30日18:01、観客数4万2622人の阪神甲子園球場にて「阪神ー広島」15回戦が行われ、阪神が「4-2」で勝ち、阪神が広島との首位攻防戦を制して首位を死守し、このカードを2勝1分けと勝ち越し、2位広島とのゲーム差「1」として23戦の長期ロードに出向きます。
阪神は三回1死二、三塁の好機をつくり、<中野拓夢>の二ゴロの間に1点を先取しました。六回2死二塁から、<菊池>に中前へ同点タイムリーを許し同点に追いつかれた直後の六回1死一塁、3番<森下翔太>が先発<大瀬良>の直球を仕留め、今季3号勝ち越し2ランを左翼席に運んでいます。
続く2死からは<佐藤輝明>が左翼フェンス直撃の三塁打で好機を作り、<ノイジー>の投手適時内野安打で生還し「4-1」、再び試合の主導権を引き寄せました。
先発の<伊藤将司>は7回1/3を106球7安打8奪三振2失点(1自責)で5勝目(4敗)を挙げています。終盤の8回。<伊藤将司>が先頭から3連打で1点を失い、さらに送りバントで1死二、三塁とされたところで降板でした。
2点差に迫られた八回1死二、三塁のピンチは<加治屋蓮>が<菊池>を二飛に仕留め、2死二、三塁では<島本浩也>が<秋山>を遊飛に打ち取りました。九回は<岩崎優>が、4番<上本>を三振、5番<坂倉>を左飛、6番<堂林>を三振と3人で締めて17セーブ目を挙げています。
29日18:01、観客数4万2632人の阪神甲子園球場にて「阪神ー広島」14回戦が行われ、延長12回「2-2」の引き分けでした。29日は「国際トラの日」でしたが、白星を挙げることはできませんでした。この引き分けで7月の勝ち越しが確定しています。
阪神は初回に<大山悠輔>の犠飛で先制すると、広島も三回に<小園>の適時打で同点とされてしまいました。
六回には、先発<森下>から5番<佐藤輝明>が12号ソロ本塁打を右翼席に運び「2-1」となりました。
阪神先発の<青柳晃洋>は7回106球4安打7奪三振1四球1失点(自責点1)と好投で、勝利投手の権利をもって2番手<加治屋蓮>に引き継ぎましたが、広島は八回に再び<小園>が<岩貞>から同点適時二塁打を打たれ、<青柳晃洋>の四勝目(四敗)は消えてしまいました。
<岩崎優>が九回を3者連続三振で切り抜けると、延長突入後は救援陣が踏ん張りました。十回<浜地真澄>→十一回<桐敷拓馬>→十二回<島本浩也>が無失点でしのぎ、「2-2」のまま終了でした。試合終了は午後10時57分、4時間56分の熱戦でした。
28日18:00、観客数4万2637人の阪神甲子園球場にて「阪神ー広島」13回戦が行われ、阪神が「7-2」の快勝で、首位攻防初戦を制し、一夜で首位に返り咲いています。広島の連勝は10でストップしました。
初回、先頭の<近本光司>が右前打で出塁。<近本光司>は1死から<森下翔太>への初球に二盗を成功させ、<森下翔太>は2球で追い込まれましたが、3球目のスライダーを中前にはじき返して、<近本光司>が先制のホームを踏んでいます。<森下翔太>は7試合連続安打と2試合連続打点。今季3試合に登板し、防御率0・00だった広島<野村>から幸先よく得点を奪いました。
先発の<村上頌樹>は三回に2死二塁から1番<小園>に適時三塁打を浴び、続く2番<野間>にも左前に運ばれて「1-2」と逆転を許してしまいました。
直後の三回には、<近本光司>の遊ゴロがイレギュラーバウンドによる失策を誘い、<中野拓夢>の四球で1死一、二塁となり、<森下翔太>の右前打を右翼<野間>が後逸すると、2者が生還。<森下翔太>には安打のみで打点は付きませんでしたが、貴重な一打で「3-2」の逆転としています。
六回には<佐藤輝明>と<木浪聖也>が四球を選ぶと、<村上頌樹>が左前打でつなぎ、2死満塁の場面で<近本光司>が押し出し四球で1点を追加し「4-2」、続く<中野拓夢>が左前適時打で1点を加え「5-2」とし、2死満塁の絶好機が続き、打席にはプロ初の3安打の猛打賞を記録した背番号「1」の<森下翔太>でした。カウント「3-2」からの7球目、3番手<戸根>のカーブを捉えると、強烈な当たりが一塁手<松山>のグラブをはじき、右前へ抜ける2点適時打となりました。阪神新人の1試合4安打は2019年の<近本光司>以来の記録となっています。
14試合目の先発登板の<村上頌樹>は7回103球5安打5奪三振1死球で2失点(自責点2)の好投で、打席でも2安打と活躍し、6月29日・中日戦以来の7勝目(5敗)を挙げています。
27日18:01.観客数4万2631人の阪神甲子園球場にて「阪神ー巨人」14回戦が行われ、阪神は巨人に「6-9」で敗れ、連勝は3でストップ。ゲーム差なしでした2位・広島がこの日ヤクルトに「4-1」で10連勝したため順位が入れ替わり、6月26日以来、31日ぶりの2位転落となっています。
<大山悠輔>の12号同点ソロで同点に追いついた直後の五回、先発の<才木浩人>が一死から、梶谷>に右翼ポール際へのソロアーチを献上。さらに二死走者なしから<岡本和>の飛球を遊撃<木浪聖也>が落球、そこからピンチを広げられて<中田翔>、<長野>にいずれも適時打を浴び、<才木>は、105球7安打5奪三振4四球失点7(自責点3)で五回途中での降板となりました。二番手<馬場皐輔>も相手打線の勢いを止められず、この回は打者11人攻撃で一挙6点を失い「2―8」と突き放されてしまいました。
先発<才木浩人>は6月11日の日本ハム戦(エスコン)を最後に白星から遠ざかっており、これで登板5試合で勝ちなしとなり、黒星が付き5勝5敗です。
打線は<中野拓夢>と<森下翔太>の適時打で3点を返すなど、7回まで9安打5得点と相手先発<戸郷>を責めましたが、8回に5番手の<K・ケラー>が<岡本和>に左翼への適時二塁を浴びて再び突き放され、8回<佐藤輝明>が<ビーディ>から11号ソロをバックスクリーン左に打ち込みましたが、反撃には及びませんでした。
26日18:01、閑寂数4万2630人の阪神甲子園球場にて「阪神ー巨人」13回戦が行われ、阪神が「8-5」で勝利しています。これで阪神は甲子園球場の巨人戦で29年ぶりの6連勝を記録しています。2位広島が「5-3」でヤクルトを下し9連勝としていますので、ゲーム差「0」は変わりません。
2回に阪神打線は、巨人先発<グリフィン>をつかまえました。先頭の4番<大山悠輔>が四球、続く<佐藤輝明>が右前打、<ノイジー>は右中間を破り三走<大山悠輔>に続き一走<佐藤輝明>も一気に生還。その後、<坂本誠志郎>の犠打で<ノイジー>が三塁に進塁。<木浪聖也>を申告敬遠後、投手<大竹耕太郎>の二ゴロを<吉川>がファンブルの失策。その間に3点目を挙げています。
しかし<大竹耕太郎>は、巨人打線に六回つかまりました。この回5失点(自責点5)で、一気に2点を勝ち越されてしまいました。<大竹耕太郎>は六回途中93球7安打4奪三振1死球で2番手<島本>に引き継いでいます。
阪神打線は、六回に2番手<船迫>から1点を奪い「4-5」の1点差に追い上げますと、七回には4番手<菊地>に対して七回1死一、二塁の好機を作ります。巨人5番手に<高梨>がマウンド登場、今月2日に<近本光司>に死球をぶつけてしまい骨折で離脱したこともあり。甲子園を埋め尽くした虎党から耳をつんざくほどの怒号、大ブーイングが沸き起こりました。
異様な雰囲気の中、<高梨>は<佐藤輝明>に同点打を許し、さらに<ノイジー>に四球を与えて満塁のピンチを迎えると、続く<坂本誠志郎>が犠牲フライを打ち勝ち越します。そして途中出場の<小幡竜平>が適時三塁打を放ちます。
七回に4得点を挙げ、そのまま「8-5」で3時間32分の試合終了となりました。勝利投手は3番手<桐敷拓馬>(背番号47)が2勝目とし、<岩崎優>に16個目のセーブが付いています。
25日18:01、観客数4万2633人の阪神甲子園球場にて「阪神―巨人」12回戦が行われ、阪神が「4-2」で勝ち、28歳で急逝した<横田慎太郎>さんの追悼試合に勝利をささげています。
1点を追う六回、4番<大山悠輔>が巨人先発<菅野>に追い込まれながらも低めのフォークをすくい上げ、左翼ポール際に逆転の11号2ランをたたき込みました。1点リードの七回は左前にダメ押し適時打を放ち、この日は3打数2安打3打点1四球の<大山悠輔>でした。
ヒーローインタビューでは、「ありがとうという気持ちを持ってそういう行動を。寮で一緒に生活したり、『大山さん、大山さん』と呼んできてくれた。野球ができるのは当たり前じゃないんだなと。そういう意味ではしっかり頑張らないといけない」と力を込めていました。
さらに七回を無失点に抑えた同期入団の<岩貞祐太>は「もっと一緒に野球がしたかった」と声を詰まらせていました。
阪神先発の<西純矢>は、5回83球7安打3奪三振3四球の2失点(自責点2)で、六回からは<島本浩也>→<岩貞祐太>→<加治屋蓮>→<岩崎優>が無失点リレーでつなぎ、2番手として六回を引き継いだ<島本>が3勝目(2敗)を挙げています。
23日18:00、観客数2万9619人の神宮球場にて「ヤクルトー阪神」16回戦が行われ、阪神が「4-2」で競り勝ち、後半戦の初勝利を挙げています。午後5時開始のゲームで広島が「3-1」で中日に勝っていたため、敗れれば首位陥落という状況でしたが、逆転で踏ん張りました。
初回、先発<伊藤将司>が、1番<並木>、2番<武岡>に連続安打を打たれ、3番<サンタナ>の二併殺で先制点を許すも、三回に<梅野隆太郎>と<木浪聖也>の連続二塁打で同点に追いつきます。七回一死二、三塁の勝ち越し機では代打<渡辺諒>の一ゴロで三走<森下翔太>が2点目の生還。八回には、<中野拓夢>の右安を足掛かりに<ノイジー>が四球、<佐藤輝明>の適時打と<森下翔太>の中犠飛で2点を追加しています。
<伊藤将司>は、6回94球3安打1奪三振3四球で1失点(自責点1)の好投で、4勝目(4敗)としています。
2番手<岩貞祐太>に続き、八回3番手<浜地真澄>が、3番<サンタナ>に10号ソロ本塁打を打たれていますが、4番<村上>を三振に打ち取り、9回を4番手<岩崎優>が抑え14セーブ目を挙げています。
22日18:00、観客数2万9698人の神宮球場にて「ヤクルトー阪神」15回戦が行われ、阪神は「3-6」で負け(勝率・561)、2位広島が中日に「5-3」で勝ち(勝率・558)となり、広島とのゲーム差がなくなりました。
先発の<青柳晃洋>が5回96球7安打1奪三振2四球1死球の5失点で4敗目(3勝)を喫しています。初回に自身のけん制悪送球もあってピンチを招き、2点を失いました。3回に追加点を許すと、五回には<村上>に右越え17号2ラン本塁打を浴びています。毎回走者を背負い、4度も先頭打者の出塁を許す苦しい投球でした。不振による2軍調整から前半戦の最後に1軍に復帰でしたが、残念な結果に終わっています。
打線はヤクルト先発の<小川>に苦戦。六回まで1安打で、二塁すら踏めませんでた。七回2死一、二塁で<森下翔太>が左中間へ、プロ初の三塁打となる2点適時打。<梅野隆太郎>も中前適時打で続いて3点を返しましたが、直後にリリーフ陣が点差を広げられました。右ろっ骨骨折から復帰戦となった<近本光司>は4打数無安打。離脱前から18打席連続で安打がありません。
中盤までの大量失点が響き、3点を追う最終回は、4番手<田口>から<大山悠輔>、<佐藤輝明>、<梅野隆太郎>の安打で1死満塁から、<原口文仁>、<渡辺諒>と代打攻勢を仕かけましたが無得点で3時間25分の試合終了でした。
元<阪神タイガース>ドラフト2位で入団した<横田慎太郎>さんが、脳腫瘍のため28歳の若さで18日午前5時42分亡くなられています。<横田慎太郎>さんが引退試合で見せた見る者の心を震わせた〈奇跡のバックホーム〉はドラマ『奇跡のバックホーム』にもなりました。駆けつけていた当時の阪神<矢野燿大>監督や阪神1軍選手は思いを強くして、その後の大逆転でのCS進出につなげました。
<横田慎太郎>さんの引退試合が鳴尾浜球場で行われたのは2019年9月26日。甲子園での全体練習後、1軍からもほぼ全選手が鳴尾浜に駆け付けました。
奇跡が起こったのは八回でした。1点リードの2死二塁の場面から中堅で出場。2016年9月25日の同戦(筑後)以来、1096日ぶりの公式戦出場でした。同点となり、なおも2死二塁。ここで打球が<横田慎太郎>さんの守る中堅前へ飛びます。
<横田慎太郎>さんが猛チャージをかけ、渾身のバックホーム。二走をノーバウンド返球で刺し、ガッツポーズをみせました。その後にチームは勝ち越して勝利しています。
また、<金本知憲>が阪神監督として迎えた1年目、2016年3月25日の中日との開幕戦(京セラ)。高卒3年目の<横田慎太郎>を「2番・中堅」に抜てきしています。プロ初出場の緊張の中、初回に二盗を決め、<マット・ヘイグ>の適時打で先制のホームを踏んでいます。<金本知憲>阪神の初得点が<横田慎太郎>でした。
17日18:01.観客数4万2619人の阪神甲子園球場にて「阪神ー中日」15回戦が行われ、前半戦最終戦となった一戦。阪神が「4-1」で勝利し、3連敗でストップしています。「11」の2桁貯金で首位折り返しとなりました。
打線では5番<佐藤輝明>に久々の一発が飛び出しました。「0-0」の初回、1番<森下翔太>の左安。3番<ノイジー>の死球で2死一、二塁の場面で、<涌井>の3球目の直球を右中間席まで運び、決勝の10号3ランとなりました。6月16日・ソフトバンク戦以来、自身47打席ぶりの一発で、球団新人の3年連続2桁本塁打は1980年<岡田彰布>に並ぶ快記録となっています。
今季、中日戦初先発となった<西純矢>は、三回は<宇佐見>の左翼線適時打で1点を奪われましたが、序盤から安打を打たれながらも、最少失点にまとめ、7回94球9安打5奪三振1四球の1失点(自責点1)で、5月14日・DeNA8回戦以来の3勝目(2敗)を挙げています。
その<西純矢>は、打撃でも活躍でした。「3ー0」の二回、先頭<坂本誠志郎>が左前打。続く<木浪聖也>がセーフティバントし、1死二塁から打席に立った<西純矢>が中前へはじき返し「4-0」としています。
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