「1ドル=148円55銭~148円56銭」(8月22日)
8月
22日
22日の東京外国為替市場で、円相場は3日ぶりに反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円2銭の円安・ドル高の「1ドル=148円60〜62銭」で推移しています。
21日に発表されました8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合が8カ月ぶりの高水準でした。米景気は底堅いとして前日の米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出て、円相場は一時「1ドル=148円77銭」近辺と3週ぶりの安値をつけています。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は、日本時間22日夜、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演に臨みます。米景気の減速懸念が和らぐなか、<パウエル議長>が講演で(金融緩和に前向きな)ハト派的な発言をしない可能性が意識されており、持ち高調整の円売り・ドル買いが円相場の重荷となりました。
円の下値は堅く、総務省が22日発表しました7月の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合で前年同月比(3.1%上昇)でした。伸び率が市場予想を上回り、国内のインフレ圧力の根強さが意識されたのは円の支えとなりました。