『娼生』@<ブルース・チウ>監督
5月
20日
台湾で児童売春や人身売買が横行していた時代を背景に、娼館で働く人々の現実を描いた『娼生』が、2025年5月23日より公開されます。
夢を捨て娼婦として生きる覚悟を決めた姉と、そんな姉がどこかで夢をかなえていると信じて探していた弟の再会と、彼らに待ち受ける運命を描いています。
歌手になる夢をかなえるため、祖母の反対を無視して台北へ出た「フォン」でしたが、騙されて娼婦として日本に売り飛ばされてしまいます。数年後、台湾に戻った彼女は、年老いた祖母が認知症を患っていることを知ります。罪悪感に苛まれた「フォン」は、家に戻らず娼婦の仕事を続け、ひそかに仕送りをして贖罪に励みます。
一方、「フォン」の弟「ユーミン」は警察官となり、台北で「フォン」を探していました。いつか売れっ子歌手になった姉と会えると思っていた「ユーミン」は、娼婦になった姉と再会します。
映画『呪葬』(2022年)などに出演した<ジーン・カオ>が「フォン」役を体当たりで演じ、製作総指揮や主題歌も担当。監督は、これが初長編作品となる<ブルース・チウ>が務めています。