兵庫県尼崎市は兵庫県の南東部に位置し、大阪市に隣接する、人口約45万人の都市です。ここに建築中の「尼崎城」が、姿を現してきています。
阪神尼崎駅のプラットホームから望める南側に、4層の天守が姿を現し、屋根の上には瓦はもちろん、シャチホコも取り付けられています。
尼崎城は1617(元和3)年、<戸田氏鉄>(うじかね)により築城されました。<戸田>氏の後は、<青山>氏、<桜井松平>家と続き、幕末を迎えます。1873年(明治6年)の廃城令により、建物は取り壊されました。
この尼崎城が、145年ぶりに鉄筋コンクリート造りで再建されています。竣工予定は築城400年の2018年秋、内部の一般公開が始まるのは2019年3月29日の予定です。
< JR大畑駅 >
古民家再生を行う「NOTE」(兵庫県篠山市)などは、改修中のJR肥薩線大畑駅(熊本県人吉市)の旧・木造保線詰所にレストラン「囲炉裏キュイジーヌLOOP」を9月8日(土)に開業します。
今回改修されるのはJR大畑駅にある、旧保線詰所に使われていた木造の建物。保線詰所は1909年築だが永年使用されていなかった。隣接してSLの給水塔があります。
大畑駅はスイッチバックの駅として知られ、周辺人口は非常に少ないながら観光列車も停車します。
再生を手掛けたのは「NOTE」社の子会社「NOTE人吉球磨」が設立した「CLASSIC RAILWAY HOTEL」で、店内では人吉・球磨の食材を用いたフレンチが提供されます。
メニューはランチプレート1,800円、ディナーコース4,800円/7,800円など。水曜日は定休日で、大畑駅の木造駅舎は現在と変わらぬまま使用される予定です。
東急電鉄と竹中工務店、東邦レオの3社が、歴史的建築物「旧山口萬吉邸」(東京都千代田区)を改修。2018年9月から東邦レオのグループ会社、NI-WAが会員制オフィス「kudan house」として運営を開始します。
この事業は、所有者の「先代の山口萬吉が築いた邸宅を次世代に遺したい」という想いを受けて2017年1月に開始。設計は竹中工務店、施工は東京理建が担当しています。
「旧山口萬吉邸」は、1927(昭和2)年に竣工した地下1階、地上3階の洋館です。延床面積は約850平方メートル。関東大震災後に設計され、耐震鉄筋コンクリート構造を採用し、建物内は当時流行したスパニッシュ風のデザインでまとめられています。2018年5月には国の登録有形文化財に認定。場所は東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線の九段下駅から徒歩約5分のところです。
<山口萬吉>さんは、1897(明治30)年生まれで新潟県長岡出身の財界人。中国をはじめ海外からガラスなどの輸入品を仕入れ、東京や長岡などで販売して財を築いたそうです。
改修にあたって、間取りは変えていませんが、地下1階の物置やボイラー室はギャラリースペースやイベントスペースに。1階の洋室はライブラリースペース、3階の物置はオフィスや会議室、スタジオとなっています。また、2階には和室もあります。床のフローリングや壁などは当時のものを使用していますが、空調装置や水回りは現代のものに変えています。
< 「兵庫県林業会館」の完成予定図(画像:竹中工務店) >
兵庫県産の木材を用いた5階建てビルが来年1月、神戸・元町のオフィス街に竣工します。建物を支える主要構造部に鉄骨と、「CLT(直交集成板)」と呼ばれる耐震性に優れた木製パネルを使用。建物の密集地域で求められる耐火基準も満たす構造です。都心部の木造ビルは珍しいといい、関係者は木材利用の拡大につながると期待が寄せられています。
ビルの延べ床面積は約1500平方メートル。1階は鉄筋コンクリート造りで2~5階にCLTを使う。老朽化した「兵庫県林業会館」を建て替えるため、県森林組合連合会などの県内4団体が約8億円を投じて今年3月に着工しています。
CLTは、複数の板を木の繊維方向が直交するように積み重ねて接着した建築材料。新ビルは重力を柱と梁の鉄骨で、横揺れは床と外壁のCLTでそれぞれ支えます。受注した共同企業体の竹中工務店(大阪市)が鉄骨とCLTをつなぐ技術を確立し実現しています。木造ビルの課題だった1室の広さも最大約200平方メートルを確保しています。理論上、15階以上のビルへの応用も可能という。
新ビルのCLTは縦3~6メートル、横2・2メートル、厚さ15~21センチで、計187枚を使用します。出荷期を迎えた県産のスギ、ヒノキの計4千本をCLTに加工しました。一般的な木造住宅の10戸分に相当する。節目が多い低質の木材も利用でき、担い手不足で管理が不十分な山林の木の有効活用が期待できます。
来年1月に完成する予定。建築現場では、鉄骨とCLTの組み立てが始まっています。
< 「横浜アンパンマンこどもミュージアム」のイメージ(画像:同ミュージアム) >
アニメ「それいけ! アンパンマン」をテーマにした「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」(横浜市)は、来年夏に近隣に移転すると発表しています。新施設は今の2倍の広さで、参加体験型アクティビティーを増やすという。現施設での営業は来年5月末まで。
新施設の名称は「横浜アンパンマンこどもミュージアム」で、現在のみなとみらい4丁目から同6丁目に移る。より横浜駅寄りになり、利便性が高まるという。地下1階~地上3階建てで、ミュージアム(有料)のほか、ショップやレストラン、駐車場を備える。延べ床面積がほぼ倍の約1万4千平方メートルに広がり、アンパンマンの世界観をより感じてもらえるよう全面リニューアルするとのこと。
2007年に10年間の暫定施設として開業した。未就学児やその家族に人気で、今年8月にはミュージアム入館者数が900万人を突破。仙台市や 神戸市 なども含め全国に計5施設を展開しています。
< 「スヌーピーミュージアム・六本木」(画像:東急電鉄) >
町田市(東京都)と東急電鉄、ソニー・クリエイティブプロダクツは2018年8月16日(木)、「南町田グランベリーパーク」の2019年秋のまちびらきに合わせ、「スヌーピーミュージアム」を開館することで事業合意したと発表しました。
東急田園都市線の南町田駅(東京都町田市)に隣接するショッピングモール「グランベリーモール」は再開発に伴い2017年2月に閉館。そして2019年秋に、敷地面積およそ22.2ヘクタール、約200店からなる「南町田グランベリーパーク」がオープンする予定です。
「スヌーピーミュージアム」は2016年4月、東京の六本木に開館していますが、2018年9月24日(月・休)に予定通りの会期を終え閉館を迎えます。そして今回、六本木に代わる新たな場所として、南町田への移転が決定。スヌーピーファンの聖地といわれる「チャールズ M.シュルツ美術館」(米カルフォルニア州)の世界唯一の分館(サテライトミュージアム)として、六本木の約2倍の規模となる館内で漫画『ピーナッツ』やスヌーピーの原画、資料などが紹介されます。また、緑豊かな環境を生かし、屋外プログラムも提供される予定です。
運営はソニー・クリエイティブプロダクツ。延床面積は約2600平方メートルで、カフェ(約200平方メートル)が併設されます。
なお、「南町田グランベリーパーク」のまちびらきに合わせ、認知度向上や地域の愛情醸成などを目的に、南町田駅の駅名が 「南町田グランベリーパーク」 に改称されます。さらに急行列車が「土休日のみ停車」から、平日を含む「全日停車」に変更される予定です。改称・変更時期は「2019年度中」で、詳細は追って発表されます。
< 完成予想図(画像:パルコ) >
パルコ(東京)は9日、ファッションビルの旧 「神戸メディテラス」 (神戸市中央区三宮町2)を建て替えて新築する商業施設「三宮ゼロゲート」を9月14日に開業する、と発表しています。ファッション・雑貨店などが入居予定という。
「メディテラス」は、アパレル大手のワールド(同市中央区)が05年に開業。しかし、商業施設の競争激化で集客力が落ち、営業継続を断念。15年にパルコに売却されました。
「三宮ゼロゲート」は地上4階建てで、延べ床面積は約1500平方メートル。外壁の大部分をガラス張りにする。1階にファッション・雑貨店が、2階にスポーツファッション店が入る。3、4階は現在調整中だそうです。
投資額は約6億円。パルコは兵庫県内に初めて進出することになります。
< 再開発完成図(画像:ドン・キホーテ) >
ディスカウント量販店を展開するドンキホーテホールディングス(HD)は13日、東京都渋谷区道玄坂の旧「ドン・キホーテ渋谷店」跡地周辺を再開発すると発表しています。超高層ビルを建設したうえで、店舗、事務所、ホテルを進出させる。区画整備工事を9月から着手し、平成34年4月に完成させる予定です。
「渋谷区道玄坂二丁目開発計画」は、「文化村通り」に面した約5700平方メートルの敷地に地上28階、地下1階の高さ120メートルの超高層ビルを建設します。延べ床面積が約4万平方メートルの大型開発となります。
同日開催の決算・事業説明会で<大原孝治>社長は「渋谷地区で進む再開発の1つとして、文化村通りの活性化や渋谷全体の回遊性を高めていく」と、開発の意義を強調しています。
「神戸国際会館」(神戸市中央区)は、来年4月に新会館開業20周年(1999年5月竣工)を迎えることを記念し、特別イベントを開催。その実施内容を投票によって決めるキャンペーンが8月1日から9月30日まで開催されています。
「お客様を親しみをもって、あたたかく迎え入れる」という想いを込めた「Greeting(グリーティング)~もっと身近に~」を新会館開業20周年コンセプトに、神戸国際会館と来客の身近な関係を表した「20周年記念シンボルマーク」も制作されています。
来年4月から2020年3月までの開催を予定している特別イベントは、「こくさいホールのバックステージツアー」や、11階にある屋上庭園「そらガーデン」に期間限定で食堂をオープンする「Greeting食堂」、体験型脱出ゲームなど、同社の若手社員が考案した複数の企画の中から一般投票を受け付け、人気上位の企画が実施されます。また、商業施設「SOL(ソル)」の大規模リニューアルも予定されているとか。
ソニーは8日、東京・銀座に9日から平成32年秋までの期間限定で開業する「銀座ソニーパーク」を報道陣に公開しました。数寄屋橋交差点前のランドマークとして半世紀にわたり親しまれ、昨年3月閉館したソニービル跡地を利用。地上1階地下4階の「垂直立体公園」として体験型イベントや音楽ライブなどを開く予定です。
同施設はソニービルの特徴的な構造を残しながら、上層階を建てず地下3階まで吹き抜けにした開放的なデザイン。「変わり続ける公園」をテーマに、多彩な催しを開ける共有スペースを各階に設けています。
地下2階には無料のローラースケート場を来月24日まで設け、プロのパフォーマンスやディスコイベントを開催。「ソニーのDNAである“遊び心”を発信していきたい」といい、今後は沖縄の海の生き物1千匹を集めた水槽の展示などを予定しています。
また地下4階には、キリンビールのクラフトビール子会社であるスプリングバレーブルワリーが新形態の店舗「ビア・トゥ・ゴー」をオープン。訪日外国人を含め、幅広い層に日本発のクラフトビールをアピールする狙いです。
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