「1ドル=144円04銭~144円06銭」
6月
14日
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比60銭円安・ドル高の「1ドル=144円05〜15銭」で取引を終えています。この日の円の高値は「1ドル=143円86銭」でした。
中東情勢の緊迫化が「低リスク通貨」とされる円を支えました。半面、地政学リスクの高まりから流動性の高いドルを買う動きや、ドルの売り持ち解消で円は対ドルで下げて終えています。
円は東京市場で「1ドル=142円台」に上昇した後、ニューヨーク市場で「1ドル=144円48銭」まで下げる場面がありました。イスラエル軍が13日にイラン各地の核関連施設や軍事施設を攻撃しました。イランはミサイル攻撃などで報復攻撃し、全面的な軍事衝突への警戒が広がりました。
イスラエルとイランの軍事対立がホルムズ海峡の原油輸送に影響するとの警戒から、米原油先物の指標であるニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物は(7%)あまり上昇でした。
投資家のリスク回避姿勢が強まり、主要国の株式相場は、米国〈ダウ〉(1・79&安)、上海〈上海総合指数〉(0.75%安)、香港〈ハンセン指数〉(0.59%安)、シンガポール〈ST〉(0.27%安)、ドイツ〈DAX〉(1.07%安)、ロンドン〈FTSE100〉(0.38%安)と下落しています。