25日、<トランプ次期大統領>は中国からの輸入品に(10%)の追加関税をかけ、メキシコとカナダに対しても(25%)の関税を課すと表明しています。対象地域から部品を調達したり、製品を輸入したりしている製造業にとってはコストの増加につながります。対外関係の悪化に加え、米国内のインフレ圧力が強まるとの見方もあり、投資家心理を冷やしています。ダウ平均株価は前日までの4営業日で1500ドル近く上昇し、短期的な過熱感も意識されています。
ダウ平均株価30種の構成銘柄では、アムジェンが急落して始まりました。開発中の肥満治療薬候補が(約20%)の減量効果を示したと26日朝に発表しましたが、市場では(20%)を上回る効果を見込む声がありました。収益貢献への高い期待がはずれ、売りが先行。一時(10%)安とダウ平均株価を下押ししています。
ダウ平均株価は、前日比123ドル74セント(0.28%)高の4万4860ドル31セントで終え、(11月25日)に付けています最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比119.46ポイント(0.63%)高の1万9174.30で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比34.26ポイント (0.57%)高の6021.63で終え、
(11月11日)に付けています最高値「6001.35」を更新しています。