0-0」の延長10回、<京田>の左中間の二塁打、代打<根尾>の四球で1死一、二塁。2イニング目に臨んだ6番手<加治屋蓮>が打たれました。2ストライクからの3球目。ストライクゾーンに入ったフォークを1番<大島>に捉えられ、前進守備の右中間を破られ、サヨナラ負けの14敗目です。
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