現実と虚構の狭間で連続殺人事件に巻き込まれていく女性の旅路を描き、物語における主人公の本質に迫った空想連続活劇『フィクティシャス・ポイント』が、2025年5月16日より公開されます。
「久坂部碧」は幻影に囚われていました。それは光あふれる教室の窓辺で本を読む青年と「漣聖司」と書かれた檸檬色の栞で、いずれも「碧」には見覚えがありません。しかし「碧」は突如として、「漣聖司」と架空犯罪調査局をめぐる連続殺人事件に巻き込まれてしまいます。現実と虚構の狭間で事件は次第にエスカレートし、やがてひとつの真実にたどり着きます。
オーディションで300人以上の中から選ばれた<両羽ももか>が主演を務め、物語の鍵を握る作家「漣聖司」役で『明ける夜に』の<五十嵐諒>が共演しています。
大学の卒業制作「FRONTIER」で京都国際映画祭の実行委員賞を受賞した<服部正和>監督が構想に5年をかけ、現実と空想の往来を独自の解釈と世界観で描きだしています。大須インディペンデント・フィルム・フェスティバル2024にて観客賞とGACHINKO Film賞を受賞。映画配給レーベルのCinemagoとミニシアターの下北沢トリウッドがタッグを組み、3人の新鋭監督の劇場デビュー作〈
『女』(監督:北川陽太)・
『Sappy』(監督:上田修生)・『フィクティシャス・ポイント』(監督:服部正和)〉を連続公開する特集企画「終点なき映画たち Route:1」の1作です。