ファルコン昆虫記(1179)仲良きことは(31)カメムシの幼虫
8月
25日
昨日(1178)アップの「マエキヒメシャク」も紙切れの端みたいな小さい〈ガ〉でしたが、今回も2メートルほど離れた位置から体長1センチほどのカメムシの幼虫が、目に留まりました。仲良く2匹での移動のようでした。
体形と色合いから、 カメムシ目(半翅目)クヌギカメムシ科クヌギカメムシ亜科の〈クヌギカメムシ〉の幼虫のようです。クヌギカメムシの仲間は、他のカメムシよりも平べったい面白い姿をしています。
本州には、「クヌギカメムシ」・「ヘラクヌギカメムシ」・「サジクヌギカメムシ」が分布していますが、種までの同定は不完全変態の幼虫の段階では難しそうです。
雑木林のクヌギ、ナラ、カシワなどの樹上で観察できます。晩秋頃まで見られるカメムシで、遅い季節まで観察を楽しませてくれます。メスは、秋の終わり頃に、木の幹にひも状の卵塊を産みつけます。