9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。その後、下げ幅は一時200ドルを超え「3万9230ドル43セント」の安値を付けています。
前日に683ドル高と大幅に反発した後で、主力株の一部に戻り待ちの売りが先行しています。このところ株式相場の値動きが荒く、週末を前に持ち高を減らす動きも出やすくなっています。
前週後半以降、株式相場の荒い値動きが続いています。変動率の高さを嫌気し、持ち高調整や利益確定の売りが出ているようです。「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は今週前半と比べて低下しているものの、依然として不安心理が高まった状態とされる20を上回っています。米国の景気や金融政策の先行きに対する警戒感も見られます。
半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が、9日に発表しました7月の売上高は、人工知能(AI)向けなどが好調で前年同月に比べ(44.7%)増えています。ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、(TSMC)の主要顧客であるエヌビディアは買いが優勢になる場面が出ています。半導体銘柄の業績期待は投資家心理の支えとなっているようです。
来週には7月の米消費者物価指数(CPI)や7月の米小売売上高の発表が控えています。内容を見極めたいとの雰囲気も強く、積極的に持ち高を傾ける動きは限られました。
ダウ平均株価は、前日比51ドル05セント(0.13%)高の3万9497ドル54セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比85.28ポイント(0.51%)高の1万6745.30でした。
S&P500種株価指数は、前週末比24.85ポイント (0.47%)高の5344.16でした。
投稿日 2024-08-10 06:02
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2024-08-10 06:23
ワオ!と言っているユーザー