24日、大相撲九州場所(千秋楽・15日目)が。福岡国際センターにて行われました。
1敗の首位で並び21年ぶりとなった大関同士の千秋楽決戦は、<琴桜>(27・佐渡ケ嶽)が<豊昇龍>(25・立浪)に勝ち、初優勝を飾っています。
<琴桜>は、激しい突き合いから、<豊昇龍>が右上手投げにくるところを、はたき込んでいます。<琴桜>は(3日目)の東前頭筆頭<王鵬>に不覚をとったものの、(4日目)から12連勝とし、2003年名古屋場所の<魁皇―千代大海>以来の大関同士の千秋楽相星決戦を制しました。
(14日目)に確定した自身初の年間最多勝利数を「66」に伸ばして今年最後の場所を終えています。
<琴桜>の祖父元横綱<琴桜>は、1973年(昭和48年)名古屋場所で優勝決定戦の末、横綱<北の富士>を破り、賜杯を抱いており、51年ぶりに「琴桜優勝」となりました。
<琴桜>は2015年九州場所で初土俵。2020年春場所、新入幕。今年の初場所後、大関に昇進しています。父から受け継いだしこ名の<琴ノ若>のまま1場所を過ごし、夏場所から<琴桜>を襲名しています。大関5場所目での優勝で、来年初場所は2場所連続優勝で綱取りを目指すことになります。