「1ドル=149円46銭~149円47銭」(2月25日)
2月
25日
連休明け25日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反発でした。17時時点では前週末21日の同時点に比べ1円29銭の円高・ドル安の「1ドル=149円27〜28銭」で推移しています。
このところ市場予想を下回る米経済指標が増えており、米景気の減速懸念が強まりました。米長期金利が低下の勢いを強め、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが活発でした。
24日には米長期金利が約2カ月ぶりの水準に低下する場面がありました。米ダラス連銀が24日公表しました2月の製造業景況感指数が前月から大きく下がり、S&P具ローバルが21日発表しました2月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値では総合が1年5カ月ぶりの低さとなっています。企業の景況感悪化が景気不安を高め、米長期金利は日本時間25日の取引でも一段と水準を切り下げて円買い・ドル売りにつながっています。
連休明けの東京株式市場では、<トランプ米政権>による対中半導体規制の強化を巡る報道などが嫌気され、日経平均株価は600円超下落する場面がありました。前日には米ハイテク株も下落しており、投資家心理が悪化したのも「低リスク通貨」とされる円の買いを誘っています。
午前に円相場は「1ドル=150円30銭」近辺までさふぇています。25日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日」にあたり、連休明けで国内輸入企業などの円売り・ドル買いが膨らみ、前週まで続いた日本の長期金利の上昇が一服したのも円相場の上値を抑えました。