30日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅ながら上昇しています。8時30分時点は「1ドル=144円45〜47銭」と前週末17時時点と比べて2銭の円高・ドル安でした。
米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が円高・ドル安圧力となっています。一方、世界的な株高で投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、「低リスク通貨」とされる円には売りも出ています。
前週までに複数の(FRB)高官から年内利下げを示唆する発言が相次ぎ、早期の利下げ観測が再燃しています。今後の日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入りました。週内は3日に米雇用統計の発表を控えています。市場では米労働市場の軟化を示す結果になると予想されており、(FRB)による利下げ観測がさらに高まる可能性が意識されています。