『白の花実』@<坂本悠花里>監督
7月
31日
映画『「21世紀の女の子』の一編『reborn』の<坂本悠花里>が監督・脚本・編集も担った初長編作品『白の花実』が、2025年12月26日に公開されますが、<美絽>、<池端杏慈>、<蒼戸虹子>、<河井青葉>、<岩瀬亮>、<山村崇子>、<伊藤歩>、<吉原光夫>、<門脇麦>が出演しています。
本作は周囲になじめず転校を繰り返してきた「杏菜」が主人公です。静かな森の奥にある全寮制の女子校に転校した「杏菜」は、その寄宿舎でルームメイトの「莉花」と出会います。美しく、完璧で、誰からも好かれる「莉花」ですが、間もなく、屋上から身を投げ、自ら命を絶ってしまいます。
残されたのは、「莉花」の笑顔の裏に潜んでいた苦悩、怒り、痛み、そして、幼なじみである「栞」との記憶や、言葉にできない〈ある思い〉をつづった日記。それを読み進めていくと、青白く揺れる鬼火のような「莉花」の〈魂〉が現れ、「杏菜」は静かに侵食されていきます。
一方、「栞」は「杏菜」を〈変わった子〉だと遠ざけていましたが、「莉花」の魂に導かれるように、次第に歩み寄ります。そして「完璧な少女は、なぜ飛び降りたのか?」という問いが、生き残った少女たちの心に深く染みわたり、それぞれの〈わたし〉が、揺らぎ始めます。
主人公「杏菜」を演じたのはモデルとしても活動する<美絽>です。「栞」に雑誌「ゼクシィ」の15代目CMガールを務める<池端杏慈>、カリスマ的存在の「莉花」にドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』の<蒼戸虹子>が扮しています。また少女たちを取り巻く大人役で<門脇麦>、<河井青葉>、<伊藤歩>、<吉原光夫>が出演しています。