ダウ平均株価（８月２７日）終値４万５５６５ドル１１セント

２７日の米株式市場でダウ工業株３０種平均株価は安く始まった後に上昇しています。通常取引終了後の米半導体大手エヌビディアの決算発表を前に内容を見極めたい雰囲気があり、持ち高を一方向に傾ける動きは限られています。

ダウ平均の構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループやマクドナルド、ホーム・デポが上昇している。ビザやシャーウィン・ウィリアムズなどにも買いが入り、指数を押し上げています。ディフェンシブ株や消費関連株の一角を中心に買いがはいりました。

エヌビディアは下落しています。２７日夕に発表する２０２５年５〜７月期決算では、人工知能（ＡＩ）半導体の底堅い需要を背景に大幅な増収増益が見込まれています。半面、中国事業を巡る不透明感は根強くあり、決算発表後のエヌビディア株の動きが相場全体に影響する可能性があり、ハイテク株を中心に持ち高調整の売りが出ています。

＜トランプ米大統領＞が解任を表明した米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の＜クック理事＞は法的措置で対抗する姿勢を示しています。法廷闘争が決着するには時間がかかる見込みですが、実際に解任されれば、（ＦＲＢ）の独立性に対する懸念が一段と高まり、「トリプル安」になる先行きが心配な投資家が多いようです。

ダウ平均株価は、前日比１４７ドル０４セント（０．３２％）高４万５５６５ドル１１セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比４５．８７ポイント（０．２１％）高の２万１５９０．１４で終えています。
Ｓ＆Ｐ５００種株価指数は、前日比１５．４６ポイント（０．２４％）高の６４８１．４０で終えています。