鈴蘭台駅前においては、北区の玄関口にふさわしい交通結節機能の改善と駅前の賑わいづくりを図るため、市街地再開発事業による再開発ビルや交通広場などの整備を進めてきましたが、2018(平成30)年9月25日にオープニングセレモニー(8:20~)・イベント(9:30~)が開催されます。
当日は再開発ビル3階の「すずらん広場」を会場に、オープニングセレモニーをはじめとして1日を通して様々なイベントの実施が予定されています。
また、当日は神戸電鉄により、旧車両の塗装を復刻した「メモリアルトレイン」2編成が運行されます。
なお、鈴蘭台駅の橋上駅舎においても、同日始発からの供用開始に先立ち、神戸電鉄株式会社の主催により、お客様や関係者の安全を祈念する式典を開催することになっています。
< 。「建築の多様性と対立性」(SD選書174) >
アメリカの建築家、<ロバート・ベンチューリ>氏がニューヨーク・タイムズ紙電子版によると、18日、アルツハイマー病の合併症のため米東部フィラデルフィアの自宅において、93歳で死去されています、
1925年6月25日、フィラデルフィア生まれ。プリンストン大などで建築を学んでいます。機能的なモダニズム建築に異を唱えて「ポストモダニズムの父」と呼ばれ、多くの建築家に影響を与えました。建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を1991年に受賞しています。
シアトル美術館(1991年)、日本では栃木県日光市の温泉旅館「大江戸温泉物語日光霧降」の施設を設計。
『建築の多様性と対立性』(1966年) ・ 『ラスベガス』(共著 1972年)などにおいて、禁欲的に装飾を否定したモダニズム建築を批判し、ポストモダンを提唱しました。
日本の設計で築かれたミュージアムがスコットランドの新しい名所として登場することになった。スコットランド東部の海岸線の街ダンディーで9月15日にオープンする「ビクトリア・アンド・アルバート(V&A)デザインミュージアム」。設計は<隈研吾>氏。スコットランド伝統のデザイン文化や技術を生かした、新たな地域活性の象徴としても期待されています。
ダンディーは、ゴルフの全英オープンで知られる聖地セントアンドルーズと入り江をはさんで北側の対岸にあり、エディンバラから北に鉄道や車で80分ほどのところにあります。
デザインミュージアムがイギリスでロンドン以外で造られたのは初めて。スコットランドはタータンチェックで知られるように、衣服のデザインで長い伝統があり、その技術を学び、さらに新しい現代のデザインと融合した創作を志しています。
ミュージアムはそうしたスコットランドの世界に向けて才能と存在感を示す場といえ、「伝統を学び、新しいものを世界に送りだすことで世界を融合できる拠点も目指しています。
今朝の『神戸新聞』第一面に、「三宮の再開発ビル」 の概要記事が掲載されていましたので、記録として残しておきたいと思います。
神戸の玄関口・三宮再整備のシンボル的存在となる高層ツインタワー1期ビルを建設する再開発会社が、具体案を作成する事業協力者に、三菱地所や神鋼不動産など5社でつくるグループを選んだことがわかりました。世界的建築家の<坂茂>氏がデザインを手掛け、タワーの多くの部分をオフィスに充てるようです。JR大阪駅北の「グランフロント大阪」も開発した三菱地所などが、三宮駅直結の立地の良さを生かして企業約50社を誘致し、計約1500人が働く場を創出するとしています。
高層ツインタワーは、神戸市中央区雲井通5、6丁目に計画。中央区役所や市勤労会館、商業ビル「サンパル」がある5丁目に1期ビルを、商業ビル「サンシティ」が立つ6丁目北地区に2期ビルを配置する予定で、今回の事業者は1期ビルを担当します。
三菱地所などが提案したプランは、地下3階、地上32階で延べ約10万平方メートル。中・低層部には西日本最大級のバスターミナルや新しい神戸文化ホールが入り、タワー部は15フロア分をオフィスに割り当てる。中・低層部屋上に設ける庭園に面する「スカイライブラリー(図書館)」も入ります。
プランの最大の特徴は、タワー部の6割超を占めるオフィスフロア。貸しオフィスの空室率が低い神戸の一等地にまとまった空間が創出されるだけでなく、同グループが自ら床を取得した上で、企業を誘致します。
事業協力者に応募したのは2グループ。選考に敗れた森ビル都市企画などのグループは、<隈研吾>氏によるらせん状の吹き抜けや自然素材を生かした斬新な空間デザインなど事業計画では三菱地所などのグループに勝ったが、事業の実施体制や中・長期的な継続性などの評価で地所側が上回ったとのこと。
再開発会社によると、1期ビルの着工は20年度、完成は25年度を予定しています。
< 「関西キユーポート」(画像:キユーピー) >
キユーピー(東京)は、伊丹工場(兵庫県伊丹市)のマヨネーズ工場跡地に、業務用の卵加工品を製造する拠点を新設すると発表しています。2020年春の稼働予定で、投資額は約115億円。卵を割る工場や加工品の生産、物流などを一体化することで、効率的な生産体制を構築します。
新たな施設は「関西キユーポート」。5階建てで、延べ床面積は約2万平方メートル。別棟にある割卵工場と、厚焼き卵、ゆで卵、スクランブルエッグなどの加工品の生産工場を集約し、一貫生産体制を敷く。生産能力は2015年と比較して10%増を目指します。
現在、同社やグループ会社の営業部門が入る大阪支店(大阪府吹田市)も移転し、新施設の従業員は計600人となる。グループの物流会社も敷地内にあり、製造・販売・物流一体型の拠点とする。同社では今後、需要拡大が見込まれる卵加工品の生産を合理化し、商品開発のスピードも加速させるとしています。
同社は2016年10月に 神戸工場 (神戸市東灘区)を新設し、伊丹工場からマヨネーズの生産を移管しています。神戸工場では、ドレッシングなど主に家庭用の商品を製造しています。
子供服の老舗「ファミリア」が、1966年以来約半世紀にわたり栄養してきました「神戸元町本店」(中央区も世町通1)を8月26日をもって閉店しています。合わせて、ファミリア大丸神戸店は、8月21日にて終了しています。
9月8日からは、神戸大丸の南側に当たる旧居留地のデビスビルディング(中央区西町33)1階・2階に移転し「ファミリア神戸本店」として開店します。
同本店では、旧店舗の売り場面積が約800平方メートルでしたが、新店舗は約2000平方メートルと2.5倍になっています。
新店舗では、教育・食・医療の多角的プロデュースを目指し、カフェやレストラン、アトリエ、クリニック(小児科・皮膚科)を併設します。
兵庫県尼崎市は兵庫県の南東部に位置し、大阪市に隣接する、人口約45万人の都市です。ここに建築中の「尼崎城」が、姿を現してきています。
阪神尼崎駅のプラットホームから望める南側に、4層の天守が姿を現し、屋根の上には瓦はもちろん、シャチホコも取り付けられています。
尼崎城は1617(元和3)年、<戸田氏鉄>(うじかね)により築城されました。<戸田>氏の後は、<青山>氏、<桜井松平>家と続き、幕末を迎えます。1873年(明治6年)の廃城令により、建物は取り壊されました。
この尼崎城が、145年ぶりに鉄筋コンクリート造りで再建されています。竣工予定は築城400年の2018年秋、内部の一般公開が始まるのは2019年3月29日の予定です。
< JR大畑駅 >
古民家再生を行う「NOTE」(兵庫県篠山市)などは、改修中のJR肥薩線大畑駅(熊本県人吉市)の旧・木造保線詰所にレストラン「囲炉裏キュイジーヌLOOP」を9月8日(土)に開業します。
今回改修されるのはJR大畑駅にある、旧保線詰所に使われていた木造の建物。保線詰所は1909年築だが永年使用されていなかった。隣接してSLの給水塔があります。
大畑駅はスイッチバックの駅として知られ、周辺人口は非常に少ないながら観光列車も停車します。
再生を手掛けたのは「NOTE」社の子会社「NOTE人吉球磨」が設立した「CLASSIC RAILWAY HOTEL」で、店内では人吉・球磨の食材を用いたフレンチが提供されます。
メニューはランチプレート1,800円、ディナーコース4,800円/7,800円など。水曜日は定休日で、大畑駅の木造駅舎は現在と変わらぬまま使用される予定です。
東急電鉄と竹中工務店、東邦レオの3社が、歴史的建築物「旧山口萬吉邸」(東京都千代田区)を改修。2018年9月から東邦レオのグループ会社、NI-WAが会員制オフィス「kudan house」として運営を開始します。
この事業は、所有者の「先代の山口萬吉が築いた邸宅を次世代に遺したい」という想いを受けて2017年1月に開始。設計は竹中工務店、施工は東京理建が担当しています。
「旧山口萬吉邸」は、1927(昭和2)年に竣工した地下1階、地上3階の洋館です。延床面積は約850平方メートル。関東大震災後に設計され、耐震鉄筋コンクリート構造を採用し、建物内は当時流行したスパニッシュ風のデザインでまとめられています。2018年5月には国の登録有形文化財に認定。場所は東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線の九段下駅から徒歩約5分のところです。
<山口萬吉>さんは、1897(明治30)年生まれで新潟県長岡出身の財界人。中国をはじめ海外からガラスなどの輸入品を仕入れ、東京や長岡などで販売して財を築いたそうです。
改修にあたって、間取りは変えていませんが、地下1階の物置やボイラー室はギャラリースペースやイベントスペースに。1階の洋室はライブラリースペース、3階の物置はオフィスや会議室、スタジオとなっています。また、2階には和室もあります。床のフローリングや壁などは当時のものを使用していますが、空調装置や水回りは現代のものに変えています。
< 「兵庫県林業会館」の完成予定図(画像:竹中工務店) >
兵庫県産の木材を用いた5階建てビルが来年1月、神戸・元町のオフィス街に竣工します。建物を支える主要構造部に鉄骨と、「CLT(直交集成板)」と呼ばれる耐震性に優れた木製パネルを使用。建物の密集地域で求められる耐火基準も満たす構造です。都心部の木造ビルは珍しいといい、関係者は木材利用の拡大につながると期待が寄せられています。
ビルの延べ床面積は約1500平方メートル。1階は鉄筋コンクリート造りで2~5階にCLTを使う。老朽化した「兵庫県林業会館」を建て替えるため、県森林組合連合会などの県内4団体が約8億円を投じて今年3月に着工しています。
CLTは、複数の板を木の繊維方向が直交するように積み重ねて接着した建築材料。新ビルは重力を柱と梁の鉄骨で、横揺れは床と外壁のCLTでそれぞれ支えます。受注した共同企業体の竹中工務店(大阪市)が鉄骨とCLTをつなぐ技術を確立し実現しています。木造ビルの課題だった1室の広さも最大約200平方メートルを確保しています。理論上、15階以上のビルへの応用も可能という。
新ビルのCLTは縦3~6メートル、横2・2メートル、厚さ15~21センチで、計187枚を使用します。出荷期を迎えた県産のスギ、ヒノキの計4千本をCLTに加工しました。一般的な木造住宅の10戸分に相当する。節目が多い低質の木材も利用でき、担い手不足で管理が不十分な山林の木の有効活用が期待できます。
来年1月に完成する予定。建築現場では、鉄骨とCLTの組み立てが始まっています。
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